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男の隠れ家コンテンツ

  • 折燕 ORI-EN 二重ぐい吞み

    日本酒を楽しむ際、その魅力を引き立てるのが「ぐい呑み」。ただのグラスと侮ってはいけません。日本酒の魅力を引き出してくれる酒器「折燕(ORI-EN)」の「二重ぐい呑み」をご紹介します。ぐい呑みは見た目と機能性で選ぼう。「折燕(ORI-EN) 二重ぐい吞み」は、中空の二層構造を採用したぐい呑みです。保温と保冷の効果に優れており、熱燗を長く温かく、また冷酒をより長く冷たく保つことができます。素手で持っても熱さや冷たさを直接感じることはありませんし、手の温度で日本酒の温度が変化してしまうこともありません。繊細な日本酒の温度をキープしてくれる優秀な機能性を誇ります。もう一つの特徴は、そのデザイン。伝統的な高岡銅器の着色技術を応用し、一つ一つ手作業で色彩を施しています。この独特な着色技法により、妖艶で繊細な斑紋と、深みのある色合いが生み出され、和の伝統美を現代的な形で表現してくれますよ。 主材料に使用されている「18-8ステンレス鋼」は、耐久性が高く錆びにくいことで知られています。そのおかげで美しさと機能性も長持ち。金属の腐食や錆を利用して生まれる風合いは、使い込むほどに味わいが増していくので、長く愛用できる逸品となるでしょう。 日本酒をより深く楽しむためにはぐい呑みも重要な要素の一つ。見た目はもちろん、機能性にもこだわって選んでみれば、いつもの日本酒がもっと美味しくなります。晩酌のお供として、もしくは大切な方へのプレゼントとして、選んでみてはいかがでしょうか。「折燕(ORI-EN)」とは? 「折燕(ORI-EN)」は、燕市の伝統的な金属加工技術と高岡銅器の伝統着色技法を独自に融合させた、新しいスタイルの製品を提供するブランドです。 最大の特徴は、職人の手作業によって一つ一つ丁寧に作り上げられた製品の数々。使い心地と美しさを追求し、精密な作業で丁寧に仕上げられています。  特に、金属の腐食や錆を利用して独特の色合いや風合いを出す技術は唯一無二で、日本の美意識と和の伝統を感じさせ、一つとして同じものがない個性を作り出していますよ。   美しいデザインと高い品質で、日常の生活用品やインテリアアイテムなど、多岐にわたる製品を提供しているので、要チェックです。 【商品詳細】商品名:折燕 ORI-EN 二重ぐい吞み 全2色価格:11,000円(税込) 商品の詳細はこちら

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  • 折燕 ORI-EN 二重徳利

    日本酒の飲み方は熱燗、冷酒だけではありません。  熱燗(あつかん): 約45-50℃ 上燗(じょうかん): 約40-45℃ 中燗(なかかん): 約35-40℃ ぬる燗(ぬるかん): 約30-35℃ 常温(じょうおん): 約15-20℃ 涼やか(すずやか): 約10-15℃ 冷酒(れいしゅ): 5-10℃以下   と、さまざまあります。 日本酒銘柄ごとにも飲みごろの温度が設けられているので、できるだけ銘柄に合わせた美味しい温度で味わいたいですよね。 男の隠れ家PREMIUMから、今回は「折燕(ORI-EN) 二重徳利」をご紹介します。熱燗から冷酒まで飲みごろをキープ。「折燕(ORI-EN) 二重徳利」の最大の特徴は、断熱性と保温&保冷性。特殊な二重構造により、温度の変化が穏やかになっているので、適温を長く保つことができます。熱燗の温かさも長く味わえますし、冷たい日本酒もぬるくなりにくいので、最後までベストな温度で日本酒を楽しめますよ。熱い日本酒を注いでも外側が熱くなりにくいため、お酌をする際にも安心です。デザイン面では、独自の特殊な発色処理が施されており、和の伝統美と現代の洗練されたスタイルが融合。金属の腐食や錆を利用した独特の風合いで、世界に一つしかない特別感を演出します。渋みのある鮮やかな色合いと高級感あふれる仕上がりが、どんな食卓にもマッチして上品な空間に仕上げてくれますよ。 「折燕(ORI-EN) 二重徳利」の優れた機能性と美しいデザイン性は、日本酒を愛する方にとって魅力的なこと間違いなし。ご自宅での晩酌や大切な人へのギフトにも最適です。この徳利で日本酒の魅力を存分に味わってみてくださいね。「折燕(ORI-EN)」とは? 「折燕(ORI-EN)」は、燕市の伝統的な金属加工技術と高岡銅器の伝統着色技法を独自に融合させた、新しいスタイルの製品を提供するブランドです。 最大の特徴は、職人の手作業によって一つ一つ丁寧に作り上げられた製品の数々。使い心地と美しさを追求し、精密な作業で丁寧に仕上げられています。  特に、金属の腐食や錆を利用して独特の色合いや風合いを出す技術は唯一無二で、日本の美意識と和の伝統を感じさせ、一つとして同じものがない個性を作り出していますよ。 美しいデザインと高い品質で、日常の生活用品やインテリアアイテムなど、多岐にわたる製品を提供しているので、要チェックです。【商品詳細】商品名:折燕 ORI-EN 二重徳利 全3色価格:29,700円 ~ 33,000円(税込) 商品の詳細はこちら

