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男の隠れ家コンテンツ

  • 【3大グルメ企画】 第五章「カリーライス専門店 エチオピア」編

    【3 大グルメ】は、日本人が大好きな人気グルメ「ラーメン」「カレーライス」「ハンバーガー」を提供する、こだわりの飲食店を紹介していきます。セレクトのポイントは「老舗」と「老舗店主のおすすめ店」。今回は神保町で 40 年のカレー専門店をピックアップ!街に愛されるスパイシーカレーの味とは?!コーヒー屋から始まった、“スパイシーカレー”専門店?!カレー激戦区・神保町で、40 年近く続くカリーライス専門店「エチオピア」。もともとはコーヒーを出す喫茶店だったというこのお店、あまりにもカレーが人気だったことからカレー専門店へとシフトしたというから驚き。店名の由来はコーヒー豆発祥の地・エチオピアだが、今やこの名前で思い浮かぶのはスパイス香るあのカレーという人も多いだろう。昭和 63(1988)年からこの地で営業を続ける神保町本店。平日はビジネスマンや学生、観光客が次々と訪れ、ピークタイムには 100 食以上が注文されるほどの盛況ぶりだ。10〜100 倍まで OK!「辛さ」が選べる無限スパイスワールドエチオピア名物といえば、注文時に選べる“辛さのレベル”。0 倍(辛くない)から始まり、上限はなんと 100 倍まで!常連の中には、裏メニュー的に 100 倍カレーを頼む強者も。店員さん曰く、「表に出していないけど、言ってくれたら OK」とのこと。この辛さはただ単に唐辛子の量を増やしたものではなく、スパイスのブレンドで調整されているため、辛いだけでなく奥深い旨みと香りが広がるのが特徴。口の中が燃えるようでいて、後味は意外にもスッキリ。クセになる味わいで、リピーター続出中だ。野菜・豆・チキンが三大人気!迷ったらまずこの3 種をメニューはビーフ、チキン、野菜、豆など多彩。中でも人気が高いのが「豆カレー」「ビーフカレー」「野菜カレー」の 3 つ。豆カレーは、スパイスと豆の相性が抜群で、滋味深さにほっこり。ビーフカレーは王道ながら、ルーとの一体感が秀逸で、食べ応えもバッチリ!野菜カレーはごろっとした具材の存在感があり、ヘルシー志向の方にも好評だ。胃の調子を整えてくれる、スパイスが効いた、体が「元気になる」と評判のエエチオピアのカレー。まさに“エナジー系”カレーといえる一皿だ。カレーの後のマンゴープリンの優しい甘さがたまらない!カレー激戦区・神保町で生き残る理由とは?エチオピアがここまで長く愛され続ける理由は、スパイスや調味料の辛さと細部まで作り込まれたバランスの良さにある。素材の選定、調理のタイミング、盛り付け…そのすべてが「うまさ」に直結している。店主曰く、エチオピアは特に”スピード重視”なのがポイントなのだという。混雑するランチタイムでも驚くほどスムーズにカレーが提供されるのは、厨房内の連携と段取りの良さのたまもの。席数は 1 階が 10 席、2 階が 24 席。回転の早さも、リピーターが多い理由のひとつだろう。エチオピアは、テイクアウトも可能で、レトルトカレーも販売中!スパイスの効能まで明記されているのもありがたい。スパイスと人が交差する場所で、記憶に残る一皿を。インタビューの最後、「これまでで一番うれしかったことは?」という問いに、「この味でお客さんがまた来てくれること」と答えてくれた店主さん。仕込みから営業まで、決して楽ではない日々。それでもお客さまから「また来たい」と言ってもらえることが、何よりの励みになっているという。ひと皿のカレーに、40 年分の工夫と誇りが詰まっているエチオピア。今日もまた、神保町の街角でスパイスの香りが漂っている。-----------------------------------Shop dataカリーライス専門店 エチオピア 東京都千代田区神田小川町 3-10-6電話/03-3295-4310営業時間/月〜土 1F 11:00〜22:30(ラストオーダー22:00)、2F 11:00〜21:30(ラストオーダー21:00)日・祝日 1F 11:00〜21:00(ラストオーダー20:30)、2F 11:00〜20:30(ラストオーダー20:00)年中無休アクセス/JR 中央線お茶の水駅より徒歩 5 分、東京メトロ神保町駅より徒歩 5分

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  • 【3大グルメ企画】 第四章「味の萬楽」編

