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男の隠れ家コンテンツ

  • DEEP沖縄。沖縄ノスタルジー 異国文化編

    通りを飾る横文字の看板にコザの歴史が詰まっているかつて沖縄本島中部に存在したコザ市。日本で唯一の片仮名表記の市であった。現在は沖縄市となっているが、その地に足を踏み入れてみると、コザという響きの方がピンと来るはずだ。沖縄には「チャンプルー文化」と呼ばれる独特の文化があるが、コザこそがその代表といっても過言ではない。なぜなら、チャンプルーとは“混ぜこぜ”を意味する言葉で、コザの市内には50カ国、1700人余りの外国人が暮らしているからだ。そのコザの街を歩いていると行き交う人の多くは外国人、それも明らかに観光客ではないのがわかる。自分が外国に迷い込んだ錯覚に陥るだろう。メインストリートといえる「コザゲート通り」は、その名の通り嘉手納基地のゲートへと続いている。そして通りの両側を埋め尽くす商店の看板を見ると、ほとんどが横文字である。店を切り盛りする人も、日本人だけでなくアメリカ人、インド人、フィリピン人、タイ人など、様々な国の人たちがまさにチャンプルー状態。そんなコザの魅力を最初に感じたのは、通りを埋め尽くす異国情緒あふれる看板だった。それらを闇雲に眺めるのではなく、街の成り立ちと看板の関係を面白おかしく解説してくれるスペシャリストと回っている。「コザ街あるきガイド」のスマイリー大城さんである。「基地から出てきて羽根を伸ばそうとしている兵士たちを、呼び寄せる役目を果たしているのが看板サァ。ところが沖縄が台風銀座であるという事情もあり、看板は独特なスタイルに進化したのよ」それは英文なのに縦書きに設置されたネオンサイン。横書きにして店から突き出すと、ほぼ間違いなく台風に吹き飛ばされてしまうのだとか。そこで看板は三角錐のスタイルにし、あまり飛び出さないように縦に設置。それに合わせ英文も縦書きになったのだという。そんな話を聞きながら歩いていると「ヤァ、オオシロサン。キョウモオシゴトデスカ?」と、外国人が声をかけてきた。「この社長はインドから来たサァ。もう20年以上沖縄だよね?」「ニジュウロクネン。スッカリニホンジン!」。大城さんは看板だけでなく、コザという土地に住む人の魅力を教えてくれる。また、本業は安室奈美恵の巨大ポスターも製作する看板会社の代表も務める。その他、音楽関連のイベントなども手がけており、看板に対する愛情であふれている。1960年代の空気を運ぶAサインというメモリアルコザを巡る際に、もうひとつ忘れてはならないのが「Aサインだ。AサインのAはApprovedの頭文字で、認可済みという意味。米軍人や軍属が利用してもよいという店に発行する許可証で、1953年から導入された。その規定はかなり厳しく、店はコンクリート造りで、前面道路は舗装されていなければならない。トイレはタイル張りでペーパータオルまたは衛生的なタオルを備え付ける。さらに店全体にわたって清掃が行き届いていて、使用人は週に1回保健所で検査を受けなければならないなどの決まりがある。ベトナム戦争が佳境だった1960年代後半、沖縄は戦地へ向かう将兵であふれていた。彼らが基地から外出し、心置きなく遊んだのがAサインの店。ステーキを食べさせるレストラン、酒と音楽が楽しめるバー、さらには女性と遊べた風俗店まで。そんなAサインは、日本復帰直前の1972年4月15日に廃止された。今でもメモリアルに、当時のままAサインを店内に掲げている店の一軒に入ってみた。Aサイン店の老舗といえる「スナック喫茶プリンス」だ。「壁に貼ってある1ドル札はベトナムに出征する兵士が帰還を願いサインしたもの。彼らの魂サァ」。そんなママさんの言葉は、本州ではけして感じることのないリアルな1960年代の沖縄の空気である。Aサインの店は、それを教えてくれる案内役なのだ。本物のロックが息づく熱いライブに浸ってみるAサインを掲げた店から生まれたのが、沖縄のロックだ。今では「モンゴル800」や「りゆし58」といったバンドを輩出し、全国的に注目されている沖縄のロックシーンだが、そのルーツはコザにあった。1951年に締結されたサンフランシスコ講和条約で、日本は連合国による占領から解放された。しかし沖縄は昭和42年(1972)に本土復帰が叶うまで、アメリカの施政政権下に置かれた。だから沖縄人は米軍基地や米兵、軍属たちから強烈な影響を受けたのである。そんな沖縄の中でも、特に米兵たちとの距離が近かったコザは、ロックがリアルな存在だった。そしてベトナムの戦地へと赴く兵士たちは、より刺激的で大きな音、間違いなく本物といえるロックを聴いて解放感を求めたのである。その中から伝説のバンド、「紫」や「コンディション・グリーン」が生まれた。演奏が不満だと、容赦なくビール瓶が投げつけられるという環境で鍛えられただけあり、彼らが本土デビューを飾った時はその実力の高さに誰もが驚いた。そんな系譜を今も引き継いでいる店が「JET」と「CLUB QUEEN」と、そして、そのステージを飾るバンドだ。ライブハウスの扉を開けると、むせるようなパワーあふれる空気のボディブローを喰らった。次の瞬間、強烈なグルーヴとビートの効いた爆音に、心臓を鷲掴みにされる。今も30軒近いライブハウスが毎夜、こうした熱い演奏を繰り広げている。「体温を感じられるほど、演者との距離が近いのが魅力ね」。東京からコザのライブハウス巡りを目的に、沖縄へやってきたOL2人組の言葉が印象的だった。琉球時代からの伝統も様々な形で継承する沖縄は、パワースポットの宝庫としても知られている。随所でアメリカを感じさせるコザにも、そんな沖縄の伝統を色濃く伝える場所が存在する。それは特に御利益があると沖縄全島で知られている「泡瀬ビジュル」だ。閑静な住宅街にある泡瀬ビジュルの始まりは、1768年頃にこの地に移り住んだ開拓者の高江洲義正翁が、海面に浮かんでいる不思議な霊石を見つけたことであった。翁はこの不思議な石をビジュル神(沖縄の言葉で信仰の対象となる石のこと)として祀った。以来、子安の神様として知られ、沖縄全土から子授けや安産祈願などのために訪れる人が増えたのだという。無人と思われたビジュルは午前10時になると、ご近所のオバァがやってきて社務所を開けた。それから午後6時まで、安産や子宝のお守りの販売などを行うという。「平日もお参りの人がけっこう来るサァ。そう言ってる間に、ほら」。若い男女が愛らしい紅型にくるまれたお守りを買っていった。沖縄の人たちの間には、こうした古くからの伝統や祖先の霊を大切にする文化が息づいている。その一方、新しい文化を積極的に取り入れる動きも活発だ。沖縄市でも、空き店舗になっ商店をリノベーションし、新しいタイプの宿泊施設として活用している「トリップショットホテルズ」などは、観光客はもちろんのこと、県外の業界関係者からも注目されている。もうひとつ忘れてはならないのが、沖縄市は平成19年(2007)に「エイサーのまち」宣言をしていることだ。町ぐるみでエイサー文化の継承、そして発展に努めている。旅行者が気軽にいつでもエイサーを楽しめる施設もある。こんな沖縄市の新旧入り混じったディープな部分を知れば知るほど、ビーチでぼんやりしている時間がもったいなくなるはずだ。※本記事の内容は雑誌掲載時の情報です。----------------------------------Recommend Contents 詳しくはバナーをクリック↓灯AKARI(キャンドル) 2個セット日本古来の伝統、素材を活かし、桧のおちょこを反転させてロウを流し込んだろうそく。詳しくはバナーをクリック↓ホームロースター機能は生真面目、デザインはクリエイティブな家庭用焙煎機。

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  • いよいよキャンピングカー、欲しくない?