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  • 「折燕(ORI-EN)」シリーズ

    「折燕(ORI-EN)」は、新潟県燕市の合同会社アルチザンが展開するブランドです。このブランドは、代表の長澤政幸氏によって創設されました。長澤氏は、燕市でステンレス材料の輸入業務や洋食器メーカーの営業に携わっていた経験を持ち、その中で高岡銅器の着色技術に魅せられました。この技術の色の複雑さと奥深さに感銘を受け、それを活かしたブランドを立ち上げたのです。高岡銅器の伝統的な着色技法と、燕市の金属加工技術を独自の方法で融合させているところが最大の特徴。着色は、富山県高岡市にある工房「モメンタムファクトリー・Orii」で行われています。この工房は、銅などの圧延板材への発色技法を独自に開発し、建築やインテリア、アクセサリーなどの異業種との交流を積極的に行っていることでも知られています。長年培われた着色技術と、その独特な美しさと品質の高さで、コンテストなどでも入賞を果たし、ブランドとしても人気急上昇中。伝統産業に新しい息吹をもたらすアイテムで、日本国内だけでなく国際的にも注目を集めているというわけです。日本の銅器づくりの9割を支える町「富山県高岡市」富山県高岡市は、約400年の歴史を持つ鋳物の町であり、日本の銅器製造の約90%を支える重要な拠点です。この地域の特徴は、金属を加工して作られる工芸品、特に「高岡銅器」の生産にあります。高岡銅器は、真鍮や青銅などの銅合金だけでなく、アルミ合金、錫、鉄、金、銀など様々な素材で作られる多様な金工品を指します。江戸時代初期から始まった高岡銅器の製造は、元々は日用品を中心に行われていましたが、次第に梵鐘や大灯篭、大仏などの大型銅器や仏具、火鉢、煙管、矢立なども製作するようになりました。特に明治時代には、パリやウィーンの万博博覧会に出品し、世界各地の美術館で展示されるなど、日本を代表する伝統工芸品として国際的にも認知されるようになりました。 高岡市の強みは、原型、鋳造、仕上げ、着色、彫金といった金属加工の全ての技術がこの町に集まっていること。着色技術の高さの秘密にはこういった背景が隠されています。浅草寺の門前にある黒提灯も、高岡銅器の技術が生かされた逸品です。「折燕(ORI-EN)」の人気商品をご紹介!「折燕(ORI-EN)」は、機能性と美しさを兼ね備えたさまざまな商品を展開しています。まず、「二重ラテカップ&ソーサー」は、独特な発色処理が施された美しい色合いと高級感のある仕上がりが特徴のカップ&ソーサーセットです。渋みのある色彩と和モダンのフォルムで、日常のティータイムを洗練されたものに変えてくれます。サイズは2種類あり、260mlは焼酎やウィスキーのロックに、310mlはハイボールなどに適しています。二重構造により、手の熱がグラスに伝わりにくく、飲み物が薄まりにくいのが魅力的。 次に、「二重徳利」は日本酒の風味を存分に楽しむことができるアイテムです。断熱性に優れた二重構造が特徴で、熱燗も冷酒も適温を長く保つことができます。外部への熱の伝わりが少なく、素手で持っても快適です。さらに、独特な着色技術により、一つとして同じ模様がない、唯一無二の美しさを持っています。 また、「二重ぐい吞み」は、燕市の高度なステンレス加工技術を駆使した「二重徳利」と合わせて使いたいアイテムです。「18-8ステンレス鋼」を用いたこのぐい吞みは、耐久性が高く錆びにくい素材で製造。中空二層構造により、熱伝導が抑えられ、保温・保冷性に優れています。熱燗でも素手で持て、冷酒を入れても結露が出ません。美しい色彩表現と妖艶な斑紋は、熟練の職人が手作業で作り出しているこだわりの逸品です。他にも、「お箸」や「コーヒードリッパー」など幅広いラインナップがありますよ。1つだけ持っていても食卓のアクセントになりますし、テーブル周りを全て「折燕(ORI-EN)」で揃えるのも、統一感があっておしゃれですよ。「折燕(ORI-EN)」のアイテムはプレゼントにも最適!「折燕(ORI-EN)」のアイテムは、その美しさと優れた機能性が魅力的。一つ一つ熟練の職人によって手作りされた世界に一つだけの特別なデザインだからこそ、ご自宅用はもちろん、プレゼントにも最適です。特別な日や記念日の贈り物、大切な人への感謝の気持ちを伝えるギフトとして、「折燕(ORI-EN)」のアイテムをぜひ選んでみてくださいね。【商品詳細】商品名:折燕 ORI-EN 二重タンブラー 260ml 310ml 全3色商品の詳細はこちら商品名:折燕 ORI-EN 二重徳利 全3色商品の詳細はこちら商品名:折燕 ORI-EN 二重ぐい吞み 全2色商品の詳細はこちら商品名:折燕 ORI-EN 箸 全3色商品の詳細はこちら商品名:折燕ORI-EN コーヒードリッパー 全3色商品の詳細はこちら

