ひとり呑みのススメ。
好きなモノに囲まれてくつろぐ自分ひとりの時間。今日一日を振り返り、ボーッとするのも家呑みのいいところだ。
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茨城県 taro邸趣味のギターをつま弾きながら高めのテーブルでひとり家呑み
笑顔で「どんな場所よりここでグラスを傾けるのが最高にハッピー」と語るのはtaroさん。そこは自宅の寝室裏に設えたひとり家呑み空間で、わずか2畳の空間にはギブソンやマーチン、フェンダーなど8本のギターと、長年集めてきたフィギアなどが格好良くディスプレイされている。
この部屋のテーブルは高めで、椅子もバーチェアにしている。まるでバーカウンターで呑んでいるかのような演出にtaroさんのこだわりとセンスが光る。 このスペースを造った理由は、これらの趣味のものを自宅の内観を損ねることなく配置したかったこと、そしてゆっくり酒を呑みながら音楽を聴いたりギターを弾きたかったからだと話す。
ギターをつま弾きながら、ウイスキーのグラスを揺らすひと時。また、映画やミュージックビデオを観ながらのひとり家呑みも、この場所ならではの愉しみだ。
「お酒はバーボンやスコッチなどが好みです。楽器やオモチャなど、自分の好きなものに囲まれてゆっくりと酒を呑むのは、まさに至福の時間ですね」
仕事の疲れも完全リセット。ちなみに床を上げて2段のステップ(階段)を付けて境界にし、屋根裏部屋のような雰囲気にしている造りは、家族の話し声や生活音を遮断したくなかったため。あえて扉は設置しなかったが、ステップのおかげでほどよい距離感と共に籠もり感も実現できたという。
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東京都 小川邸
無駄なくシンプルに嗜むひとり暮らしの家呑み時間
まさに男のひとり暮らしを格好よく演出する都会の一室。そして落ち着くひとり家呑みの空間。アイアンとステンレスの硬質な意匠に木の温もり融合させ、居住空間としての心地の良さも漂う。
「会社で仕事を終えたらジムで体を動かし、シャワーを浴びて帰宅した後にゆっくりと家呑みを愉しむのが日課ですね」と爽やかな笑顔で話す小川さん。
2019年1月にリノベーションした38㎡のマンションは、その狭さを感じさせない開放的な造りで、キッチンに設置したオールドボードのカウンターでグラスを傾ける時間が何より癒されるのだという。
酒はジャンルを問わず色々と嗜むが、赤ワインが多く、フランスのガメイなど少し軽めのテイストを家で呑むために常備。今日は行きつけのビストロのおつまみセットが、ひとり酒席に色を添えた。
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埼玉県 小林邸
開放感のある畳のスペースで ルアーを眺めながら酒を愉しむ
吹き抜けの天井、杉の無垢材の床、ホワイトアッシュのカウンターなど、大工を生業とする小林さんが自ら手がけた家は、まさに木の香あふれる明るく開放感のある造り。その20畳のリビングダイニングの一角に、畳の小上がりのひとり家呑み空間がある。
「段差をつけて琉球畳を敷いた和室感覚の空間は、足を投げ出しリラックスするのに最適。酔ってもそのままごろりと横になれるので、最高の場所です」と笑う小林さん。
造り付けのローカウンターにビールとつまみを置き、趣味である釣りのルアーや本を眺めながら過ごすのが愉しいという。「リラックスしたいのでビールか酎ハイを飲むことが多いですね」
時には奥さまと酒を呑む時は、キッチンカウンターも定位置になることがある。仕事の後に乾杯するのも愉しみなのだそうだ。
※こちらは男の隠れ家2020年9月号より一部抜粋しております
※記事コンテンツ以外は2023年2月27日プレオープン予定となります
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