    まさに動く秘密基地、キャンピングカー。それは旅人にとって憧れのクルマである。今回はまずキャンピングカーの基礎知識を学び、実際のキャンプ旅を実践しその様子をルポ。押さえておきたいキャンピングカーの基本!多様なタイプが存在するキャンピングカーは、そのベースとなる車両の種類や、架装方法によってカテゴライズされている。装備や使い勝手なども、そのカテゴリーによるところが大きい。キャンピングカー選びは、各カテゴリーの特徴を知ることから始めよう。居住性が高く快適な空間が広がるキャブコン(Cab Conversion)トラックやワンボックスカーなどの運転台部分を残し、後方に壁や天井などを含めた、専用の居住空間を作り付けたのがキャブコンだ。外壁にFRPや断熱材入りアルミ複合素材などを用いるため、断熱性が高く、ほぼ垂直な壁ゆえ、非常に広い居住空間が確保できる。ただし、トラックがベースなら走行性能もトラックであることを理解しておく必要がある。バンテック/コルド バンクス 3.4ベース車両/TOYOTA CAMROADシフト・駆動方式/AT/2WD全長×全幅×全高/4995×1980×2960mmエンジン/2982cc燃料/ディーゼル定員(乗車・就寝)/7人・5人価格/681万4800円~普段使いにも最適な一台バンコン(Van Conversion)ワンボックスカーなどをベースに、主に内装のみに手を加え、居住空間を設けたのがバンコン。屋根にポップアップテントを設けたものや、ガラス窓をFRP壁とアクリル二重窓に換装したものなども、バンコンの守備範囲。大型ワンボックスカーがベースの車種には、キャブコン並みの広さと装備を持つものもあるが、日常的に使いやすく、キャブコンに比べ走行性能が高い。トイファクトリー/バーデンベース車両/TOYOTA ハイエース スーパーロング特装車シフト・駆動方式/6AT/2WD全長×全幅×全高/5380×1920×2285mmエンジン/2700cc燃料/ガソリン定員(乗車・就寝)/7人・5人価格/577万8000円~コンパクトな「動く秘密基地」軽キャンパー(Kei Camper)キャブコンやバンコンなどにカテゴライズされるべき車種であっても、軽自動車がベース車両の場合は、軽キャンパーと呼ぶことが多い。多くの軽キャンパーは2人分のベッドとミニキッチン、停泊時用電源装備などを備えるが、ポップアップテント装備で、4人分のベッドを備える車種も存在する。岡モータース/ミニチュアクルーズ SVベース車両/日産 NV100 クリッパーV DX-GLシフト・駆動方式/5AGS/2WD全長×全幅×全高/3395×1475×1940mmエンジン/660cc燃料/ガソリン定員(乗車・就寝)/4人・2人価格/279万9360円~出先での切り離しも自由にできるトレーラー(Camping Trailer)ヘッド車(けん引車)に連結し、けん引して使うのがトレーラー。車両重量750kg以下の車種なら、普通免許でけん引できる。エンジンを持たないため維持費が少なく、また、同価格帯の自走式に比べると、非常に充実した装備が得られるのも魅力。目的地で切り離せば、ヘッド車のみで気軽に出かけられる。ハイマー/ERIBA Touring 430 SEシャーシ/AL-KO 1200kg 強化シャーシ全長×全幅×全高/5280×2000×2260mm定員(就寝)/3人価格/394万2000円~エレガントな車体に夢が詰まったバスコン(Bus Conversion)バスがベースゆえ、走行性能や静粛性に優れ、室内も広い。内装だけに手を加えた車種や、壁面をも換装した車種もある。高価だが、キャンピングカーの理想形のひとつだ。RVランド/ランドホーム コースターベース車両/TOYOTA コースター標準ボディー ハイルーフLXシフト・駆動方式/6AT/2WD全長×全幅×全高/6255×2080×2740mmエンジン/4009cc 燃料/ディーゼル定員(乗車・就寝)/10人・5人価格/1263万6000円~シャーシ以外をオリジナル架装フルコン(Full Conversion)フロアシャーシ、フレーム、エンジンなどの骨格部分を除くパーツをオリジナルで作り付けたのがフルコン。居住空間と一体化された運転席や、豪華で充実した装備が魅力だ。ハイマー/Hymermobil Exsis-i678ベース車両/Fiat Ducatoシフト・駆動方式/6AT/2WD全長×全幅×全高/7490×2220×2770mmエンジン/2287cc燃料/ディーゼル定員(乗車・就寝)/5人・5人価格/1479万6000円~キャビン部の積み下ろし自由自在ピックアップキャビン(Pickup cabin)トラックの荷台に載せて使う小屋(キャビン)が、ピックアップキャビン。積載物扱いとなり、積み下ろしも自由自在。ピックアップトラック愛用者には、最高のキャンプ道具だ!ミスティックプランニング/ランクル Jcabin Lベース車両/ランクル全長×全幅×全高/3950×1670×2250mm定員(乗車・就寝)/4人・4人価格/252万4000円~普段使いとキャンプ旅をこの一台で乗用車ベース(Passenger Car Base Camper)車内で寝るための最低限の装備であれば、乗用車ベースでも成立する。俗にライトキャンパーと呼ばれるこのカテゴリーも、快適な車中泊を実現できる選択肢のひとつだ。ホワイトハウス/フリースタイルベース車両/HONDA フリードシフト・駆動方式/AT/2WD全長×全幅×全高/4210×1690×1840mmエンジン/1490cc燃料/ガソリン定員(乗車・就寝)/5人・4人価格/258万円 ※取材車は中古車価格です伊豆の自然を満喫する大人のお洒落なキャンプ旅キャンピングカー旅ルポ❶贅沢にゆったりくつろげるキャブコンの広さを生かしたキャンピングカーの旅。そのスタイルがすっかりお気に入りの夫婦2人が久しぶりに向かうのは伊豆半島。絶景ロードを走り、ちょっと食事にこだわり、焚き火と共に静かな夜を過ごした。028June2018文◎岩谷雪美 撮影◎佐藤佳穂 協力◎MYSミスティック、モビリティパーク圧巻の景色が続く道を走りキャンプサイトで快適な夜を緑まばゆい丘陵地に緩やかにカーブを描いて続く爽快なワインディングロード。車窓に映るのは、左手眼下に相模湾、右手に駿河湾のきらめき、そして雪を頂いた霊峰富士の秀麗な姿……。それらのパノラマが目に飛び込んでくるたび、2人で声を合わせたように歓声を上げてしまう。車高が高いキャブコン「アンセイエ」の座席からということもあるだろう、いつもと少し異なる目線では景色もよりワイドに見える。クルマを走らせていたのは伊豆半島中央部の山稜に延びる伊豆スカイライン。富士箱根伊豆国立公園内を走る自動車専用の有料道路で、屈指の眺望を誇るドライブウェイだ。そんなランドスケープや周辺の観光スポットを楽しみながら目指すのは、伊豆の国市長者原の山あいにある「モビリティーパーク」。今回のキャンピングカーの旅の拠点にと選んだ場所で、伊豆の東西南北各地へのアクセスにも便利な人気のキャンプフィールドだ。久しぶりの夫婦2人のキャンピングカーでのドライブ旅。以前にその非日常の空間と時間を満喫する旅スタイルを体験し、以来、2人ともすっかりキャンピングカーという特別なクルマに魅了されている。思い立って動くことができ、旅先も宿泊先も自由自在。そのフレキシブルさが何とも気軽で心地いいのだ。また、旅費が節約できる分、食事を贅沢にできるのも楽しみのひとつ。今回はルート上のレストランをチェックし、車内で食べるディナーもちょっとリッチに凝ってみることにした。食材は高速に入る前に買い揃えておいたので準備も万端だ。小田原厚木道路から箱根ターンパイクに入ると、ひとカーブごとに標高が上がってくるのがわかる。フロントガラスに映る緑陰も清々しい。芦ノ湖と富士山が見える大観山ポイントを過ぎて十国峠へ向かい、さらに熱海峠まで来るとここからが伊豆スカイラインの始まりだ。峠の標高は635m。富士山は雄大さを増し、その先の玄岳付近では大きく開けた景色が待ち構えていた。ウッドデッキの展望台がある玄岳駐車場からは、東側に熱海市街地と相模湾、北西側に富士山が一望のもと。付近は伊豆半島の成り立ちの痕跡がある伊豆半島ジオパーク指定地のひとつでもあり、標高798mの玄岳は海底火山が本州に衝突して出来上がったとされている。道は玄岳の西側を回り込むように延びて韮山峠へ。途中にも西丹那車場、池の向駐車場など絶景地が点在し、このあたりからは駿河湾が望め、富士山も裾野の長い美しい姿を見せるようになる。さらに韮山峠を経て亀石峠インターを下り、県道19号線に合流。目的地のモビリティパークはインターから10分ほどの距離だが、ランチを食べるため県道を先へと進み、「中伊豆ワイナリー シャトーT・S」へと向かった。ナビが誘導する山あいの道をたどると、突如現れる一面のブドウ畑と白亜のシャトー。その異国的な風景は感動を覚えるほどで、アメリカのワイン産地ナパバレーをイメージしたという当社のコンセプトそのものだ。ブドウ畑を望むレストランでは、自社栽培ブドウで醸したワインと共にパスタランチを堪能。さらに今夜のキャンピングカーでのディナー用にワインを購入する。ワインが飲めなかったドライバーの夫のため、じっくりテイスティングして香り豊かなボトルを選んだ。また、今回は旅の最後に足を運んだのだが、修善寺温泉近くの「ベアードブルーイング」でクラフトビールを仕入れておくのもいい。個性豊かなビールが多彩に揃い、ディナーをさらに素敵にしてくれるはずだ。さて、いよいよ旅のハイライトのモビリティーパークへ。入口からメタセコイヤの並木道をゆっくり進み、受け付けを済ませてキャンピングカーサイトにクルマを停める。自然の森や地形を生かした広大なキャンプフィールドには、ほかにもテントサイトやトレーラーホーム、ログハウスやコテージなどもあり、展望風呂や炊事場なども完備。キャンピングカーサイトには上下水道やAC電源などがあるので、車内の冷蔵庫やエアコンなどをフルに活用するのにもってこいだ。セッティングを終えてひと休みしていると、夕闇がうっすらと森を包み始めた。そろそろディナーの準備開始だ。車内のキッチンでサラダ用の野菜をカットしたりローストビーフを並べたり。メインのラザニアは家で下ごしらえをしているので温めるだけでいいが、今回のクルマには電子レンジが付いているのでそれもあっという間である。そして、待ちきれない様子の夫がさっそくワインの栓を開け、乾杯!昼間に飲めなかっただけに美味しさも格別だと、笑顔満面だ。日常とは違う時間の流れの中では会話も弾む気がするが、それより、少年のような目をして楽しむ夫がいつもより色々と動いてくれることが何だか嬉しい。ディナーの後は夫が焚き火を起こし、珈琲を淹れてくれた。パチパチと薪がはぜる音を耳に、静かに更けていく夜。安らかな心持ちへといざなう炎の温かさ。そんな穏やかな気分のまま寝袋に潜り込むと、すぐに深い眠りに落ちた。野鳥の声に起こされるまで、ぐっすりと眠っていた「アンセイエ」での一夜。思いのほか寝心地がよく一度も起きることはなかった。窓の外ではもう木々の間に朝陽がきらめいている。今日も天気はよさそう。さて、今日は伊豆半島の南部へと足を延ばしてみようか。※本記事の内容は雑誌掲載時の情報です。----------------------------------Recommend Contents 詳しくはバナーをクリック↓KABUTO(カブト)薪窯の性能をギュッとコンパクトにした可愛らしいピザオーブン。どこでも持ち運べて様々な場所でピザパーティーが楽しめます。詳しくはバナーをクリック↓冒険用品 ヨコザワテッパン ポケット小さくても万能なテッパン、元祖が作り上げた、これがもうひとつの究極。このサイズならではの使い勝手を追求した、小さな小さなアウトドアテッパン。

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  • おうちで三陸の牡蠣を味わい尽くす。

    熱狂的なファンが多い海鮮といえば、なんといっても牡蠣。口に入れるだけで磯の旨味がはじけるように広がります。牡蠣は亜鉛などのミネラルが豊富で、低カロリーの上、タンパク質を多く含むため、健康維持に役立つ食材です。その濃厚な味わいはほかに例えようがなく、まるで口の中で海が爆発するかのよう。今回は男の隠れ家PREMIUMで取り扱いのある、こだわりの牡蠣について紹介します。養殖に最適な栄養たっぷりの三陸の海。日本列島はどこも起伏に富んだ姿をしているので、リアス式海岸は各地に存在します。その中でも、宮城県北部から岩手県にかけての広範囲にわたる三陸海岸は、海岸線が複雑に入り組んでいるため、多くの観光客の目を愉しませる風光明媚な光景が広がっています。ここ、三陸海岸は漁業はもとより、養殖や水産加工が盛んなことでも有名な土地です。リアス式海岸はその成り立ちから、海への間口が広く湾岸の奥が浜辺になっています。湾は小高い山に囲まれているので波の影響を受けにくく、浜から少し離れただけで深くなるうえ、海を囲む山からは豊かな養分が海へと運ばれます。周辺に広がる自然豊かな大地から、川を介して栄養分が海に注がれ、さらにミネラルを多く含む水が、雄勝湾の底から湧き出ています。養分が蓄えられた海は貝類の養殖に向いており、栄養と旨味たっぷりの貝に仕上がります。世界最高水準の管理体制で育てられる牡蠣。牡蠣を生産している「株式会社海遊」では、知識と経験に裏付けされた独自の牡蠣生産法を行なっています。それは「中層延縄養殖法」と呼ばれるもので、深い水深を誇る雄勝湾に適した方法。まず水深2mほどの海面下に桁網を張れるように浮き玉を調整します。そこから牡蠣の幼生が付着した原盤が水深5m以上の深さまで沈むように、長さを調整した下げ綱を吊り下げる。こうすることで菌が多く生息する上層部ではなく、中層で牡蠣を養殖できるわけだ。この養殖方法は上層部で養殖する筏と比べると菌の影響を受けにくいだけでなく、牡蠣の原盤が海表面の動揺に左右される心配が少なく、台風や高波といった災害に強いのが特徴です。このように「株式会社海遊」の牡蠣は世界最高水準の管理体制で、手間を惜しまず育てられています。食べ方いろいろ。旨味いっぱいの牡蠣を楽しもう。レンジで簡単調理!お酒のおともに牡蠣ぽんみんなで選ぶ宮城の食コン 大賞受賞「海遊の牡蠣ポン」の冷凍。身入りのいい時期に冷凍された牡蠣で、ぷりぷりの身をいつでもお楽しみいただけます。電子レンジ(500w)5分で簡単調理。加熱することでより食べやすくなり、栄養と牡蠣の旨みが凝縮され絶品の美味しさです。商品名:牡蠣ぽん 3袋セット 価格:3,300円(税込) >>商品の詳細はこちら海遊のブランド特大牡蠣「夢牡蠣」を牡蠣フライにした大人気商品夢牡蠣フライ海遊のこだわりブランド牡蠣である夢牡蠣(特大牡蠣)を贅沢な牡蠣フライにしました。新鮮な特大牡蠣をすぐに蒸しあげ、フライ用に加工して鮮度と旨みを閉じ込めました。衣をサッと揚げるだけで、美味しい牡蠣フライができあがります。商品名:夢牡蠣フライ 2袋セット 価格:4,000円(税込) >>商品の詳細はこちらお家で簡単本場の蒸し牡蠣三陸漁師のカンカン焼き缶に牡蠣を入れそのままコンロに置き、直火で約5分焼くだけでカンタンに焼き牡蠣をお楽しみいただける人気商品です。缶の穴から水が吹き出てきたら完成の合図です。アウトドアでのバーベキューにも最適、磯の風味漂う牡蠣小屋の味わいをご家庭で。商品名:三陸漁師のカンカン焼き 牡蠣12個セット 価格:5,000円(税込) >>商品の詳細はこちら