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  • たまにはいいよね?昼呑みのススメ。

    スーツ姿のサラリーマンが足早に過ぎ去っていく。酎ハイ片手に店の外を見ると、太陽はまだまだ元気な昼のひと時。ひと口呑む度に胃に流し込まれ、消化されていく若干の罪悪感。同時に悦楽の時間を噛みしめる。たつや 駅前店[東京・恵比寿]ホッピーファンの聖地と呼ばれる老舗店内の佇まいには老舗らしい風格がにじみ出ている。年季の入ったカウンターの一角に陣取り、やきとりの美味しそうな匂いを嗅ぎながら、名物の黒ホッピーをグイッ。隣の客と会話が弾んでいるうちに、時が過ぎていく。JR恵比寿駅の西口からすぐ近く。お洒落な街・恵比寿にあって、長く愛され続けてきた大衆酒場「たつや」。昼の時間帯に木枠のガラス扉を開けると、店内はすでにほぼ満席。中央のコの字型カウンターの周りで、客が楽しそうに呑んでいる。昭和51年(1976)、創業者の佐藤正光さんが43歳の時に、ボウリング場の支配人を辞め、退職金で開業した。当初から消防、鉄道、タクシーなど夜勤明けの人たちのために朝8時から営業。平日は翌朝4時まで。朝呑み、昼吞みができる店として、恵比寿界隈では古くから知られていた。佐藤さんは現在88歳。会長として週に3回は顔を出して、常連客と一杯やっているという。実はこの店は知る人ぞ知る、黒ホッピー発祥の店だ。「最初はホッピーにギネスビールを入れて、黒ホッピーとしてお出ししていました。〝美味しい〟とお客さんにも好評で、ばんばん注文をもらっていた。そうしたら、ホッピーを製造しているホッピービバレッジさんが、黒ホッピーを商品化してくれたんです」ギネスを使うと値段が高くなるが、黒ホッピーなら安くてヘルシー。現在でも黒ホッピーを頼む客が圧倒的に多い。20本入りのホッピーケースが、一日になんと34箱も消費されるという。「ホッピーの消費量は都内で一番じゃないかな」と佐藤さん。つまみは種類豊富な「やきとり」、創業以来変わらない味の「煮込み豆腐」など。40年以上通っている常連客の大橋さんは、「近くに勤めていた時は、毎日通っていた。リタイアしてからも週2回は来ているね。ここはお客さんがみんな良い人ばかり。その中心にいるのが会長さん。人柄が良いので万人に好かれる。常連客のみんなで釣りやゴルフ、カラオケなどを楽しんでいます」老舗に通うお客さんは皆、品格のある呑み方を心得ている。たとえ黒ホッピーで酔っていても、声を荒げることなく、陽気に呑む。だからその場にいれば思わず笑みがこぼれるし、酒やつまみもまた格別に旨い。常連さんの人柄、それもまた店の魅力のひとつなのだ。なんどき屋[東京・新橋]素材の味を生かした家庭料理右/店の入口は目立つ黄色の看板や電光掲示板があり、一見派手な印象を受けるが、店内は清潔感漂う落ち着いた雰囲気。左上/静かに語らう常連客。左下/男性グループは呑み疲れで一休み。たらこをバーナーで炙るご主人・服部さんは二代目店主。新橋駅前、西口通りといえば、夜ともなると、呑み屋に繰り出す仕事終わりのサラリーマンたちで賑わう通りだ。昼間は閑散としているが、縄暖簾と黄色い提灯が目印の、この店だけは別格だ。「なんどき屋」という店名の通り、24時間営業で、〝いつ、なんどき〟行っても開いている。元々は新橋に数店舗あった牛めし店のひとつ。昭和46年(1971)に独立して、居酒屋へと衣替えをした。今でも牛めしだけでなく、「家庭料理が基本」の単品料理にプラス300円で定食を食べられる。24時間営業なので、朝呑み、昼吞みができる店として人気が高いのは言うまでもない。「一日のうちで混んでいる時間帯は、強いて挙げるなら明け方ですね。早朝4時から7時頃まで。近くで働く同業者などが仕事帰りに寄っていきます」と主人の服部逸郎さん。「昼吞みのお客さんは、明るいうちからすいません、お騒がせします、と申し訳なさそうに言うんです。罪悪感があるんでしょうかねえ。店からすると、昼から呑んでくれてありがとう、ですよ」ガスバーナーでたらこを炙る服部さんは、こう続ける。