    秋葉原駅と御茶ノ水駅の中間あたりにある「味の萬楽」秋葉原駅と御茶ノ水駅の中間あたりにある「味の萬楽」はそれぞれ駅から徒歩 5 分程歩き、昌平橋交差点の角に位置している。大きな道路を挟んだ向かい側には「ぐろ亭」がある。周辺には秋葉原の電気街や神田明神があり、地元の人はもちろん、多くの人が訪れる東京のど真ん中だ。遠目から見ると赤と白の縞模様の店構えはメルヘンチック洋菓子店のようだが、明治 45(1912)年創業のラーメンと中華粥の老舗専門店だ。100 年超えの老舗店を現在切り盛りしているのが 4 代目の女将、古室さん。明治代に日本橋で開業した曽祖母から、変わらぬ味を受け継いでいる。祖母が身体をし、車いすで店に立てなくなったときに、祖母の孫にあたる古室さんが店を任されるようになった。なお古室さんの父親は神田小川町にある中華店をオープンさせ、こちらは弟が後継いでいるのだという。古室さんが店を切り盛りするようになり 15 年ほどが経ち今では近所の子どもからビジネスマン、ママさんまで店脇を通りかかる人皆が知り合いになるほど濃厚な付き合いをしている。平日 11~15 時のみ営業する創業 100 年超のラーメン・中華粥専門店大きな道路の角にあるこの店は中がオープンになっていてよく見え、初めてでも入りやすい雰囲気だ。店のインテリアや空気感は昭和レトロそのもの。カウンターがメインのこじんまりとした店内は、建物自体は歴史を感じさせるが、かなり清潔にされている。オーダーは、入口を入ってすぐ横にある現金専用の券売機で注文するスタイルだ。店外に代表的なメニューが写真付きで飾られていて明瞭簡潔。ここの代表的なメニューは中華粥としょうゆラーメン、そして季節限定でいただける冷やし中華。セットメニューはもちろん、チャーハンやアルコールメニューなどもラインナップしている。また土日祝日は店を開けておらず、平日の 11~15 時のランチタイムのみ営業をしている。4 代目女将、古室さんが一人で切り盛り厨房内はオープンキッチンで古室さんの丁寧な作業を窺える。「(おばあちゃん、ひいおばあちゃんは)料理が上手な人だったというのと、いい出会いがあったのかなって。おばあちゃんの時代は出版社さんたちもよく来ていたので」と話してくれた。古室さんが子どものころは祖母が中華料理屋を営んでいたそう。「祖母のころは夜だけ営業している期間もあって、手作りの腸詰めや中国酒でもてなしていました神田は出版社が多く、有名な作家さんたちがよく来ていました。」馳星周先生や北方健三先生などの有名作家さんや井崎脩五郎先生など著名人が足しげく通っていたのを中学生の時に記憶しているのだそう。今のラーメンと中華粥にメニューを絞ったのは祖母が病に倒れて父の代からで、華料理店から業態を変更させたのだという。古室さんが店を継いだのはその父が亡くなったタイミングだったそう。「最初は 2 人でやっていたのですがコロナで 1 人になりました。でも 1 人の方がラクですね。休まなければいけないときにすぐ休業できるので」仕込みのために平日は毎日朝 8 時に店に入り、15 時の閉店後は 18 時くらいまで次の日の仕込みや掃除をしているという。調理場横の小さな扉が開放されていて、そこから通学していく小学生たちや常連客たちに、挨拶を交わしているのが印象的。仕込みや調理をしながら、店外から常連客からの挨拶に答えるため、しばし手を休める。その頻度は 10 分に 1 回程度だから、なかなか頻回なのだ。これが日常なのだそうだが、地元の飲食店でちょっとした世間話をする様子はすっかり見かけなくなった光景でもある。この和やかなやり取りこそ、味の萬楽の魅力ともいえよう。昔懐かしいしょうゆラーメンラーメン 850 円そうこうしていくうちに、しょうゆラーメンが完成。ひとり分のスープを丼に綺麗に注いでくれる。具の乗せ方も均一でとても美しい。ラーメンは、よくある昔懐かしいしょうゆラーメンで、少し黒く染まったスープが特徴的。スープを口に運んでみると、鶏ガラベースの昔ながらの中華そばの味わいが口いっぱいに広がる。サッパリとした後味なのに独特のコクを感じられた。麺は、若干硬めでコシがあり食べ応えがある。食べやすいサイズにカットされたチャーシューは、とろけるほど絶品。ここのチャーシューを目当てにしている人も多いのだそうだが、これは納得できる。脂の臭みがないのは丁寧な仕込み故だろう。十分な量のメンマと香ばしい海苔。薬味の葱も少し多めと嬉しいバランスまで完璧。特別なものは入っておらず、ここまでオーソドックスでありながら、美味しい、また食べたいと思わせる昔懐かしいラーメンがここにある。丁寧な仕込みや火加減、盛り付けまでのこだわりが多くの人々から愛され続ける理由であり、これからもさらに多くのファンを惹きつけていくのだろう。元・中華料理店の祖母から受け継いだおかゆ小おかゆ 500 円お粥もいただこう。お粥はとてもシンプルに見えるが中華出汁の味がついている。「しっかりめに味がついているので、そのままでも美味しいですよ」と古室さん。こだわりはお粥を 3 回に分けて炊いていること。