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  • 憧れの昭和団地生活

    戦後、最先端の設備と新しい生活様式が取り入れられ、人々の羨望を集めた団地。その魅力を再発見し、実際に団地生活を満喫する照井さんと古き良き昭和の姿を探る。公団ウォーカーと歩く神代団地(東京)団地特有の空間が持つ包容力や安心感が魅力戦後の復興期から半世紀以上にわたり、都市部を中心に続々と建てられた団地。都市への人口流入による住宅難解消のため、昭和30年(1955)に「日本住宅公団」が設立され、ピーク時には年間2万戸を越えるハイペースで建てられた。当時、洋風の新しい生活スタイルをいち早く提案した団地は庶民の憧れの的に。「食寝分離を目的にダイニングキッチンが設けられ、もちろん電気・ガス・水道完備、そしてトイレは水洗式。さらに浴室まで付いていたんですから、入居抽選倍率は宝くじ並みの人気でした」と話すのは、団地ファンサイト「公団ウォーカー」を運営する照井啓太さん。30代という若さながら昭和の面影を残す団地をこよなく愛し、全国の団地を巡ってサイトや本を上梓するだけでなく、実際に家族と共に団地に入居してしまった、いわゆる〝住み団〟のひとりだ。「東京小平市にあったNTTの社宅で生まれ育ち、団地生活は当たり前のように身近でした。高校3年の時に親がマンションを購入して転居。快適さに最初は気に入っていたのですが、5年たっても隣に誰が住んでいるかわからないことなどに違和感がありましたね」高校生の頃から写真撮影が趣味だった照井さんだが、気が付くと団地の写真ばかり撮り歩いていたという。そして10年前、結婚を機に引っ越してきたのが調布市にある「神代団地」だった。昭和30年代に造られた団地の多くが解体され消滅していく中で、昭和40年以降の団地には今なお人々の暮らしが息づいている所が少なくない。昭和40年(1965)竣工の神代団地もそのひとつで、東西1㎞の広大な敷地に59棟が並ぶ大規模団地である。「建物の外観こそ古めかしいものの、室内はピカピカにリフォームされていて、想像よりもずっと快適」と目を輝かせる照井さん。5階建ての4階に住む部屋を見せてもらうと、団地の標準設計の2DKで、狭いながらもサンサンと日が差し込み居心地も良さそうだ。「浴室がやや狭いこと以外は特に不満はなく、風通しの良さや収納など良く考えられた構造になっていて使い勝手はいいですよ」さらに子どもが生まれてからは、団地の良さをより実感したという。それは団地の敷地を歩いてみると分かるということで、さっそく団地内を案内してもらった。「部屋は小ぶりなのに屋外は驚くほど余裕があって、団地全体が公園のよう。木々も多く、僕は〝森の中の癒し系団地〟と呼んでいます」。日本住宅公団の団地の多くは敷地が広大で自然もたっぷり。棟と棟の間や歩道は広く取られ、子どもたちが遊べるプレイロットやグラウンドなども随所に見られる。「子どもが暮らすことを前提に団地が造られているんですね」。神代団地には幼稚園や病院、スーパーやカフェなどもあり、まさにひとつの町。さらに自治会を中心にコミュニティー活動も盛んで、人間関係、失われつつある近所付き合いの良さが今も息づいている。「団地の魅力はノスタルジーではなく、団地の空間が持つ〝包容力〟や〝安心感〟なんだと思います」昭和団地のデザイン変遷01 「食寝分離」でDKが生まれる昭和32年(1957)戦後の集合住宅建設で大きなテーマとなったのが「食寝分離」だ。ちゃぶ台で食事をし、寝る時にちゃぶ台をたたんで布団を敷くというそれまでの生活に対し、公団住宅ではDK(ダイニングキッチン)という新しい考え方が生まれた。台所を広くしてテーブルを備え、椅子で食事をする洋風生活スタイル。DKに2寝室を持つタイプは2DKと呼ばれ、公団住宅の代名詞にもなった。さらに冷蔵庫などの電化製品を備えた生活は「団地族」と呼ばれ、当時の憧れ、社会現象を起こした。02 2階建てテラスハウスの出現昭和33年(1958)欧米でもお馴染みの庭付き2~3階建てのテラスハウス。壁を接して建つ長屋形式の連続建て住宅で、日本住宅公団の発足当時の昭和30年代から、主に郊外の公団住宅に数多く、その数は昭和30年代で約2万戸。低層で構造上の制約が少ないため、ブロック造り、PC工法の先駆けのTilt-up(ティルトアップ)工法など各種工法が模索された。写真は昭和33年(1958)築の多摩平団地のテラスハウスの移築復元。1階は4.5畳間の和室と台所・浴室、2階に6畳間と3畳間がある3Kタイプ。03 先進的高層アパートの誕生昭和33年(1958)中低層の集合住宅の供給が行われる一方で、都市住宅のひとつの形態として日本住宅公団が目指したのが高層住宅だ。その第一段として昭和33年に建てられたのが、前川國男設計による晴海高層アパート。鉄骨鉄筋コンクリート造10階建てで、3層6戸を1単位とする可変性を持たせたメガストラクチャー、スキップ形式のアクセス、公団住宅初のエレベーター、従来の寸法にとらわれない畳形状など先進的な試みが多く見られた。外観もル・コルビュジエの集合住宅を想起させる。多様なカタチ 棟タイプ8Type1.スターハウス「スターハウス」という名称だが、上から見るとY字型となっている。別名「星型」とも呼ばれる。民間では類を見ないデザインで機能性に優れていて、住戸全てが角部屋となり採光性が優れている。今や現存しているものは極めて少ない。Type2.ボックス型ポイントハウススターハウスは人気だったが、建設コストの問題や隣接住居が見えてしまうという不評点があり、それを改良したのがボックス型となる。住居は全て角部屋。ほとんどが昭和40年代以降に造られたので、しばらくはその姿は消えないだろう。Type3.市街地住宅郊外に広い土地を確保して大規模な団地を開発するとともに、都市部には店舗併設型の「市街地住宅」も並行して造られた。通り側にはベランダは設置せず、サンルームや屋上の共同もの干し場を設置するなど、景観を考慮した造りとなっている。Type4.L字型ポイントハウス上から見るとL字型をしたポイントハウス。住宅公団の名古屋支所オリジナルデザインだ。1フロアに3戸なので、採光性や通風性を考えた全戸角部屋仕様だ。残念ながら、このタイプは全て解体され、今では見られなくなってしまった。Type5.中層フラット誰もがイメージする「団地」のタイプ。3~5階建ての長方形の住棟。写真は「北入りタイプ」。南側に設置されたベランダと反対の北側に階段室が付いている。「南入りタイプ」「階段室分離型」「片廊下型」など多くのタイプがある。Type6.セットバック型斜面を利用して、各戸の採光性や眺望性を高めたタイプ。民間のマンションでもひな壇型として目にすることがある。写真は「百草団地」で公団職員寮として建てられたものだが、接地面が大きく湿気の問題があり、ほかには建てられなかった。Type7.店舗住居併設型その名の通り1階には店舗があり、2階は住居となっているタイプ。広々とした団地内の生活面を支える店舗が軒を並べていたが、最近は若者がカフェなどを開く例もよく見られる。ただし店舗だけを借りることはできない。Type8.テラスハウス入居希望者に大人気で抽選倍率が高かったタイプ。平屋タイプとメゾネットタイプがあり、専用庭があるので戸建て感覚で住める。写真は東京・阿佐谷にあった分譲タイプの三角屋根のテラスハウス。地の利が良く一戸建て感覚が人気だった。今も残っている昭和の名団地昭和30年代に建てられた団地はほぼ無くなりつつあるが、40年代以降の団地はまだ健在だ。そんな昭和生まれの名団地がこれだ。高島平団地昭和47年入居開始 東京都板橋区 敷地面積36.5ha、総戸数1万170戸を誇る、公団史上最大規模のマンモス団地で、生活に必要な施設のほとんどが団地内に整備されている。人口が多く駅にも直結しているため商店街は栄えている。写真下のツインコリダー型の内部はSF系のダンジョンのようだ。みさと団地昭和48年入居開始 埼玉県三郷市 国鉄武蔵野線の開業とほぼ同時に完成した総戸数9867戸を擁する巨大住宅都市。昭和60年(1985)に「新三郷駅」が開業すると、近隣にIKEAやコストコ、ららぽーとが開店。さらにつくばエクスプレスの開業で「秋葉原駅」まで35分。便利な団地に大変貌を遂げた。習志野台団地昭和42年入居開始 千葉県船橋市賃貸エリアの美しすぎる芝生空間と遊歩道は一見の価値あり。広々とした緑の多い公園のような空間が広がる中に住棟が点在し、シニア世代や子育て世帯にかなりおすすめ。花見川団地昭和43年入居開始 千葉県千葉市総戸数7081戸という公団屈指のマンモス団地。団地完成時点では総戸数日本一だった。団地の端から端まで道なりに歩くと20分くらいかかる。駅まではバス便となるが、団地内の環境は非常に良い。活気に満ちた昔ながらの公団商店街は今も元気だ。百草団地昭和44年入居開始 東京都日野市・多摩市山の上に造られた百草団地はまさに天空の城。高低差の激しい山の地形を生かしつつ、広い遊歩道を骨格とした独特の住棟配置が特徴で、団地設計の専門書では必ず取り上げられる。ここは高台にあるため、団地からの見晴らしが非常に良いのが特徴である。小平団地昭和40年入居開始 東京都小平市西武鉄道多摩湖線の「一橋学園駅」から歩いて約10分。銀杏並木が自慢の団地である。高い樹木に埋もれたポイントハウスとSFチックな大型遊具が見所だ。団地内のバスターミナル横には、キヨスクのような売店があり、新聞・雑誌・菓子などを売っている。北砂五丁目団地昭和52年入居開始 東京都江東区砂町銀座に近く下町の風情が残る住宅密集地。北砂五丁目団地は人々を火災から守る防火帯の役割も。海抜ゼロメートル地帯のため、浸水に備え住戸は全て2階以上に設置されてる。当団地限定のスキップセンターコリダー型は、ダンジョンのような複雑さ。千里青山台団地昭和40年入居開始 大阪府吹田市千里ニュータウンの北部、阪急線「北千里駅」前の斜面に建てられた大規模団地。木々に包み込まれたポイントハウス群は高原の別荘地のよう。起伏の激しい地形に対応するため採用されたピロティ付きの住棟が特徴。ハイキング気分で散策するにはぴったり。※本記事の内容は雑誌掲載時の情報です。----------------------------------Recommend Contents 詳しくはバナーをクリック↓KAZARINO マネークリップ使い込むほど、あなただけの風合いに。時間が磨く、美の深み。詳しくはバナーをクリック↓ホームロースター機能は生真面目、デザインはクリエイティブな家庭用焙煎機。

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  • 日々をともに歩んでいく道具。エニーケトル。

    フィールドでも日常でも、いつでも使いたいのがケトル。例えばお家でお茶用やコーヒー用のお湯を沸かす時。フィールドでもカップラーメンを食べたり、湯煎をしたり。湯たんぽに入れて温まるなどお湯が必要なシーンは多くあります。そんな時あると便利なのが、大容量のケトル。特に見目が美しいものであると、ちょっと視界に入っただけでも嬉しくなります。今回は銅や真鍮でできた、美しい飴色のケトルをご紹介します。上質な湯沸かしタイムの良き相棒。エニーケトル。「焚き火の相棒は、効率よく熱を吸収し、俊敏に湯を提供できるケトルである」。をコンセプトに作られている「グランマーコッパーケトル」。その「育てる楽しみ」や「上質なおもてなし」を継承しながら、湯沸かし容量1リットルを焦点にした洗練されたフォルムが誕生しました。それが「エニーケトル」です。フタ付きの口元はススや灰の侵入を防ぎ、シャープな注ぎ口で湯切りのコントロールも気持ちよく行えるのが特徴。吊り下げ用のステンレスハンドルを備え、片手で注げる真鍮取手は使い込むほど手に馴染みます。素材は純度99.99…%の銅で、熱伝導に優れ、素早くお湯を沸かせます。職人が手作業で作り上げる上質な道具。飴色の見た目が何とも言えない美しさで、日々に彩りを与えてくれます。フィールドのみならず日常使いに。アウトドアライクな見た目ですが、同時にお家でくつろぐ際など、普段でも使いやすい設計。エニーケトルの底径138ミリは、フィールドのみならず日常で使って欲しいと、一般的なカセットコンロやガスレンジの五徳でも使えるサイズに設計されています。また、日頃のお手入れを考慮し、口径のサイズは手が入りやすい直径10cmに。中までしっかりと洗えます。胴体から滑らかに立ち上がった注ぎ口は曲線を描き、湯をスムーズに流します。湯切りのコントロールもしやすく、小さなカップにも注ぎやすい設計です。鳥のクチバシを思わせる特徴的な曲線の注ぎ口と温かな色合いが、和室にも洋室にも調和する仕様となっているのもポイントです。新潟長岡・燕の職人による真摯なものづくりの結晶。かんざしや帯留めを作る「飾り職」をルーツに、高級ホテルで用いられる洋白銀食器で腕を磨いた金属加工のプロフェッショナルが手がけるコッパーシリーズ。中でもエニーケトルは、今までのケトルとは似て非なる製品として、新しいアプローチで作られました。彼らアルチザン(職人)の熟練なくしては伝統技術の保持はおろか、斬新な製品の製造もままならない。そんな職人の技と暮らせる素晴らしい逸品です。エニーケトルと共に、着実で丁寧な毎日を。エニーケトルは、フィールドで日常で、毎日に寄り添う、いつでも(anytime)側に置きたい道具です。手元に置くと、共に歩んでいく仲間のような道具となってくれるでしょう。------------------------------------------------------商品詳細1.8L エニーケトル30,800円 (税込)>>商品をチェック