このたらこは800円。高くても旨いねとお客さんに言ってもらいたい。うちは素材にこだわっているので、単価は決して安くない。でも、料理の味に納得して来てくれるお客さんが多いです」例えば、「牛めし」や「肉豆腐」には服部さんが厳選した和牛を使う。上質な食材を使いたいというその姿勢が、この店が長く人々に愛され続けている秘訣といえる。こだわりは酒にもある。炭酸は瓶ではなく、炭酸が強い業務用を使用。多くの人が注文する名物「Dハイ」を飲んでいた客は、「ダブルのハイボールなので、シングル2杯よりもお得。ここのハイボールは炭酸が強いので、シュワシュワ感が違うんだ」。リピーターが多く、7・8割が常連客というのも納得である。〝家庭で食べるような料理を〟という服部さんの温かな思いと手料理が、今日も都会で働く人々の空腹を優しく満たしてゆく。岐阜屋[東京都・新宿]思い出横丁のある町の中華屋カウンター席で思い思いに昼間酒を楽しむ客たち。店は入口が2つあり、コの字型のカウンターがそれぞれにある。こちらは線路通りに面した店内で、一人で静かに呑むには最適な場所。反対側はオープンな造りで、グループ客でも楽しめる。新宿・思い出横丁は狭い路地に呑み屋がひしめき合う、人気の呑み屋街だ。横丁で唯一の中華屋として昭和21年(1946)に創業。専務の堤康一さんによれば、創業者は岐阜出身で満州から引き揚げてこの地で中華屋を開業したという。昭和43年(1968)に堤さんのお父さんが引き継ぎ、現社長が四代目となる。「元々は満州の味だったが、二代目は横浜中華街、四代目は高級中華料理の店で修業しているので、今では日本人好みの、昔ながらの味になっています」と堤さん。最近流行の町中華での昼吞みは、この店では昔から当たり前だったそうだ。10年来の常連客は「勤務時間が不規則で、仕事帰りに朝、昼呑める店はありがたい」と顔をほころばせる。「これからも安らげる場所を提供し続けていきたい」と堤さん。活気と優しさに包まれた温かい町の中華屋に今日も人々が集う。クラフトビアバル IBREW 新橋駅前店[東京・新橋]30種類以上のクラフトビールが呑める通りすがりにフラッと入れそうな、カジュアルで親しみやすいクラフトビール酒場。昼の時間帯はのんびりしているが、夜になると満席になり、立ち呑みで楽しんでいる客も多い。クラフトビールは一律料金でハーフ390円、パイント690円。橋駅前ビルの1階にある、クラフトビール酒場「IBREW」。カウンター奥の壁には、30種類の生樽サーバーのタップがずらりと並ぶ。クラフトビールは国産に限定。30種類をラガー、エール、フレーバー、WHEAT(小麦)、IPA(インディア・ペールエール)、ブラックの6タイプに分類、メニューにも表示しているのでビール選びがしやすい。店長の赤羽根優衣さんは言う。「クラフトビールはいろいろなタイプがあるので、ビールが苦手な人でも自分の好みに合うビールを見つけられます」人気のつまみは、「自家製おばんざい」と「もつ煮」。「和食系のつまみが意外にクラフトビールに合うんだよね」と昼吞みの男性が言う。お勧めは、平日の19時まで限定の「ちょい呑みセット」。クラフトビール3種とおばんざいで1000円(税込)、これを目当てに訪れる客も多いようだ。※こちらは男の隠れ家2019年12月号より一部抜粋しておりますRecommend Contents自宅で本格的な炉端焼きを楽しもう【伊賀焼 あぶり名人】伊賀焼の美学と工芸の粋を結集伊賀焼 「あぶり名人」は、伊賀焼の美学と工芸の粋を結集した、本格的なあぶり焼きが楽しめる逸品です。素朴でありながらも高度な技術が込められています。「あぶり名人」の特徴は何と言っても、そのメカニズム。――続きはこちらからROGENオイルリッチローション乾燥/テカリに秒速1本ビジネス専用オールインワン化粧水日本初、印象のプロが監修したオールインワン化粧水。男性肌特有の肌悩みに着目し、男性肌の特徴にこだわった無添加オールインワン化粧水。1本で、化粧水、美容液、乳液、アフターシェーブローションまでの機能性を実現。――商品詳細はこちら