食感の違いを出しているのだそう。このレシピは、代々受け継がれてきたもので大きく変更しておらず、老舗の味を守り続けている。なお、お粥にトッピングされているのは、ワンタンの皮を揚げたもの。香ばしくて、食感も良い。シンプルでそれだけでも美味しさを堪能できるが、お粥とともに差し出される「味変調味料」で好みの味にアレンジしてみても。豆腐を発酵させたふにゅうやチリソースなどを入れるのもおすすめとのこと。また、卓上に常備されている「辣油」も、お粥によく合う。シンプルな味わいのお粥が、各調味料を吸い込んで、それぞれの味わいを引き立てていく。一番嬉しかったことを聞いてみると、「私に代わってからずっと来てくれているお客様がいるわけですが、『味がよくなったね』と言われるのは嬉しいです。始めたばかりでまだまだのころからずっと通ってきてくれる人もいらっしゃるので」辛かったことは「ちゃんとできないことです。思っているよりもできないときは自分の無力さを感じますね。数字は嘘をつかないのでバロメーターにはなる」3 月から提供される期間限定冷やし中華冷やし中華 1,300 円季節限定の冷やし中華も必食。初夏を告げる風物詩として中華屋等で見かける「冷やし中華はじめました」の看板だが、ここの冷やし中華は 3 月からはじまっているという。「冷やし中華がコンビニで売れるのは 4 月、3 月だとデータを持ってきてくれるお客さまがいて。早ければ早い方がいいと教えてくれたんです。実際、お客さまも早い時期から出してほしいようだったみたいでね」お客さんの希望で年々提供時期が早まっていたが、3 月から冷やし中華を提供するようになったのは 2021 年からだという。ここの冷やし中華は具沢山の酢醤油タイプ。お酢が甘めなのが特徴で、これは父親好みのレシピで譲り受けたものなのだそう。なるほど、食べてもツンとくるような冷やし中華特有の酸味は控えめで甘みを強く感じた。冷たく締められた中細のちぢれ麺はぷりっぷり。タレはサラッとしているけどちぢれた部分によく絡む。具材もきゅうりやチャーシュー、錦糸卵にアクセントの紅生姜もクセになる味で、どれもバランスがよく、あっという間に汁まで食べ切ってしまった。酸っぱくて冷やし中華を食べてこなかった人にこそ食べて欲しい 1 杯だと感じる。4 代目女将の夢「ヨボヨボになるまで働き続けること」一番人気のセットメニュー「ラーメンと小がゆセット」1,350 円この店の一番人気のセットメニューは「ラーメンと小がゆセット」1,350 円。このほか今あるおかゆメニューは「チャーシューおかゆ」「海鮮おかゆ」「とりおかゆ」「ピータンおかゆ」で各 1,000 円。ベーシックなおかゆはラーメンとセットで頼むか「小おかゆ」500円でいただくことができる。なお、以前は朝の時間帯に中華粥を提供していたがやめてしまったそう。「体力的なものを感じてね。そして、長くこのお店を続けるために、朝粥はやめたんです。」そんな古室さんの今後の夢は「ヨボヨボになるまでここで働き続けること」健康に気を付けながら一人で切り盛りしている以上、自分自身の身体が何よりも大切だ。店に立てなくなったらそれで店をたたむことになることがわかっているからこそ、ランチタイムのみで、ある限りの接客を続けている。暖かみのある女将との何気ない会話も楽しめて、折り紙つきの昔ながらのラーメンや、ほかでは味わえない中華粥を食しに是非、一度訪れてみては。Shop data味の萬楽東京都千代田区外神田 2-3-9電話/03-3251-0213営業時間/11:00~15:00定休日/土・日・祝アクセス/東京メトロ丸ノ内線 淡路町駅 徒歩 4 分/都営新宿線 小川町駅 徒歩 4 分/東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 徒歩 5 分

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  • 【3大グルメ企画】 第三章「FUNGO 三宿店」編

    日本人が大好きな人気のグルメ「ラーメン」「カレーライス」「ハンバーガー」を提供する飲食店をご案内していく【3大グルメ】。今回は、ハンバーガーショップの草分け、FUNGO 三宿店を、料理芸人としてバラエティ番組やラジオ等に出演し、YouTube でも人気を博している「藤井21」さんがご紹介します。地元ローカルにこよなく愛される味をどうぞ!都会の喧騒を離れてゆったり落ち着けるバーガーショップへようこそ。渋谷や三軒茶屋の喧騒を離れるだけで緩やかな時間の流れる住宅が建ち並び、遠くからテニスボールを打つ音が聞こえる公園には静かな緑が広がっている。ここには国道 246 を走る車の喧騒も聞こえてこない。池尻方面から世田谷公園を抜け、学芸大学方面向かう。