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  • どこへでも持ち出せる薪風呂でリラックスタイム。

    薪風呂とはその名の通り「薪で沸かすお風呂」のこと。ボタンひとつで給湯してくれる現代風の風呂と違い、薪を焚いて沸かす風呂は何ともいえない風情があります。ガスで沸かす風呂は入りたい時にいつだって入れるのが長所です。薪で沸かす風呂は薪を集めたり薪割りをしたりして、直火で沸かします。このため手間がかかってしまいますが、まろやかな湯お湯に仕上がり、温かみを感じられます。今回はそんな薪風呂をどこへでも持ち運べる、「薪風呂 ボヘメン」をご紹介します。ガスでは敵わない、薪風呂の利点。薪風呂には憧れるけれど、手間がかかりそうという方も多いですが、メリットも多くあります。まずは遠赤外線効果で体が芯から温まると言われています。薪の火でムラなく水が温められるため、身体が芯から温まるのが特徴です。そのため湯冷めしにくく、身体の温かさが湯上がり後長く続きます。冷え症の人や湯冷めしやすい人には特に嬉しいメリットではないでしょうか。また、燃料を自分で作れば光熱費の節約になるところも大きな利点です。木材を調達できる環境にあれば、電気もガスも必要としないため、ライフラインが断たれた際や、災害時にもお風呂に入って温まれるところも大きなポイントです。リラックスを持ち出そう。いつでもどこでも運べる薪風呂「ボヘメン」。スウェーデンの Hikki(ヒッキ)社製薪風呂「ボヘメン」は、シンプルでありながら、随所にオーク材が使われた北欧ならではの温もりのあるデザインです。これまでのアウトドアバスタブになかった横長でゆったりとしたサイズは、足を伸ばしリラックスしたスタイルでの入浴や、家族や仲間と同時に入浴することを可能にしました。広々したバスタブですが、大人2人で運搬できるためいつでもどこへでも持ち出し自由。お気に入りの場所で入浴が楽しめます。部屋の中ではなく、自宅や別荘の庭で、川や湖のほとりで、澄んだ空気の森の中、雄大な山景に抱かれながら好みのシチュエーションで入浴できるのが薪風呂ボヘメンの醍醐味となっています。時にモバイルサウナやアウトドアストーブを合わせることで、炎、食、リラックスを同時に満喫できるのも特徴です。アウトドアの時も薪風呂を満喫。「ボヘメン」で癒しのひとときを。力のいる作業や、汚れやすいアウトドアの際に入るお風呂は格別なもの。薪風呂の温かくまろやかな湯当たりで、ゆったりとした時間を過ごしてみてください。------------------------------------------------------商品詳細薪風呂 ボヘメンオープン価格>>商品をチェック

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  • ほっこり家鍋、外鍋。

    寒いシーズンに欠かせないのが温かい鍋料理。お腹の中から温まる鍋料理は、食べるだけで心もぬくもりに溢れます。鍋料理は簡単に作れるものが多い上におかずや汁ものとしての機能を備えているのでメインを張れ、鍋を一品作るだけで食卓が完了するのも良いところです。鍋料理は、東北地方の芋煮に代表されるように野外でも親しまれており、アウトドアへの互換性もあるのが良いところ。様々な具材を切って煮込むワイルドな料理法は外でも実践しやすく、上品に家で楽しむだけでなく、無骨にもできるのが特徴です。バーベキューに飽きた方も、外で温かいものが食べたい雪中キャンプにも欠かせない鍋料理についてご紹介します。簡単に作れて大人気。鍋料理の長所とは。鍋料理の長所は何といっても、栄養素をバランス良くとることができるところ。主菜と副菜、汁ものが一度にそろう鍋料理は、献立を立てるのが苦手な方でも作りやすく、簡単に栄養が整います。また、肉や魚、野菜、豆腐、きのこなど様々なものを入れられ、野菜をたっぷりと使うことが多いので、焼肉やバーベキューにはないさっぱりとした味わいに仕上がります。基本的には油も使わない調理法なので、体調が気になる方や健康を気にする方がいる席でも、比較的ヘルシーな団欒が楽しめます。さっぱりとしたものが食べたい時は寄せ鍋や、水炊き風にしてポン酢やつけだれで楽しむこともでき、こってりしたものが食べたい時はすき焼き鍋、坦々胡麻鍋やキムチ鍋など、がっつりと濃い味付けでも楽しめます。料理初心者やお子さんと一緒でも簡単に作れ、炭水化物は締めにうどんなどの麺を入れることで、鍋一つで食事が完了します。洗い物も少なく済み、鍋へのこびりつきなども少ないところも魅力であると言えるでしょう。家でも野外でも使いやすい鍋といえば、LAVAのホーロー鍋。野外で使うのにおすすめなのがLAVAのホーローシリーズ。世界三大料理の地であるトルコで生まれた鋳鉄製ホーロー鍋で、少量の熱で絶妙な味を実現する上質な鋳鉄でできた調理器具です。様々な熱源に対応しており、直火、ガス、電気、IH、オーブン、ハロゲン、食洗機に対応可能です。様々なくらしのスタイルにも対応してくれます。LAVAの鍋・フライパンには、ホーロー加工が施されています。そのため、食材が焦げ付きにくく、食材の旨味を外に逃がさないのがポイント。さらに汚れが落ちやすく、調理後のお手入れも簡単にできます。一人前サイズから、最大十二人前のサイズまであるのもうれしいところ。一つあると何世代にも渡って使えるLAVAのホーロー鍋で、鍋料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。ワンランク上の鍋なら、上質なポン酢をお供に。こってりした鍋も良いですが、上質な素材の味を楽しむならポン酢で食べるのもおすすめです。「宝塚つつじガ丘のぽん酢 全2種」はさっぱりとした上品な味わいが楽しめます。完全無添加の手作りぽん酢で、いつもの食卓が料亭の味に様変わりします。無添加ならではの後味の良さが自慢の逸品です。「宝塚つつじガ丘のぽん酢」は2種類あり、天然羅臼昆布と本枯れ節をたっぷり使い丁寧にひいた白だしと2種類の果汁でお料理の味をひきたてる【すっきりさん】は白身魚(特にてっさ)との相性が抜群。もう一つの【まろやかさん】は、果汁の香りがしっかりしてほんのり甘めです。【すっきりさん】に比べると甘口でお肉料理に合います。キュッとくる酸味が苦手な方やお子さんにもおすすめできる一品です。材料に、生産者の顔の見える素性が確かなものだけをセレクトし、それらを贅沢に用いています。天然羅臼昆布と本枯れ節の一番出汁、醤油、みりん、米酢、柑橘果汁。調整役としてほんの少しの塩とてんさい糖。醤油、みりん、米酢は国産材料を伝統製法で醸造したものばかりです。いつもよりほんのちょっと上質な鍋を楽しみたい方、日本酒が好きな方などにおすすめです。鍋に彩りを。贅沢な味を楽しむなら「毛ガニ&冷凍ホタテ&ソフト貝柱」も。スープに芳醇な旨みを与えてくれるのが海鮮です。特に蟹でとったスープは旨みが溢れ、身も美味しいので鍋に最適な食材。「毛ガニ&冷凍ホタテ&ソフト貝柱」はオホーツクの厳しい荒波に揉まれながら育った肉厚の毛ガニを浜茹でしてあり、その食べ応えは抜群です。毛蟹はその殻から絶品の出汁が取れるので、鍋に入れておくだけで染み入るような旨みが堪能できます。また、刺身、炊き込みご飯、バター醤油焼きで楽しめる剥きホタテ、おつまみで美味しいソフト貝柱もセットになっています。大勢の集まりでも重宝するセットで鍋を囲んでみてください。鍋料理で心も身体も暖かく。家の中でもアウトドアでもほっこりと心や身体を温めてくれる鍋料理。美味しいもので身も心も満たされて、冷え込むシーズンを乗り越えましょう。------------------------------------------------------商品詳細LAVA ホーロー鍋 ラウンドキャセロール6,600円 ~ 29,700円(税込)>>商品をチェックLAVA ホーロー鍋 オーバルキャセロール6,600円 ~ 27,500円(税込)>>商品をチェック宝塚つつじガ丘のぽん酢 全2種2,000円 ~ 4,100円 (税込)>>商品をチェック毛ガニ&冷凍ホタテ&ソフト貝柱10,000円(税込)>>商品をチェック

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  • 鹿の角がついた唯一無二のファイヤースターターで焚き火をもっと楽しく。

    キャンプのとき特に重要なのが火を起こすことです。焚き火は夜間の明るさを確保すると同時に、寒さをしのぐ暖かさも提供してくれます。太古の昔には動物から身を守ってくれたりすることもあり、キャンプや野営の時には欠かせないアイテムとなっています。火が使えると料理の煮炊きからあぶり、バーベキューから、夜の間の灯としても役立ちます。また、近年の研究では、焚き火には癒し効果もあることがわかっています。「1/fゆらぎ」と呼ばれる調和の取れた動きが焚き火にはあり、心を落ち着かせてくれるのです。自然界の木漏れ日、波の音、木立の揺れる音などにも同じ効果があります。都会の生活ではなかなか得ることのできないリラックス効果を得られるとして、近年とくにキャンプ時の焚き火は人気です。今回は自然の恵みから生まれたファイヤースターターを使い方とともにご紹介します。ひとつ持っておくと便利。ファイヤースターターとは。ファイヤースターターとはその名の通り、火をつけるために作られた火おこしのための道具です。メタルマッチとも呼ばれ、「ロッド」と呼ばれるマグネシウムやフェロセリウムの棒を、「ストライカー」と呼ばれるもので擦ると火花が散り、それを火口に着火させる仕組みとなっています。古代より使われている「火打石」と同じ原理で、ロッドとストライカーを勢いよく擦った際に発生した火花を、大きな火に育てていくというのが典型的な使い方です。本格的なアウトドア気分を高めるだけでなく、燃料が必要ありません。このため、燃料用の荷物が別で発生しないのがファイヤースターターの良いところです。また、かなり原始的な作りの器具なのでバッテリー切れなどの危険性もありません。木のマッチのように湿気たりしないところもポイント。金属製のものなら大体一万回ほど使えるとも言われており、コスパもよく長寿命であるとも言えます。サスティナブルな器具と言えるでしょう。使うにはコツが必要。ファイヤースターターの使い方。ファイヤースターターには様々な種類が存在しますが、今回はどのファイヤースターターにも共通の使い方をご紹介します。まずは火口を準備します。火口(ほくち)とはファイヤースターターで飛ばした火花を着火させるためのものです。基本的に乾いていて燃えやすいものと言われています。ティッシュや乾いた杉の葉、乾燥した落ち葉、ほぐした麻紐などが代表的なものです。次にロッドの表面をストライカーで軽く削り、火口にかけておきます。金属の粉を火口に纏わせておくことによって、点火しやすくなり、大きな火になりやすくなります。そこまで終えたらストライカーでロッドの表面を勢いよく擦り、火花を起こします。火花が火口に向くように狙ってください。何度か繰り返して行うことで、火がつきやすくなります。その後火種が火口についたら、少しづつ火を育てます。火口に使ったものなど、燃えやすいものを追加しつつ火を大きくしていってください。このように、ファイヤースターターはゲーム性もあり楽しい着火の方法です。キャンプの時は一度試してみることをおすすめします。注目間違いなし。鹿の角がついた唯一無二のファイヤースターター。ファイヤースターターには機能性のあるデザインのものが多いです。無駄のないデザインも良いですが、今回ご紹介する「AMENOKAKU(鹿の角のファイアスターター)」は、鹿の角がついている珍しいデザイン。静岡県川根本町で生まれたアイテムで、地元猟師から「鹿の角が廃棄されている」と聞いたことから商品開発が行われました。特に活用が難しい鹿角を使ったアウトドアグッズは唯一無二の存在感です。無骨ながらどこかノルディックなお洒落さも併せ持ったファイヤースターターを、是非アウトドアのお供に。------------------------------------------------------商品詳細AMENOKAKU(鹿の角のファイアスターター)10,000円(税込)>>商品をチェック

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  • いまこそアナログ盤

    そっとターンテーブルにレコードを載せ、静かに回る盤に針を落とす。スピーカーから流れてくる温かく優しい音。近年またアナログ盤の人気が高まっている。各地に点在するレコードが聴ける店やショップも賑わいを見せ、さらに大手メーカーがプレーヤーの再販を決定した。なぜいまアナログ盤か。関東の中古レコード店巡り中古レコード店はマニアばかりが愉しめる店ではない。懐かしのアルバムや出会えなかった名盤を探し出すたび「あの頃」の様々なシーンが脳裏に浮かび上がってくる。そうした時間を超えた喜びが飛び交う店で「一枚」を探そう。レア盤が揃うビートルズの専門店The Perfect Circle (ビートルズ)東京都新宿区1990年代、新宿界隈では中古㆑コードショップが100軒近くあり、それぞれ特色のある店が多かった。今では数十軒とその数は減ってしまったものの、あるジャンルに特化した㆑コードショップがまだまだ健在である。そのひとつがパーフェクト・サークル ビートルズ店だ。ワンフロアの店内には2000枚以上のビートルズの㆑コードで埋め尽くされている。ここには廃盤になってしまった貴重な一枚やサイン付きものなど㆑ア盤も多数ある。ファンにとってはたまらない空間といったところだろう。「最近ではポールの来日公演があったので、若い世代や女性など客層も広がりました。初めてのお客様には古い楽曲から聴くように勧めています。」青木さんは初めての人にもビートルズの楽しみ方を丁寧に教えてくれる。ワンフロアに広がる夢の空間discland JARO (ジャズ)東京都渋谷区1973年にオープンしたジャズレコード専門の老舗だ。ビルの半地下にある3坪ほどの店舗は、約8000枚のレコードに埋もれている。店主の柴崎研二さんによれば、創業当時はジャズ喫茶全盛時代で、仕入れた新譜50枚が3日で無くなったという。現在は古くからの常連客や外国人が多く、委託販売もしている。在庫は50年代から60年代にかけてのモダンジャズが中心だ。「ジャズが一番ジャズらしかった時代。片面3曲で10分弱は聴きごたえがあって、人間の耳に合っています」。階段の天井にスピーカーがあり、いい音を醸し出している。穴倉のような店は不思議と居心地が良く、笑顔の柴崎さんとのジャズ談義が楽しい。アートのようなジャケットが並ぶIdea Classics (クラシック)東京都千代田区ガラス窓からこぼれる灯りに誘われるように店内に入ると、そこにはクラシックレコードのジャケットがアート作品のように飾られていた。「古いものの中にはアンディ・ウォーホルの描いたジャケットなどもあるんですよ」クラシックを専門に扱う「Idea Classic」の店主・佐野昭夫さんは優しい口ぶりで音楽以外のこともいろいろと教えてくれる。「お客様の滞在時間が長いのでいろいろお話をさせていただいています。コミュニケーションをとっていると思わぬ情報交換ができるんです」と佐野さん。常連客も多いというが、これからクラシックを聴きたいという「初めて」の人にとっても優しい店である。新しい音楽に出合うBarn Homes Records(インディーズなど)東京都新宿区日本のメジャーな音楽シーンでは、まず話題に上ることにない新譜と出合える店、それが「バーンホームズ㆑コード」である。ここにはアメリカン・インディーズからトラッシュ・ガ㆑ージ、さらには50年代のR&Bや戦前に流れていたブルースまで、全てが同じ店内に同居している。だが決してビギナーが近寄れないというわけではなく、辺境なジャンルながらポップで聴きやすいものを基本に揃えられている。「ネット通販全盛ですが当店では対面販売がメインです」と店主の吉原邦男さん。マニアックな客が多いため、初めて来店した人は戸惑うかもしれないが、気軽に声をかければ店主お薦めの一枚を紹介してくれる。日本初のレコード店富士レコード社(オールジャンル)東京都千代田区古本の街として知られる神田神保町。そこには中古㆑コードファンの間ではよく知られた名店「富士㆑コード社」がある。姉妹店の「㆑コード社」とともに1930年に創業した、日本で一番古い㆑コード店である。㆑コードの種類は LPやEPはもちろん、希少価値の高いSPも扱っている。老舗らしくジャンルはクラシックからポピュラー、歌謡曲、純邦楽と何でも揃えているのだ。「昔からのお客様はもちろん、新しくアナログを聴き始めた人たちにも、その楽しさや素晴らしさを紹介していきたい」と販売課長の佐藤満弘さん。店内に足を踏み入れれば、宝探し感覚が楽しめる。㆑コード下取りの相談にも真摯に対応してくれる。初心者のためのレコード環境の整え方「これからレコードを聴きたい」という方のケースは様々。そこで幅広いニーズに応えてくれる販売店・ヨドバシカメラの AV総合チーム プロダクト・スペシャリスト細川雄右さんに機器の揃え方を伺った。自分のベーシックな音環境を揃えた後に変化を加えよう「売り場にいてもLPレコード人気の再燃を感じます」と、この道10年のスペシャリスト・細川さん。ただしニーズは様々で、来店者が何を求めているかで提案も異なってくるという。20年ぐらい聴いていなかったけれど、退職を機に昔買ったレコードを再聴したい。そういった昔ながらの音や方法で楽しみたい方がいる一方で、ハイレゾ・オーディオとリンクさせて聴きたい方もいる。ハイレゾはスタジオで録音したマスター音源により近い音と言われているが、LPを自分で録音してハイレゾ化し、ハイレゾ対応ウォークマンなどでLPならではの音を手軽に愉しむ人も現れている。ただし、この記事を読んでいる方は昔ながらの楽しみ方をたい方が大半と思われるので、話をそちらに絞りたい。「まずは予算が大きいです。お金はかけられないという場合には、オールインワンタイプ。また10万円あれば、後につながる基本セットが組めます。その際、クラシックが多いのかジャズなのかポップスなのかといった、その方が聴く頻度の高い音楽を優先し、その中で何種類かご提案させていただきます」この予算での基礎知識として、カートリッジが交換できるアームを搭載したプレーヤーを選べば、音の雰囲気やレベルをカートリッジ交換によって後から変えられる。また、アナログプレーヤーからの信号は0・1〜5mVと微細なので、増幅するためのフォノイコライザーという装置が必要になる。ただしPHONO(フォノ)入力があるアンプの場合、イコライザーを内蔵しているので購入は不要。またMM型カートリッジには対応しているがMC型には対応していないアンプもあるので(MM/MC切替スイッチがあれば両方に対応)、対応していないアンプでMC型を使うならイコライザーが必要だ。ちなみに基本的なイコライザーは1万円台後半で購入できる。また、プレーヤーにはダイレクトドライブとベルトドライブがあり、耐久性が高いのはダイレクト。よりアナログらしい音なのはベルトドライブと覚えておきたい。さて、ちょっとこだわりのレコード環境をつくりたい方は、最低50万円ほどの予算をみてほしい。オーディオ機器は振動を抑えることによってノイズを減らす「静振性」を重視し、これを高めようと素材や構造にこだわるが、ここで紹介したモデルはそうした点でレベルが高い。「また、このクラスになるとデザインも大切な要素です。お好みやご自宅のインテアとマッチするか、といった点もチェックしてください」まずはプロに相談しながら、自分にとってのベーシックな音環境を揃えること。そこから奥深い音のバリエーションの森へと入っていくのが、道に迷わない最善の方法だ。今、アナログレコードを聴く贅沢。〜デジタル化で失われた大切なもの〜静かな夜ふけ、お気に入りの㆑コードを1枚手にする。何度も見ているはずのジャケットに、しばし見惚れてしまう。音溝部分に触れないようにディスクを慎重に取り出し、ターンテーブルに載せる。ゆっくりと回る黒い盤面にそっと針を落とす。プツッと乾いた音がして、ほどなく柔らかな楽音が部屋を満たし始める。ブランデーグラスを手にして深々とソファに身を沈め音と融け合う。音楽好きなら誰もが手にしたいと思う至福のひと時。レコードはエジソンの円筒型蓄音機「フォノグラフ」に始まる。彼が特許を申請したの1877年12月6日。しかし、フォノグラフは「トーキングマシン」と呼ばれたことからもわかるように、音楽メディアであるよりも、まずは画期的な事務機として受け止められた。蓄音機が音楽をリアルに記録再生するメディアになるには少し時間を必要とした。1887年9月26日、ベルリーナが特許申請した円盤型蓄音機「フォノグラム」によってレコードは音楽メディアとしての道を歩み始める。そして、SPからLPへ、モノーラルからステレオへと進化し、記録される元の音への忠実度をしだいに高めつつ、いつでもどこでも、まるで生の音楽を聴くように再現できるメディアとして広く普及したのである。ここで時間を一気に1982年10月に早送りしよう。この年、直径12センチの金色に輝く「CD」が新しい㆑コードとして登場する。CDは㆑コードの欠点や弱点と思われることを改善し、長時間記録と小型で壊れにくいなどの利便性を合わせもつ「夢の㆑コード」として生まれた。CDは予想をはるかに超える勢いで普及し、登場からわずか4年の86年には㆑コードの売上を追い抜く。ほどなく㆑コードメーカーはその大半が㆑コード製造部門を廃止し、㆑コードは音楽市場の片隅に追いやられることになった。そして、㆑コードと言えば30センチのLPのことだったのが、このころからデジタル技術によるCDと区別するため、「アナログ㆑コード」と呼ばれるようにもなった(ここでは愛惜の念をこめて「㆑コード」と表記する)。しかし、その後の目覚ましいデジタル技術の革新は、音楽の聴き方をさらに大きく変貌させていく。若い世代を中心にダウンロード音源を小さなデジタル携帯機器やスマートフォンで聴くことが主流となり、高音質を求めるマニアックなファンの間では、CD規格を大きく超えるデジタルデータを、そのままダウンロードして聴くことが注目を集めている。今やCDもその姿を消しかねない危機に陥っているのだ。今、アナログレコードを聴く贅沢。㆑コードからCDへ、そしてダウンロード音源へとメディアが革新されていくなかで、㆑コードを聴くことが見直される気運も根強い。㆑コードを話題にする記事は、これまでも新聞、雑誌に毎年のように登場してきたし、ジャズ喫茶のように㆑コードを聴ける場所も少なからずある。また、このところ内外で㆑コードの売上は少しずつだが増えているし、ニューモデル・プ㆑ーヤーの発売を予定している大手メーカーもある。つい最近、ある全国紙は「この㆑コード人気はもはや一過性のブームではない」とまで書いた。しかし、㆑コードの再評価は単なる懐古趣味、あるいは消え去るメディアへの挽歌に過ぎない、という声も相変わらずある。ここで少し冷静に㆑コードを見つめ直してみよう。㆑コードからCDになって変わったのはディスクの記録方式とサイズだけではない。操作が簡単になったことも大きなポイントだ。ボタンを押せばト㆑イが開き、そこにディスクを置いてボタンを押せば音が出る。ダウンロード音源では、もはや音を記録したディスクさえ見えない。音楽は膨大なデジタデータとしてハードディスクかメモリーに記録されている。聴き手に許されるのは音量調節と選曲ぐらいのものだ。また、㆑コードの良さは、その温かく柔らかい音にある。CDのように一定以上の高域をカットしていないからだ、などとよく言われる。しかし、CDの音も決して悪くはない。物理特性の優秀さではCDが上をいく。何よりもこれまで多くの音楽家や音楽制作者たちを満足させてきたのだ。㆑コードの人気が回復しつつあるのには、音質の優劣とは次元の異なる要因があるのではないかという気がしてくる。CDやダウンロード音源に比べると、㆑コードからいい音を引き出すには、実は手間も暇も資金も必要だし、操作には熟練も必要だ。万事に簡便さが尊ばれる時節には肩身が狭い。しかし、プ㆑ーヤーを構成する部品を自分の好みに合わせて替えられることはデジタルにはない大きな魅力だろう。例えば、同じ㆑コードがカートリッジを替えるだけで、柔らかくも硬くも、シャープにも滑らかにも、音の肌触りは変化する。また、ゆったりと回転するプ㆑ーヤーの姿を目にすると、日常とは違った時間が流れる別世界に誘い込まれる。こういうことが㆑コードの音の温かみや滑らかさにもつながっているに違いない。メディアのデジタル化は、音楽を聴く行為から操作に手をかける余地や視覚的充足感という大切なものを奪ったのである。音質の物理特性と簡便さではデジタルに一歩譲っても、㆑コードで音楽を聴く「至福のひと時」は捨てがたい。〜デジタル化で失われた大切なもの文◎船木文宏(「CDジャーナル」創刊編集長)028december 2015※本記事の内容は雑誌掲載時の情報です。----------------------------------Recommend Contents 詳しくはバナーをクリック↓灯AKARI(キャンドル) 2個セット日本古来の伝統、素材を活かし、桧のおちょこを反転させてロウを流し込んだろうそく。詳しくはバナーをクリック↓ホームロースター機能は生真面目、デザインはクリエイティブな家庭用焙煎機。