「平日の午前中からテニスとは優雅ですな」と、誰に語るでもなく小さくつぶやきつつ午前中の涼しい風を感じ歩く。世田谷公園を抜けるとちょうど目の前の交差点を挟んで斜向かいに、真っ青な壁の建物が目に入る。鮮やかなオレンジ色の店名が、真っ青な壁にくっきりと映え、赤と白のストライプのサンシェードも相まって目のスクリーンにインパクトを残す。この地で“東京ハンバーガー御三家"のひとつ「FUNGO 三宿本店」は今年の12月で創業 30年を迎える。店前のテラス席にはスチール製の真っ赤な椅子と丸テーブルが数脚並び、店内に入ると木製のテーブルと椅子が綺麗に配列されている。壁は生成りの塗装に外装と同じ真っ青な腰壁の羽目板。和食店にはない色味にアメリカンを感じて少しだけワクワクしてくる。「せっかくだしテラス席で優雅にバーガーでも決めてやろうか」とテラス席に座る。少しだけ三宿の雰囲気にあてられたみたいだ。テーブル上にはカトラリーと紙ナプキン、使い切りのケチャップとマスタード、そして紙エプロンが置かれている。〜ハンバーガー?サンドイッチ?〜卓上のメニューを開くと先ずサンドイッチがずらりと幅を利かせている。「シュリンプとアボカド」「スモークサーモンとクリームチーズ」「自家製ベーコン・レタス・トマト」まあどれもワクワク感をそそられる具材だ。今でこそ定番の具材となったアボカドも創業当時は日本では扱っているお店は少なかったそうだ。オープン初期から人気のエビアボカドサンドウィッチ ¥1,350FUNGO 三宿本店は創業したオーナーがアメリカ留学時に食べたサンドイッチの味が忘れられないと、日本に帰ってきてからその味を再現して始めたお店らしい。つまりハンバーガー御三家の一角のルーツはサンドイッチにありということだ。…ん?ハンバーガーとサンドイッチって何が違うんだ?ふとなんとなく気になって違いを調べてみると、サンドイッチはパンに様々な具材を挟んだ料理で、ハンバーガーはバンズ(丸いパン)を切って肉類や野菜を挟み込んだものだという(※1)。どうやらハンバーガーはサンドイッチファミリーの一員らしい。ということは FUNGO のハンバーガーはサンド料理界の基礎をしっかりと押さえているということになるじゃないか。サンドイッチに少しだけ心惹かれつつも今日の目的はハンバーガーだとメニューをめくる。「クラシック」「アボカドタルタル」「自家製ベーコンチーズ」メニューに載っている写真も相まって香り立つようなラインナップにどれを選んでいいか考えこんでしまう。これは永遠に迷いかねないのでえいやと勢い一発「自家製ベーコンチーズバーガー」をチョイス。ご多分に漏れず“自家製”という言葉に惹かれてしまっている。自家製ベーコンが入った人気のベーコンチーズバーガー¥1,960カウンター越しにオープンキッチンを覗くと、鉄板の上でパティを焼きながらバンズを半分に切りつつフライヤーでポテトを揚げる。野菜やソースを準備し、流れるような手さばきで調理を進めている店長の関さんは27歳の若さでFUNGO 三宿の店長を任されている。「自家製ベーコンチーズバーガーです」と、関さんが爽やかな笑顔で出してくれた。〜大ご馳走の味〜白の丸皿にはデカデカとハンバーガーが立ち上がっている。茶褐色のバンズの間には下からゴツゴツした分厚いパティ、そしてとろけたチーズがパティを包み込み、その上にこれまた分厚い自家製ベーコンが折り重なっている。そして瑞々しいレタスにトマトの断面がチラリと顔をのぞかせる。そんなバーガーは脇には黄金色にカリッと揚がったポテトが寄り添っている。バーガーには「FUNGO」と書かれた小さな旗が誇らしげに立っている。まるでそれぞれの具材が主張しながらも“ちゃんと一緒に食べてくれよ”と言っているかのようなそんな出で立ちだ。シズル感のお手本のような見た目に、これはたまらんとばかりにテーブルの隅に置かれたナイフとフォークにガン無視を決め込んでハンバーガーを両手で持ち上げかぶりつく。もちっとしたバンズと共に具材も一緒に噛みしめる。レタスの歯触りが小気味よく、粗挽きの肉々しいパティからじゅわっと旨味が染み出してくる。直後にスモーキーな自家製ベーコンの香りとチーズの濃厚な味わいが広がり、トマトの瑞々しさが口の中をさっぱりとさせる。…あぁこれは笑っちゃうくらいに旨い。バンズやそれぞれの具がしっかりと存在感を示しながらも一つに調和している。ベーコンだけだと燻製感が前に出すぎるし、パティだけだと肉々しさが粗すぎる。でも、それらが一緒になると、不思議とハンバーガーというひとつの料理になる。これはちゃんと計算されている料理だ。FUNGO 三宿では毎朝開店前に野菜が届きグラム単位で量を調整して、その一口のための最適な分量になるよう切り分けられているらしい。もちろんパティも同じだ。粗挽きのミンチは噛むたびに肉感を感じられるように脂と赤身のバランスを見極めて特注していて、こね方から焼き方まで細やかな工夫が詰まっているのだとか。