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  • 住まいに生かす「金沢」の伝統

    長い歴史に培われた伝統が今も暮らしの中に息づく町、金沢。この町は、住まい造りを考えるうえで重要な示唆を与えてくれる。暮らしの中に「金沢」を取り入れることで、人生はより豊かに、奥行きの深いものになるはずだ。和田屋 わたや石川県白山市三宮町イ55-2現代に受け継がれる古き良き伝統を求め「金沢」の町を訪ね歩くーー金沢に残る伝統建築昔懐かしい風情に心和む座敷の奥には囲炉裏が切ってあり、女将が食事の支度を始めた。ここは炭火で焼き上げた川魚が名物だ。金沢市内から少し離れた山際にある純和風の一軒宿。昔懐かしい風情に心が和む。金沢はその長い歴史の中で、日本古来の文化を藩政時代の加賀・前田家が引き継ぎ、独自の文化を大きく発展させた。その中で伝統的な建築もまた、大切に受け継がれてきたのである。町の中心部にある金沢城(跡)は、当時の技術の粋を集めた木造建築の代表格である。再建された五十間長屋の骨太な無垢材の木組みは、見る者を圧倒する。城下に目を移そう。土塀を巡らた町並みは武家屋敷の跡で、誇り高く質実剛健な前田家臣団の気質を今に伝える。茶屋街には趣のある木造2階建ての茶屋建築が建ち並んでいる。往年の面影を残すこの町並みは国の伝統的建造物群保存地区(ひがし茶屋街および主計町茶屋街)の指定を受けるほど歴史的な価値をもつものだ。伝統的な建築には、近代建築では味わえない情趣がある。金沢にはこうした伝統的な建築を大切にする古き良き文化が息づいている。往時の隆盛を偲びつつ町を歩けば、旅もまた楽しくなる。金沢城・五十間長屋石川県金沢市丸の内1-13 層 3 階の菱櫓と橋爪門続櫓(つづきやぐら)をつなぐ 2 層 2 階の五十間長屋は、平時武器などを保管する倉庫だが、戦時は防壁として機能し、白塗漆喰壁(しっくいかべ)や海鼠壁(なまこかべ)の強固な防火構造をもつ。日本古来の柱と梁(はり)・桁をもつ「木造軸組工法」で建てられ、2 階では骨太な木組みをそのまま見ることができる。鉄くぎやボルトを一切使わず、土塀と貫(ぬき)と呼ばれる柱と柱をつなぐ横木を組み合わせた「耐力壁」は、極めて丈夫な構造だ。松風閣石川県金沢市本多町3-2-1※一般非公開天保 5 年(1834)、十二代藩主・前田斉広(なりなが)の娘・寿々姫が、家臣の本多家九代・政和に輿入れした際に、本多家上屋敷に建築された御広式御対面所。明治期になって当地(北陸放送敷地内)に移築された。当時の武家文化を偲ぶ遺構として、国登録有形文化財に指定されている。現在は茶会など伝統的な行事に限って利用される。お宅訪問こだわり抜いた自分だけの家住まいに「金沢」を取り入れるなぜ住まいに「金沢」を取り入れるのか。「金沢」は暮らしをどう変えるのか。金沢で生まれた株式会社 ひまわりほーむの「金沢兼六の家」にそのヒントがある。実際に「金沢兼六の家」に住まう人を訪ね、そのこだわりを聞いた。木の温もりと過ごす家高下伊三美さん( 56)・珠子さん( 57)夫妻開放的な吹き抜け空間は骨太な無垢材が自慢「木の温もりのある家は気持ちが和みますね」と高下さん夫妻は話す。今年2月に完成したこの家には、ふたりのこだわりがたっぷり詰まっている。間取りを決めるのに1年以上かけ、その間に何度も図面を引き直してもらった。玄関を入り、短い階段を上がると広いリビングルームに出る。いわゆるスキップフロアで、階段の途中に中2階を設けて広いリビングルームとしている。これは1階中心に暮らすお母さんと、2階にある珠子さんの居室(寝室)とのコミュニケーションを取りやすくするのが大きな目的だという。リビングは開放的な吹き抜けになっていて、構造材としての梁や柱がそのまま露出している。驚くほどに骨太で頼もしい無垢材だ。金沢城の五十間長屋で見たそれとイメージが重なる。太い梁は厚さ40㎝ほどもあるという。そして頭上空間だけなく、床のフローリングにも無垢材が使われている。こうして木の温もりに包まれていると、まるで森の中にいるように心が落ち着いてくるから不思議。まさに伊三美さんの言う通りだった。興味深かったのは伊三美さんの部屋だ。いや、正確には部屋ではなく小屋裏なのだが。小屋裏は高さ1・4 m 以下という制約があるため、まるで子供の秘密基地のようなスペースだ。決して広くはないが、その狭さがかえって心落ち着く空間なのである。未来志向の住まいと和の美意識長谷和人さん( 26)・絵里花さん( 26)夫妻部にまで家族の思いが行き渡る家造り長谷さん夫妻がこの家を建てたのは2年前のこと。結婚と同時に移り住んだ。金沢市郊外の高台に建つ家は、窓を広く取って吹き抜けとした明るいリビングが特徴。木々の緑を眺めることができる開放的な空間だ。天気が良ければデッキに出て過ごしたり、気の置けない仲間と庭先でバーベキューを楽しむこともあるという。注文住宅は一般的に設計担当者との打ち合わせによって家造りを進めていくものだ。こだわりの強い人であれば、打ち合わせには多くの時間を要するだろうが、多くの人はほぼここまで。後は現場にお任せとなる、のだが……。人一倍こだわりが強い長谷さん夫妻の場合、建築現場に足しげく通い、時には大工の棟梁とも話し合い、自分の家が出来上がるのを見届けた。「おかげで和室の天井を高くしてもらったり、絵本の棚を作ってもらうことができたんです」と和人さん。こうした対応は工業化された住宅ではなかなかできないこと。自分のこだわりを実現してくれたことが「金沢兼六の家」を頼んで良かったことだと、うれしそうに語ってくれた。この家で家族の歴史が刻まれていく。長年の思いを実現した夢の家徳田幸三さん( 67)・恵美子さん( 68)夫妻快適な住環境を実現しライフワークに没頭能登出身の徳田幸三さんにとって、木組みの家は幼い頃からなじみが深かった。家を建て替えるにあたって「金沢兼六の家」を選んだのも、骨太の無垢材を使った頑丈な家造りに共感を覚えたからだ。この家の一番のお気に入りは、能登杉の梁が見える寝室。この梁は家を建てる際にわざわざ能登材の産地である輪島まで足を運び、納得できるものを選んできたという。柱に使われている能登ヒバも、自身の目で見て確かめた。さて、徳田さん夫妻がこの家に移り住んだ時、「どんなに荒天でも、家の中で過ごしていると外の陽気を忘れてしまうほど快適」で驚いたという。金沢の気候をひと言で表現するなら、夏は暑く冬は寒い。ご当地生まれの「金沢兼六の家」は、厳しい自然環境に向き合う家造りを提唱してきた。これは近年いわれる省エネルギー住宅に通じる考え方でもある。遮音や断熱に優れていることは、これからの住まいにとっても重要な要素になるだろう。快適な環境の中に、幸三さんは長年の夢だった書斎を設けた。書庫にはこれまで読んだ本がずらり。蔵書は優に千冊を超えるだろう。静かな書斎で幸三さんは、真実を探る読書の旅を続けている。※本記事の内容は雑誌掲載時の情報です。----------------------------------Recommend Contents 詳しくはバナーをクリック↓伊賀焼 「いぶしぎん」 全2種作り手は真の使い手であれ!という精神の元作られた「いぶしぎん」のおうちで楽しむ燻製土鍋。約30分で本格燻製の出来上がり。伊賀焼の伝統を守りながら現代のライフスタイルでもお使い頂ける商品を提供しています。詳しくはバナーをクリック↓ホームロースター機能は生真面目、デザインはクリエイティブな家庭用焙煎機。

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  • 高級チョコレートのような見た目のセラミック炭で、インテリアも香りも欲張って。【炭のチョコラ】

    お家で気になるのがニオイ。生活をする際靴箱、クローゼットや押入れなど様々なニオイに囲まれています。人はニオイに慣れてしまうものですが、ふとお客さんを迎え入れた時や、外から帰ってきた時などに気になってしまいますよね。そんな際におすすめなのが、ファッショナブルで愛らしい形も楽しめる「炭のチョコラ」です。高級チョコレートのような品のある美しさ。「炭のチョコラ」って?「炭のチョコラ」はニオイを吸着する機能・湿気を吸収する機能を備えたセラミック炭をチョコレート風のカタチに仕上げたアイテム。見た目はまるで高級チョコレートのようで、お洒落な形状です。「炭のチョコラ」に使われているセラミック炭は、ひのきと杉の間伐材を原料として作られています。特殊セラミックスをさらに加え、炭化させているのが特徴。消臭・除湿効果に優れた炭の中でも、多孔質で空間立90%とほぼ空洞です。その特殊な性質で、吸排湿力が備長炭の約5倍以上、水蒸気の吸脱着量は木炭の約6倍と非常に優れています。様々な場面で使える。「炭のチョコラ」の使い方。セラミック炭に使われているひのきは、室内の空気をしっかり浄化し、嫌なニオイを取り除く効果があります。森林の中にいるような、透明感溢れる空気になるのが特徴。リビングやクローゼットなどに置いて、爽やかな空気を演出したい方におすすめです。また、付属の小袋に入れて、洗えない革靴やスニーカーの中に入れるのも賢い使い方です。汗やニオイが篭もりがちな靴の中のニオイをしっかりカットしてくれ、いつでも気持ちよくお出かけができます。インテリアの雰囲気を崩さない、場所を選ばないシンプルで美しい形状なので玄関・寝室・化粧室など、様々な場所で使えます。ニオイのケアだけじゃない。香りも楽しめる「炭のチョコラ」。多孔質の炭でできている「炭のチョコラ」は、市販のエッセンシャルオイル(精油)を垂らすことで、香りも楽しめます。寝室に置く場合にはリラックス系のラベンダーや、心落ち着く香りで女性に人気が高いゼラニウム、ほんのり甘く優しい香りのカモミール、華やかで心をほぐしてくれるローズ、落ち着くウッド系などがおすすめ。また、リフレッシュしたい化粧室や玄関などにはすっきり系のレモンやベルガモット、抗菌効果があるとされるティーツリー、すっきりした香りのユーカリやペパーミント、パッと空気を変えてくれるローズマリーなどがおすすめです。日本人に馴染み深い炭のプロダクト。空気で気分を変えよう。嫌なニオイを取るだけでなく、場所にあったアロマを選ぶことで自分をケアできるのも「炭のチョコラ」の良いところ。日本人に馴染み深いひのきや杉の炭で、気軽に気分も空気も変えてみましょう。------------------------------------------------------商品詳細炭のチョコラ3,300円 ~ 5,500円 税込)>>商品をチェック

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  • 昭和レトロ喫茶、 探訪。東京編

    ドアを開けるとそこに広がるのは古き良き時代の面影を残す空間。昭和の匂いがするその店の雰囲気に、ある人は懐かしい思い出に浸り、またある人はそのレトロさに新鮮味を感じるのかも知れない。60年の歴史がしみる、街の“文化遺産”さぼうる日本最大、いや世界最大規模の古書店街、東京・神田神保町。古書店街と喫茶店の親和性は実に深い。巡りあったばかりの書物を開いたり、界隈に点在する出版社との打ち合わせの場として、重宝される。数多くの名喫茶が集中するエリアなのである。その中でも、押しも押されもせぬ風格を放っているのが、「さぼうる」だ。昭和30年(1955)に創業して早61年。街のランドマークとなっている。蔦の絡まる外観からして見惚れてしまうが、店内に入れば、山小屋のような木の温もりに溢れている。小さな階段を上がった中二階はギュウギュウとこれまた小さな椅子とテーブルが配してあり、まるで小人の家のよう。半地下ではカーブのような穴蔵感が味わえる。初めての訪問ならば、一見しただけでは全体像を把握できないだろう。本の街で育まれた文化的な薫り、壁の書き文字に見られる濃密なエキスみたいなものが、ぎゅっと刻みこまれているこの店だけの空間。もはや街の〝文化遺産〟とでも呼びたくなる、時間が創り上げた飴色の空間なのだ。だが、店の造りより何よりすごいのは、店を開いた当人、鈴木文雄さん(83歳)その人が今も店に立ち、客を案内し、スタッフに気を配り、店内全体を見守っていることである。「店に入ってらっしゃる前にどの席に案内するかを見極めなきゃ。どの位のお歳か、大きな荷物を持ってらっしゃるか、足は悪くないか。あ、あのお客様は毎日来て下さる。あの方はもう40年ぐらい通ってるね」。長年の経験からマスターの目の行き届き具合は、さすがのひと言。「毎日通うどころか、一日2、3回来てくれる人もいる」という。生きる看板のごときマスターの存在と、「いわずともわかっていてくれる」という安心感が、この店へ客の足を60年以上も引き寄せるのだろう。ところで「さぼうる」は、実はアルコール類も飲めるのだ。『菊正宗』から『吉四六』、洋酒のほか、シェーカーを振るカクテルまであり、ボトルキープまでできるという充実ぶりだ。そして朝からでも飲める。意外と知らない客も多い。これは、かつて周辺の出版社から徹夜明けの編集者がやって来ることが多く、仕事終わりの一杯をここで楽しんでいた頃の名残りなのだそうだ。これだけの歴史を誇る店において、ここ2年で新メニューが誕生したという。それはクリームソーダのブルーハワイ味。なんでも、試しに作ってみたら味が良くて、従来の味に加え全4種にしたのだという。老舗にあぐらをかくことのない、飽くなき探求心。マスターは言う。「いつでも、新しい目線を持ってなきゃ。メニューだって今まで通りでいいのか考えないとね」。マスターの姿勢と、店への愛情。いやはや、お見それしました。欧州風のゴージャスな純喫茶古城昭和遺産とも呼びたくなる豪華絢爛のインテリア地下へと導かれる階段で、さっそく中世の騎士と貴婦人を描いたステンドグラスの出迎えを受けた。店は上野駅の近くにあるのだが、階段を下りるに従って外の喧噪が少しずつ遠ざかっていく。そんなアプローチを経て目の前に広がるのは、思わず「おっ」と声を発しそうになるほどの別世界。絢爛なシャンデリア、大理石の壁、奥正面の壁を覆うエルミタージュ美術館を模したという大きなステンドグラス、真鍮を組んだモザイク調の床などなど……。店名の「古城」にふさわしい雰囲気はもちろん、秘密の地下宮殿を見つけたような嬉しさがこみ上げてくる。「父である先代が美術全集などを見てアイデアを練り、内装を全てオーダーメイドで造り上げました。凝りけているようだ、と揶揄されたことも。大正モダンボーイのセンスとこだわりですね」と笑う、二代目オーナーの松井京子さん(69歳)。マダムと呼びたくなる凛とした立ち姿が何とも素敵で、料理に腕をふるう姉の山下千代子さん(72歳)とともに、父親から引き継いだこのゴージャスな店を守り続けてる。創業は東京オリンピック開催年の昭和39年(1964)。父の松井省三さんが、「本格的な珈琲をヨーロッパ風の豪華な空間でもてなしたい」と店を開いたのが始まりだという。定すぎちゃって壁に1万円札を貼り付けているようだ、と揶揄されたことも。大正モダンボイのセンスとこだわりですね」と笑う、二代目オーナーの松井京子さん(69歳)。マダムと呼びたくなる凛とした立ち姿が何とも素敵で、料理に腕をふるう姉の山下千代子さん(72歳)とともに、父親から引き継いだこのゴージャスな店を守り続けている。創業は東京オリンピック開催年の昭和39年(1964)。父の松井省三さんが、「本格的な珈琲をヨーロッパ風の豪華な空間でもてなしたい」と店を開いたのが始まりだという。定番珈琲はブルーマウンテン。当時は150円で出していたが、高級品になってきてからはどうにも折り合わず、仕方なく現在はメニューからはずしている。「父の思いが残せなくて残念でしたが、今、提供しているブレンドコーヒー(490円)も苦味とコク、香りが三位一体になった本格派です」クラシカルなデザインのコーヒーカップも店のイメージに調和しており、レースカバーの付いたソファに身を委ねて味わっていると、何とも贅沢な気分に包まれる。 GMは静かに漂うクラシックの調べ。この日は読書にふける若い女性や、上野という立地のせいかパンフレットを開いて談笑する美術館帰りとおぼしきご夫婦の姿などがセピア色の空間に溶け込んでいた。「若い頃に味わったクリームソーダとナポリタンを食べに来たよ〜、と遠方から再び足を運んでくださるお客様も。そんな時はお店を続けてきて良かったと思いますね」ここではまだ、昭和の良き時代の空気が色あせることなく流れている。クラシック音楽を気軽な雰囲気で名曲・珈琲 麦〝名曲〟の文字を冠し、大型スピーカーやソファに掛けられた白いカバーなどが名曲喫茶全盛期の雰囲気を醸しているが、昔からいわゆるお喋り厳禁という堅苦しい店ではない。創業は昭和39年(1964)。現店主の生沢直弘さん(68歳)は、当時からその自由な心地よさに惹かれて店に通い詰めた客の一人だった。いつしか創業者の河田宏さんから鍵を渡されるようになり、気が付くと店を任される側にいたという。初代から受け継いだ4種の豆をブレンドしたコーヒーや、プリンアラモードが人気。長居するお客が多いのは昔も今も変わっていない。新宿の地下のクラシカル空間名曲・珈琲 新宿らんぶる一階はごく普通の喫茶店の造りながら、地下へ下っていくとダンスホールを思わせる圧巻の広さだ。席数は約200席。真紅のベルベットのソファ席がゆったりと配される。昭和25年創業。昭和49年(1974)に建て替えられたが、創業時からのシャンデリアや燭台が用いられ、クラシカルな空間美で満ちている。そもそもは音楽を聞かせるための名曲喫茶。現在では、喧騒を逃れてゆったりと昼食をとる客にも重宝される店となった。同店は戦後の新宿文化を今日に伝える店として、地域文化財に認定されている。しばし、ノスタルジックな憩いに浸ろう。クラシックホテルのラウンジを思わせる純喫茶 ROYALオーナー自身が追求した、喫茶店の理想スタイル入店してすぐ現れる空間には、大理石が床にも壁の装飾にも用いられ、正面にはステンドグラスが出迎える。続く奥の空間は、アールがかった天井に、シャンデリアが掛かる。ビルの地下ながら、広がりのあるクラシックホテルのラウンジを思わせる空間と内装である。聞けば、初代オーナーは財界に精通していた人物。海外へ出向き、その目で見てきたエッセンスがそこかしこに織り込まれている。店長の野山弘さんによると、初代オーナーも、昼下がりには毎日のように店で珈琲を嗜んでいたという。「オーナーには、上質なものは古くなっても褪せることなく年月を経ていく、という考えがあったのです」好ましいものを追求し、それがベテランウェイターたちによって今も受け継がれ、店の魅力となっている。小岩で一番古いドリップコーヒー店珈琲木の実両親の愛情と思いが刻まれた和洋折衷の居心地のいい空間JR小岩駅北口から徒歩約3分、地元の人が行き交う商店街の中に少し空気感が異なる山小屋風の建物が佇んでいる。和洋折衷の外観とどこか郷愁を誘う風情。扉を開けて中に入ると、そこはさらに心躍る懐かしい色味を帯びていた。例えて言うなら昭和の純喫茶とアメリカのダイナーが融合したような……。そして観葉植物や壁に飾られたいくつもの絵画が趣を深めている。「内装や絵画の多くは父の作です」と話す店主の山本義一さん。開業は昭和30年(1955)。製鉄会社で働いていた父親が病に倒れ、生活の糧を得るため母親が店を開いたのが始まりだという。9年後に店を今の場所に移した際には、内装は病が回復した父親が手がけた。その後、母親が体を壊すと義一さんが店を手伝うことに。弟の和勇さんも加わり現在に至っている。「両親はもう亡くなりましたが、親から受けた恩を忘れずいつも店への細かな手入れを心がけています」コーヒーへのこだわりも同様で、厳選の豆とハンドドリップで淹れるスタイルは小岩では先駆け。香り高い一杯は店の看板となっている。老舗喫茶でモダンなパンケーキをCOFFEE ブリッヂ作家・向田邦子が通った喫茶店。創業は昭和33年(1958)。首都高速道路の高架下のデパート開業と同時だった。当初は有料喫茶室といい、客が入店時にタイムカードを押し、出るときに滞在料金を払う仕組みだった。界隈のマスコミ関係者には絶好の仕事場で、当時事務所を持たなかった向田さんは週に何度も通い、決まった席で執筆に励んだという。二代目・山口哲郎さん(65歳)は、30年前からボリューム満点のパンケーキをずっと提供し続けてきた。今やパンケーキは全8種にも上る。有料喫茶室時代から客層も大きく変わり、連日若い女性で賑わっている。自家焙煎にこだわる下町の老舗ローヤル珈琲店 本店浅草六区近くの商店街の賑わいのなかに佇む昭和37年(1962)創業の老舗珈琲店。店先からはときおり珈琲豆を焙煎する香ばしい煙が漂い、珈琲好きの嗅覚を刺激する。店での自家焙煎は初期から取り入れており、当時は画期的だと評判を呼んだ。基本のブレンドは苦味とコク、酸味のバランスが絶妙な一杯。また、ミルクが入った状態で出されるロワイヤル珈琲は創業時からある人気メニューで、高品質の中沢生クリームをたっぷり使ったヨーロピアンのテイストが味わい深い。銅版画や欧州絵画が飾られた落ち着いた店内も居心地抜群!----------------------------------------コラム:あの忘れえぬ一杯 懐かしい空間に魅かれて散歩の途中、よくあるチェーン系のカフェとは違う、個人経営の喫茶店を見つけると思わず立ち寄ってみたくなる。それも一見して年季の感じられる、昭和らしいムードの店ならば申し分ない。では、昭和らしい喫茶店の要素とは、いったいどういうものなのだろう。まぁその辺、開業の年や建物の築年を調べればいいわけだが、ここではそういう硬い話とは別に、僕好みの昭和調喫茶のポイントをいくつか提示しておきたい。まずは、屋号。『○×珈琲店』と銘打ったような店は、いかにも珈琲豆にこだわっていそうで魅かれるところはあるのだが、昭和らしさとなると、その辺多少ゆるい感じの方がいい。僕が割と好んでいるのは、「パーラー」と看板に謳った店。フルーツパーラー流れの店で、古風なミキサー式の生ジュースなどを出す所も多い。そして、看板を掲げた店先にジュースや軽食のサンプルを並べたショーケースが備えられていれば一段とテンションは上がる。生ジュースの話が出たので、メニューに眼を向けてみよう。先にも書いたとおり、珈琲豆にこだわりすぎると、昭和っぽさからはちょっと離れてしまう。ブラジル、グアテマラ、エチオピア……などと並んでいるより、ただコーヒー、あるいはブレンドとあるだけで、他はコーラ、クリームソーダ、レモンスカッシュ……と続く方がより日本の昭和喫茶らしい。ドリンク類でとりわけ魅かれるのは、ミルクセーキ。赤いサクランボをアクセントにしたミルクセーキのサンプルが玄関口のショーケースに置かれている店は、まず当たりだ。珈琲のヴァリエーションにこだわるな、とはいったけれど、瞬時にノスタルジーをかきたてられるメニューがある。ウインナーコーヒーってやつ。ホットコーヒーにホイップクリームを浮かべたもので、ウインナーはウィーン風の意。原地ウィーンでも伝統的な飲み方というが、クリームにアルプスの雪山をイメージした、なんて説を聞いたことがある。古い喫茶店のひとつのタイプに、山小屋風のつくりの所があるけれど、そういう店の定番ニューともいえる。店内の小道具で一段と昭和的ポイントを上げるのが、ピンク色の電話。いまどきは店内電話を利用する客もほとんどいないだろうが、壊れていても置いてあるだけで、懐かしい時代の喫茶風景が回想される(丸ノ内や大手町の数少なくなった古参ビルの地下街にはピンク電話のある店が割合と見られる)。星座占いのオミクジ装置の付いた灰皿とか麻雀やインベーダーゲームを内蔵したテーブル……といった諸々は僕の世代にとってはちょっと微妙な古さなのだが、このあたりにも昭和らしさを感じる世代が増えているのかもしれない。そして、なんといっても重要なのは客層。店内に年配の御常連──。手なれた感じでモーニングを注文しつつスポーツ新聞なんぞを読みふける単身の老人客がいるだけで、グッと雰囲気にコクが出る。泉 麻人 コラムニスト いずみ・あさと1956 年、東京生まれ。「週刊T V ガイド」などの編集者を経てコラムニストになる。町歩きをはじめ、喫茶店巡りの本も執筆。雑誌だけでなくテレビのコメンテーターや司会も務める。著書に『東京いつもの喫茶店 散歩の途中にホットケーキ』『東京ふつうの喫茶店(共に平凡社)『大東京23区散歩』(講談社)など。※本記事の内容は雑誌掲載時の情報です。----------------------------------Recommend Contents 詳しくはバナーをクリック↓有田焼 マグカップ 全6色ボウル部分が大きく作られているので、マグの中で飲み物が転がり味がマイルドに感じられる形状です。詳しくはバナーをクリック↓有田焼 セラフィルター紙のフィルターでは不可能であった「うまみ成分である豆の油を通す」ことで、コーヒー豆本来の旨味を味わうことができる世界唯一のコーヒーフィルターです。