そして全体をふんわりと受け止めているのが特注しているというバンズだ。「峰や」さんに特別に焼いてもらっているというこのバンズは、もっちりとした弾力で甘味がありつつも香ばしい。試しにバンズだけ千切って食べてみたが美味しい、おいしいが確かにもっちりした食感が立ちすぎていて少しだけ重たい印象がある。しかしこれがハンバーガーになると不思議と調和している。“挟まれることを前提にしたパン”なのだろう。この料理は別々の具材が一つになって完成している。それを頭ではなく口の中から身体が納得させられているようなそんな理屈抜きで旨いと思える味だ。オーナー曰く「特別なことをやっているわけじゃないんです。100 年後も続くお店をやりたいんです」と。確かに奇をてらったような具材があるわけではないが、食材にこだわり突き詰める。FUNGO 三宿はサンドイッチというハンバーガーの基礎があり、ひとつひとつの食材にこだわり続けるからこそ、ここまで 30 年続きそしてきっとこの先 70 年、その先も続いていくのだろう。そんな完成されたハンバーガーでも個人的に唯一足りないものがあることに気づいてしまった。キンキンに冷えたビールだ。グラスの表面にはうっすらと細かい水滴が浮かんでいる。ハンバーガーの余韻が口の中に残るうちに生ビールを一気に流し込む。そうそうこれなんだよ…。パティの旨味、ベーコンの燻製香、そのすべてにビールがピタリと寄り添ってくる。かぶりついてはビールを一口、もう一口と手が止まらなくなる。これはもう“うれしい大ご馳走”だ。生ビール(ハイネケン) ¥700 とベーコンチーズバーガー¥1,960〜万人に愛される味〜ふと顔をあげると奥の窓際では、一人でやってきた様子の女性が、スマートフォン眺めながら提供を待っている。常連客に見えるやや年配の男性はハンバーグを黙々と頬張り、店の入り口にはテイクアウトを待っているであろう男性がいる。この店には三宿の穏やかな時間と空間がしっかりとあり、ふらりと立ち寄れる雰囲気を感じる。帰り際にレジの後ろに何十個も積み上げられたテイクアウト用の紙箱が気になって「この箱の量を一日で全部使うんですか?」と聞いてみた。「これは今日たくさんデリバリーの予約が入ってまして、常連さんがよく頼んでくれるんです」この大ご馳走はわざわざ食べにくる価値がありながら、どこでも楽しめる味でもあるんだな。オープン直後からぽつぽつとお客さんが入りだした店を後にする。キッチンの中では関さんが次々とパティを焼いている。もう少しだけこの三宿の緩やかな空気でも感じながら帰るかと歩き出す。もちろんテイクアウトの紙箱に入ったサンドイッチを持って。・コーラ ¥500 とカリフォルニアバーガー ¥1,900・コーラ ¥500 とクラシックハンバーガー ¥1,400※1:Weblio 英和辞書Shop dataFUNGO 三宿店東京都世田谷区下馬 1-40-10電話/03-3795-1144営業時間/11:00-21:00(last order 20:00)定休日/無休、年末年始(12/31〜1/2)

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  • 【3大グルメ企画】 第二章「スマトラカレー共栄堂」編

    【3大グルメ】企画は、日本人が大好きな人気のグルメ「ラーメン」「カレーライス」「ハンバーガー」を提供する飲食店を、料理芸人としてバラエティ番組やラジオ等に出演し、YouTubeでも人気を博している「藤井21」さんが紹介していくコンテンツです。------------------------------------------------------いざスマトラ島へ靖国通りの走る神保町駅周辺には古本屋が各所に点在している。この古本の町で創業百年を超える老舗のカレー屋「スマトラカレー共栄堂」は今日も営業し続けている。 煉瓦造りのビルの入り口にアーチ状の立て看板が見える。鮮やかなグリーンの文字で「スマトラカレー共栄堂」の文字が踊り、ポーク・チキン・エビ・タンとシンプルなどカレーのメニューが書かれている。スマトラカレー共栄堂のカレーは、明治の末期〜大正時代に、東南アジアを広く見聞していた伊藤友治郎氏が、インドネシアのスマトラ島で食べたカレーの味に感銘を受け、現地のカレーのレシピを学び、「共栄堂」初代に伝えたのが始まりなのだそう。階段を降り地下一階の店舗に入ると艶やかな木のテーブルに赤い革張りの椅子、窓からは日の光が差し込み店内は明るい。 お店のインテリアや空気感は純喫茶のそれを思わせるが、ところどころに置かれたエキゾチックな置物や壁にかかった絵、そしてメニューには、カレーレシピのルーツとなった当時のスマトラ島をスケッチした絵が描かれている。なるほど、ここにはいまだ訪れたことのないスマトラ島がある…。「かかってこい!スマトラ!!」 百年の風景が溶け合うカレーチキンカレー 1400円(ソース大盛 1600円)卓上にはらっきょうと赤い福神漬けの瓶が並び、小さなレードルとカレースプーン2種類の銀食器が置かれるといよいよ気持ちは高まってくる。まず少し黄色みがかかった生成色のスープが入ったカップがでてくる。カレーには全てスープが付くらしい。ほんのりとコーンの香りと優しい甘味の野菜のポタージュスープ、これは嬉しいプチサプライズ。 続けて白い洋皿に盛られたご飯が出てくる。「これがうちは普通盛りね」と店主の宮川さん。これ大盛りだとしても多いですねと言いたくなる量のご飯だ。本の街、神保町で歴史を刻むカレー屋「最近はカレーの街なんて言われているけど神保町は本の街だよ。そこでやらせてもらっているという気持ちを常に持っているよ」と語る宮川さんの謙虚な姿勢が、先々代から続く百年という途方もなく長い歴史を繋ぎ、そして次の四代目の息子さんに受け継いでいるのかもしれない。 カレー屋か、レストランでステーキにソースをかけるときにしか見ない銀色の「アレ」に入ってこぼれんばかりになみなみと注がれたカレーが出てくる。黒々としたルゥに白いクリームがかかっていて、その見た目の色に一瞬これはカレーなんだろうかと猜疑心にかられる。そんな黒々としたルゥの中でもごろごろとした肉が見え隠れしていて存在感がすごい。 写真はチキンカレー 普通盛写真はタンカレー 普通盛 1950円 (ソース大盛 2250円)レードルでひとすくいすると黒いルゥと白いクリームが混ざりあって溶け合っていく。ドロドロの欧風カレーとさらさらのスパイスカレーのちょうど中間くらいの粘度で、白銀の米の上にかけると、無数の黒い粒々としたものが見える。これはもしかしてスパイス?カレーの香りのようなそうでないような、でもしっかりとスパイスの香りを感じながらご飯と一緒に口に入れると、初手先制ジャブとばかりに野菜の甘味を感じる。形こそないがここにはしっかりと野菜の甘味と旨味が溶け込んでいる。そこに追いかけてくるように香ばしいスパイスの香りが鼻腔を満たす。辛味はそこまで強くなく、複雑で幾重にも折り重なった多数のスパイスの香りがして味と香りの情報で口と鼻がいっぱいになるそしてメインにして唯一の具材の肉だ。ごろごろと主張するような大きい肉を一口で頬張ると、この肉がまるで口の中で崩れるのを待っていたかのようにさらさらとほどけていく。口の中で肉の繊維が崩れていく様はまるで淡雪の様で、どうしてここまでしっかりと肉の味と形を保ちながらほどけるほどに柔らかく煮込むことができるのか不思議になってくる。野菜の甘味、スパイスの香り、肉の旨味、それら全てが混然一体となってルゥに溶け込んでいる。そして最後にかけたクリームのおかげか味にまろみが出て全体的に穏やかな味わいになっている。甘くてスパイシーで香ばしくてお肉も柔らかくてスプーンのひとすくいごとに確実に旨い。時間をかけ丁寧に作っているのが伺える。「味の決め手は小麦粉不使用、カレーソースのほとんどは野菜だね、あとはスパイス」宮川さんはそう簡単に言うがシンプルな作り方だからこそ難しい。数年前に一度、カレーは煮込み続けたら旨くなるんじゃないかと思い、百時間かけて野菜や肉を煮込みカレーを作ったことがある。ひたすらに百時間煮込み続けたが、結果としては失敗だった。すべての具材の風味がとんで味も香りもぼやけたなんだかわからないものが出来上がってしまった。ただ手間暇をかけるだけじゃ旨いものはできない、そこにこの店が百年続いている理由があるのかもしれない。 スマトラカレーという料理でも果たしてこれはカレーなんだろうか。自分の中でのカレーという料理の概念が変わっていくのを感じる。これがスマトラスタンダード?「うちのカレーはダメな人はダメなの、好みが分かれる味だからね」と語る宮川さん。伊藤友治郎氏が現地で食べたカレーを日本人向けにアレンジしたと言っていた。つまりこの一皿はスマトラ島のカレーでもなく、当時の日本式のカレーでもなく“スマトラカレー”という料理なのだ。確かにそう思うと、自分が知っているどのカレーとも似ても似つかない唯一無二の味なのだと納得できる。「カレーだけどカレーじゃない…」つい口をついた言葉に「でもこれがうちのカレーなのよ」と優し気な笑顔で店主の宮川さんが語りかけてくる。「お客さんだって日々色んなものを食べて舌が肥えていくんだから、昔来てくれたお客さんがまた来た時に『こんなもんだったか」って言われたくないじゃない。」唯一無二のスマトラカレーの味は常に変化し続けている。ブイヨンを変えたり野菜の量を変えたり試行錯誤を続けていると。創業百年にしていまだ進化し続ける味、 それはまるでスマトラカレーという百年間成長し続けてきた大木に生える枝を選定し続ける作業のようなものかもしれない。