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  • キャンプで食べたい、ワイルド飯。

    キャンプで楽しみなものといえば、焚き火など直火を使ったワイルドな料理。豪快な火力だからこそできるパワフルな料理は、家庭ではなかなか出せない味わいが魅力。薪の強火で炙ったお肉はジューシーな肉汁が中に閉じ込められ、外側はカリッと焼ける上、焚き木のアロマが移り、お家のガス火では味わえない旨みが味わえます。また煮込み料理などをする際も、じっくり煮込めるので食材が柔らかくなりやすく、お子様などでも食べやすいのが魅力的。今回はキャンプで楽しみたいワイルドな料理と、キャンプ飯にぴったりのアイテムをご紹介します。シンプルイズベスト。好きなものを焼いて食べよう。焚き火の醍醐味といえば「焼き」料理。高火力でさっと焼くと、焚き火の香りと華やかな旨みが口いっぱいに広がります。直火で美味しいものといえば、やはり牛・豚・鶏などのお肉。キャンプという非日常な時には普段なかなか食べないラム肉やジビエなどもおすすめ。ワイルド飯の名に恥じないパワフルなお味です。ウインナーやソーセージなども焼いて美味しいメニュー。「鹿肉ソーセージ 男の隠れ家PREMIUMセット」は、普段味わえないワイルドなジビエソーセージが楽しめます。他にも貝類や魚介もおすすめ。「貝付きホタテ&青つぶ」は、オホーツクに面する猿払村で採れたお刺身でも食べられる活ホタテと青つぶが楽しめます。バター醤油焼きで食べると、何ともいえない美味しさです。>>鹿肉ソーセージをチェック >>貝付きホタテ&青つぶをチェックずぼらでも絶品キャンプ飯なら、放置するだけのホイル焼き・蒸し焼き。焚き火だけあればできる料理の代表が「ホイル焼き」。ホイル焼きにも食材をホイルに包んでそのまま焚き火に放り込むだけのものと、網の上に食材を入れたホイルを乗せて焼くものがあります。じゃがいもやさつまいも、にんじんなどの火の通りにくい根菜類は、じっくり火を通すため湿らせた新聞紙に包んだ後に、アルミホイルに包んで焚き火の中に投入。その間、他の料理をすることもできるので、一番手軽にできる料理といえます。ずぼらな方やお子様と一緒に行うのにもぴったりの調理法です。また、焚き火の上に網を置き、その上にホイルを置いて調理することも可能です。その際は鮭ときのこや、豚肉、牡蠣などを包んで焼くのがおすすめです。アルミホイルで包むと、蒸されることによって旨みが凝縮してたまらない味わいになります。珍しいものでは缶に具材をそのまま詰めて直火で焼く「カンカン焼き」も。缶を直火にかけて蒸すことで簡単に美味しく調理できます。「三陸漁師のカンカン焼き 牡蠣12個セット」は特に調理がしやすく、カンカン焼きに必要なアイテムが揃っているので、美味しい牡蠣がすぐに楽しめます。>>商品をチェック高い火力で旨みをじっくり抽出。焚き火で煮込み料理。焚き火で煮込みをする利点は、高火力でじっくり煮込むことで旨みをしっかり引き出せることです。スープをはじめ煮込みハンバーグなど様々な料理を楽しめます。持っておくと便利なのが、キャセロールなどの厚手の蓋付き鍋。「LAVA ホーロー鍋 オーバルキャセロール」は直火にもIHにも使える優れもの。一つあるだけで家でもキャンプでも気軽に煮込み料理ができます。>>商品をチェック寒い時期や山間部の朝夕の冷え込みには、ポトフやシチューなど温かい料理が嬉しいもの。石狩鍋や豚汁など和風のメニューから、スパイスからカレーを作ってみても楽しいです。ほかほかの煮込み料理で心も身体も解きほぐされてみてください。無骨で簡単。ワイルド飯で全回復。簡単に作れて、家ではなかなか出せない非日常感が楽しい、お酒にも合うワイルド飯。疲れている時にも難しいことを考えずに作れる無骨メニューで、アウトドアならではの美味しさと楽しさを満喫しましょう。------------------------------------------------------商品詳細鹿肉ソーセージ 男の隠れ家PREMIUMセット5,000円 ~ 9,000円(税込)>>商品をチェック貝付きホタテ&青つぶ(ホタテ専用ヘラ付き)4,350円(税込)>>商品をチェック三陸漁師のカンカン焼き 牡蠣12個セット5,000円(税込)>>商品をチェックLAVA ホーロー鍋 オーバルキャセロール6,600円 ~ 27,500円 (税込)>>商品をチェック

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  • 快適なアウトドアを。男の隠れ家PREMIUM注目アイテムを一挙ご紹介。

    どんな時期にもやっておきたいのが、アウトドアの準備。特に夏や冬は野外活動には厳しい季節。だからこそ、外でも快適に、お洒落にキャンプを楽しみたいですよね。男の隠れ家PREMIUMでは、扱いやすいこだわりアイテムを続々入荷。日常でもアウトドアシーンでも大活躍するようなものを集めています。今回は、男の隠れ家PREMIUMで取り扱いを開始した注目アイテムを一挙ご紹介します。アウトドアといえば楽しみなのが料理。注目アイテムで差がつく。アウトドアで楽しみたいのが豪快に楽しめる料理。「Ozpig オージーピッグ」は万能なクックピットです。調理に特化した機能と簡単に持ち運びできるポータブル性を備えたクッキングファイヤーピット。安全に焚き火を楽しむために、シンプル&ストロングをコンセプトにオーストラリアで開発されました。薪火料理を楽しむための機能が一台にギュッと凝縮されています。豊富な調理オプションでメニューの幅も広がります。さらに、焚き火台として誰でも安全に囲めて団らんの場にも最適です。楽に持ち運びできる優れたポータブル性で、野外での使いやすさも。薪窯で焼いたピザの美味しさはひとしお。しかし薪釜は数百キロにも及ぶ重量があり、外で楽しむにはハードルが高いもの。そんな時はポータブルピザオーブン「KABUTO(カブト)」がおすすめです。薪窯の性能をギュッとコンパクトにした可愛らしいピザオーブンで、どこでも持ち運べて様々な場所でピザパーティーが楽しめます。小枝と木質ペレット両方使えるので、ピザに限らずチキンや野菜のロースト、パンなど素材の味を引き出すオーブン調理も可能です。アンティークな色合いや形状が愛らしいケトルも勢揃い。キャンプで欠かせないものといえばケトルです。簡単にカップラーメンを食べたり、こだわりのコーヒーを入れるのにも使いやすい逸品です。「グランマーコッパーケトル」は古き佳き19世紀のデザインを復刻したケトルです。どこかクラシックで美しいだけでなく、底広のデザインによってお湯が早く沸くため、冬の暮らしに大活躍します。「1.8L エニーケトル」はフタ付きの口元で、アウトドアでも使いやすいのが特徴。ススや灰の侵入を防ぎ、シャープな注ぎ口で湯切りのコントロールも気持ちよく行えます。吊り下げ用のステンレスハンドルを備え、片手で注げる真鍮取手は使い込むほど手に馴染みますコッパーの美しい色合いで持っているだけでテンションが上がります。「1.0Lトリップケトル」は、日本の湯沸かし器の代名詞である「急須」からインスピレーションを受けた逸品。ノスタルジックなデザインからは、どこか懐かしい空気が漂います。キッチンで、リビングで、庭先で、散歩の途中で、旅先でと、どこでも使いやすいのが特徴です。野外でお風呂やサウナも。身体を清めて温めて快適なキャンプを。野外で憧れるのが、フィンランドのような風呂やサウナ。最近ではモバイルサウナやモバイル風呂などが使えるため、お気に入りのスポットで気軽に身体を温められます。「モバイルサウナ MB10A」は組み立てが約20分で完了する、本格的なロウリュが楽しめる屋外専用の携帯式サウナです。ゆったりした室内には大きな窓が備わり、テント内から屋外の眺めを楽しみながら、リラックスしたサウナタイムを満喫できます。「薪風呂 ボヘメン」は短時間で組み立てられるのに、大人2人+子供2人の大容量のお風呂です。スウェーデンの Hikki(ヒッキ)社製薪風呂で、シンプルでありながら、随所にオーク材が使われた北欧ならではの温もりのあるデザインとなっています。野外でお風呂やサウナを楽しむ時にあると便利なのがストーブ。「ティピ 120/150」は錆びた鉄の味わいを楽しむアウトドアファイヤープレイスです。折り紙を思わせる直線的な造形は、東洋的な洗練された美しさで、煙突効果のある三角錐の形状が煙を上へと送り、快適に焚火を楽しめます。家でもキャンプ気分を楽しめる。ファイヤーディスプレイで安全に炎を満喫。キャンプやアウトドアに行きたくても、なかなか忙しくて行けないという方も多いもの。仕事や人生に疲れた時、炎を眺めたくなるのは1 /fゆらぎという、特別なリズムを火が生み出しているからです。ほかにも小川のせせらぎや波の音など自然のものが1 /fゆらぎを生んでいます。ファイヤーディスプレイの「EYE アイ」「DOME ドーム」は、バイオエタノールを燃料として、手軽に室内で火を楽しむことができるファイヤーディスプレイです。自然由来のバイオマスを原料にしたバイオエタノールは、大気中のCO2を増加させない環境にやさしい燃料として注目されています。煙を排出しないため煙突も必要とせず、部屋に置くだけでその日から火のある暮らしが始まります。インテリアの一部に炎が加わることで、部屋はよりリラックスできる空間になります。素敵なアイテムたちを連れて、快適にキャンプを楽しもう。快適なキャンプには、こだわりのアイテムが欠かせないもの。男の隠れ家PREMIUMセレクトの商品で、どんな季節でも心地よく、楽しい思い出をつくりましょう。------------------------------------------------------商品詳細1.0Lトリップケトル14,850円 ~ 24,200円(税込)>>商品をチェック1.8L エニーケトル30,800円 (税込)>>商品をチェックグランマーコッパーケトル35,200円 ~ 41,580円(税込)>>商品をチェックOzpig オージーピッグ42,900円(税込)>>商品をチェックKABUTO(カブト)35,200円(税込)>>商品をチェックモバイルサウナ MB10A181,500円(税込)>>商品をチェックDOME ドーム297,000円(税込)>>商品をチェックEYE アイ220,000円 (税込)>>商品をチェックティピ 120/15076,450円 ~ 93,500円(税込)>>商品をチェック薪風呂 ボヘメンオープン価格>>商品をチェック

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  • ハサミとナイフの二刀流。アウトドアにも最適のキッチンバサミが登場。

    アウトドアでも自宅でも、調理の時必要不可欠なのがナイフやキッチンバサミといったカットに特化したツール。ご自宅でも蟹を捌いたり、丸鶏を買った際にそれぞれの部位に切り分ける時、サムギョプサルなどの大きいお肉を食べやすく切り分ける際や、包丁で調理するほどでもないものをちょっとだけ切りたい場合など、大仕事から小さな仕事までこなしてくれるのがキッチンバサミです。特にアウトドアではまな板要らずのキッチンバサミは重宝するものの、ナイフと機能が重複するため、軽量化を考えると持ち運びを諦めている方も多いはず。そんな方に今回は「 Daily Chef オールステンレスキッチンバサミ」をご紹介します。バナークリックで商品ページへ↓ハサミとナイフの二刀流。「Daily Chef オールステンレスキッチンバサミ」は、切れ味を求める方にぴったりのプレミアムなキッチンツールです。ハサミとしての使用だけでなく、完全分離することができるので、分離した刃は、包丁・ナイフとしても使用可能。携行性に優れています。また、196gと軽量なため、キャンプや山登りなどのアウトドアの時も持ち歩きやすく、荷物をすっきりさせることができます。人間工学を元にしたデザインと、左右対称ハンドル。硬いものから柔らかいものまで様々なものがさくさく切れて、使い勝手が良いのはもちろんのこと、人間工学を基にデザインされ、手に優しいラウンド取っ手となっています。どんな方でも使いやすいのも「Daily Chef オールステンレスキッチンバサミ」の特徴です。また、左右対称ハンドルで利き手を選ばず使用できるのも嬉しいポイント。ハサミは右利きの方に合わせた設計のものが多く、左利きの方は専用のものを買わなければならないなど、不便を強いられがち。「Daily Chef オールステンレスキッチンバサミ」は家族内や仲間内で使いたい時にも使用者を選ばない優しい設計です。持ち運びやすさだけではない、本格的な機能性。「Daily Chef オールステンレスキッチンバサミ」の刃渡りは一般的なキッチンバサミ(韓国で販売されている主要なもの)より1〜2センチ長く、力を集中しやすい形状なので、硬いものもザクっと切断が可能です。蟹の甲羅や分厚いお肉なども力が要らず、楽々カットできます。刃渡りが長いことで大きな食材や肉を一度に効率的に切断することができ、調理効率が上がり時短にもなります。一気に切ることができるので、切断面が美しくプロフェッショナルな仕上がりが期待できます。まな板に色がついてしまう上、白菜が重なる分厚いキムチなどのカットも簡単にできるので、まな板がない場合の調理や、アウトドアで簡単に調理器具を洗えない際など、必要以上のツールを使いたくない時にもおすすめできる逸品です。どんな時でも使いやすい万能キッチンバサミ。ご自宅やアウトドアシーンなど、使用のシーンを選ばない「Daily Chef オールステンレスキッチンバサミ」。様々な場所へ連れて行って、どこでも美味しい料理を楽しみましょう。------------------------------------------------------商品詳細Daily Chef オールステンレスキッチンバサミ9,900円 (税込)>>商品をチェック

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