スマトラカレーの味という大きな太い軸はあるが常に手入れすることで進化しさらに成長を続ける。きっとこの店では変化し続けるということが不変なのだろう。 焼きりんごと哲学スマトラカレー共栄堂には晩秋から初春にかけて期間限定の「焼きりんご」というメニューがある。皮付きのまま丸ごと1個のりんごを使って作られる焼きりんごはスプーンを入れるとその柔らかさにまず驚く、本当にりんごにスプーンを入れたのかと驚くほどの柔らかさで、口に入れると甘すぎず酸っぱすぎず絶妙な塩梅でりんごの爽やかな香りと自然な甘味がして口の中でとろけていく。そこにほんのりとシナモンの柔らかな香りが追いかけてきてさっき食べたカレーのスパイスの余韻を優しく包んでくれる。なんて優しいデザートなんだ。使用するりんごは紅玉にこだわっているので、紅玉が入手出来る晩秋から初春限定のメニューになるらしい。しかも作るのに実に三日かけているのだとか。「楽な方法を考えたらそこで終わりだから、面倒くさいことをやらないと。」と語る宮川さん。「内心面倒だなと思っていても面倒くさいことをまずやらないと、料理でも接客でも、そうするとそれをお客さんもわかってくれるんだから」とニカっと笑う。 あぁそうか、このお店はきっとこうやって今日まで続いてきたんだ。だからこそ百一年目があるんだ。お腹も心も満たされて少し見識も深まっちゃったな、なんて思いながら地下の階段を上り神保町の町に出る。そうだ、帰りは一駅いや二駅分歩いてみようか!ちょっとは大変な思いをしたら…いやそうゆうことじゃないか、なんてな。------------------------------------------------------Shop dataスマトラカレー共栄堂東京都千代田区神田神保町1-6 サンビルB1電話/03-3291-1475営業時間/11:00~20:00 (L.O.19時45分)定休日/日・祝(不定休)アクセス/都営三田線・都営新宿線・営団半蔵門線「神保町駅」A5 出口を出て靖国通りを左へ徒歩1分

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  • 【3大グルメ企画】 第一章「萬福」編

    【3大グルメ】企画は、日本人が大好きな人気のグルメ「ラーメン」「カレーライス」「ハンバーガー」を提供する飲食店を、料理芸人としてバラエティ番組やラジオ等に出演し、YouTubeでも人気を博している「藤井21」さんが紹介していくコンテンツです。------------------------------------------------------ 町に愛され100年続く中華屋の味  中央区銀座二丁目。銀座駅と築地駅のちょうど中間くらいに位置するこの地は、かつて江戸時代に江戸城の修理を担う木挽(こびき)職人※1が多く住んでいたことから「木挽町」と呼ばれた地域だ。今でも木挽町通りと言う名前が残っているのは当時の名残だ。この銀座木挽町で大正時代に屋台から創業した老舗の中華屋「萬福」は長年多くの人に愛され続けている。  昭和通りから一本路地へ。車通りの少ない路地に入るとすぐ目の前の角地に店が見える。真っ白で清廉な暖簾に白い看板。看板には「中華そば 萬福」の文字。店先には名入りの赤い提灯が下がりメニュー書きがある。いかにも中華屋然としたその店構えを見ているとそれだけでもう腹が減ってくる。 店内に入ると入口のすぐわきの帳場に黒電話が置かれ、天井から下がっているのは白くて丸い可愛らしいペンダントライト、壁には古時計があり、使い込まれた黒い木のテーブルとカウンターにアーチ状の窓にはフリルの白いカーテンがかかっていてテーブルには銀色の水差しが並ぶ。まるで昭和レトロの喫茶店に入ってきてしまったかと錯覚してしまう様な光景だが、卓上に置かれた醤油やお酢等の調味料を見るとやっぱりここは中華屋なんだと思い直す。  メニューには中華そば、ワンタンメン、チャシュウメン(※2)等の麺料理のほかに焼餃子や春巻き、レバーにら炒め等いわゆる町中華では定番の料理が並ぶ。  「僕の子ども頃はメニューも洋食と中華が半々くらいだったんですよ」と店主の久保さんは語る。創業者の祖父が洋食のコック出身だったらしく、西洋料理と支那料理(※3)を合わせて西支(せいし)料理として創業したらしい。そんなメニューも時代の移り変わりとともに色々なメニューが淘汰され無くなっていくなかで最後に残った洋食が「ポークライス」だそう。 「正解の中華そば」 萬福の中華そばはラーメンの正解だ。  縁にぐるりと雷紋が描かれた丼を見るだけで食欲が増してきて今からラーメンを食うぞ!という気持ちが沸き立ってくる。表面にうっすらと油が浮かぶスープは深くて濃い落ち着いた琥珀色のスープ。具材はシンプルに叉焼、しなちく、ほうれん草、なるとそして三角に切った薄い玉子焼きが特徴的だ。スープを一口すするとあっさりしているけど力強い醤油の味がキリッと立っている。醤油味がしっかりするが尖っていない優しい味だ。無駄なものを排除した正統派な味わいに思わずため息がもれる。この醤油味の優しいスープにのどごしの良い細めのちぢれ麺がよく合っていて麺をすする箸も勢いを増していく。そしてお楽しみの叉焼だ。この叉焼が旨い。しっかりと噛みしめるタイプの味の濃い叉焼。今時の柔らかくて口の中でとろける~なんて叉焼なんかに真っ向から反旗を翻して叉焼ってのはこうなんだと言わんばかりの肉感を感じるしっかりと主張してくる叉焼。やっぱり叉焼はこうでなくっちゃ。白地にピンクのうずまき、なるとってラーメンに入ってるとなんだか嬉しくなるんだ。  そうなんだよスープも麺も具材もこれが良いんだよ。子ども頃に伊丹十三監督の映画「たんぽぽ」を見てブラウン管の前で腹を減らしていたあの醤油ラーメンだ。俺はこんな醤油ラーメンが好きなんだ。俺はこれが食べたかったんだ。まるでラーメンの原体験のような味が俺にとっての正解の醤油ラーメンなんだ。飯ってのは自分にとっての正解こそが正しいのだから。   「土曜昼のポークライス」  あの頃の土曜の昼めしが脳裏をよぎる。  老舗の中華屋に唯一残った西洋料理は他では見た事ない「ポークライス」だ。   濃いオレンジ色でつやつやと光る米に粗めに刻んだ玉ねぎと角切りの肉がたっぷりと入っている、上に散らしたグリーンピースの緑も映える。そして甘酸っぱいケチャップの良い香りがふわっと漂ってくる。これは見た目と匂いですでに疑う余地もなく旨いのは確定だ。 一口食べた途端に食感と香りが口の中を支配する。炒めたケチャップの甘くてやさしい酸味が口の中にふわっと広がり口の中いっぱいにかきこみたい欲求にかられる。玉ねぎはシャキシャキとした食感を残してほんのり甘く、ここは中華屋だと主張する肉感ある角切りの叉焼もまた旨い。中華鍋で作るからだろうかほんのりと香ばしさも感じる。  そうだ…これはあの頃の土曜昼のごちそうだ。  土曜日学校が終わって半ドンで帰ってくると食卓に鎮座していたチキンライス。  オムライスじゃなくてチキンライスが定番だった。母親が作るあのケチャップ味のチキンライスが無性に好きだった。あの頃の土曜の昼に急に口の中の景色が巻き戻される。これはどうあがいたって懐かしい味だ。  「男の子ってケチャップ味が好きでしょ」そう語る店主の久保さん。ポークライスは懐かしさも一緒に食べている。きっと土曜昼のケチャップ味好きな同士が多いから必然的にこのポークライスだけがメニューに残ったんだろう。ふと思い出してたまに食べたくなる味、うちは常連さんが多いですねと語るのも納得だ。  「中華そばとポークライスの名コンビ」   「ある材料で出来る料理」中華屋にある材料で作る洋食は具材も同じだからどこか味にも共通する要素があるのかもしれない。  ケチャップ味のポークライスをスプーンで頬張り、ラーメンのスープをレンゲですする。そんなの口の中で味が渋滞しちまうだろうと思われるだろが、このコンビネーションが不思議とマッチする。炭水化物と炭水化物、似ても似つかない中華と洋食。おそらく萬福以外では出会うことはない二つの料理が今目の前で共演している。そしてこのふたつの味わいが見事に調和している。正解の醤油ラーメンとあの頃の土曜昼のポークライス、こんなコンビはおそらく萬福でしか生み出せないコンビだろう。  米の一粒も残さずスープも最後の一滴まで飲んで心も体も満ち足りてまさに「俺は‟萬福”じゃ!」とふと卓上に置かれたドリンクメニューを見ると「瓶ビール」の文字が。 あぁ…ここの料理で瓶ビールなんて呑めたら最高じゃないか。  白い暖簾をくぐり店を後にする。  次来た時には瓶ビールと焼餃子それに〆にワンタンメンだな。また銀座に来る楽しみが増えちゃったな。そう思いながら銀座の街を帰路に就く。  ※1:木材を加工して板材や柱材に加工する職人  ※2:メニュー準拠  ※3:中華料理 ------------------------------------------------------Shop data 萬福 まんぷく 東京都中央区銀座2-13-13 電話/03-3541-7210 営業時間/月火水木金11:30〜14:30(LO)・17:00〜22:00(LO)、土 11:30〜14:30(LO)・17:00〜21:00(LO) 定休日/日曜日・祝日である月曜日 アクセス/東京メトロ銀座線銀座駅徒歩4分、有楽町線 銀座一丁目駅 徒歩3分、東京メトロ日比谷線 東銀座駅徒歩4分、東京メトロ有楽町線 新富町(東京)駅 徒歩4分、都営浅草線東銀座駅徒歩2分

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