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  • 京都の隠れ家 路地裏迷宮

    碁盤の目状で区切られている京都の道。しかしメインストリートから一歩裏に入れば路地や辻子が入り組んで、まるで迷宮のようだ。その細い道の奥にそっと佇んでいる隠れ家の引き戸を開けてみよう。一見踏み入れがたい路地の奥で旬の地の食材で極みの味を堪能馳走 いなせや 〈烏丸御池〉入口の門の上には縁起飾りの“笑門”が。今城焼の陶板が敷き詰められたアプローチを奥へと進む。三条通の賑わいを避けて静かに佇む町家で美味探訪地鶏すきやきの木蓋を開けると、湯気と共にいい香りがふわり。山科と嵐山を結んで東西に延びる三条通。中心部には、東海道の起点でもあった鴨川に架かる三条大橋や、幕末期に起こった「池田屋事件」の舞台などがあり、また、明治時代には旧日本銀行京都支店(現・京都文化博物館)や中京郵便局など赤煉瓦の近代建築が建ち並ぶメインストリートのひとつであった。現在も通り沿いにはアーケード商店街と共に新旧の個性的な店が軒を連ね、京都きっての人気エリアとなっている。京都の面白いところは、碁盤の目に広がる縦横の道を一本ずらしただけで雰囲気が変わること。混在する賑やかな町筋と静かな佇まい。予約しておいた料理処「馳走いなせや」への道筋も、三条通から柳馬場通へと少し上ル(北ヘ曲がる)だけで、人の流れや店舗の明るさがすっと薄れた。通りの左手にぼんやりと浮かぶ行燈に誘われ、縁起飾りの〝笑門〟が下がる入口へと足を踏み入れる。清々しく打ち水された石畳に導かれ路地の奥へ。のちに店のスタッフに聞いたところ、敷き詰めた石畳は大阪の今城焼の陶板で、一つひとつに周辺の町名が刻まれているのだという。そして、白い暖簾がかかる引き戸を開けて中に入ると、そこには期待通りの落ち着いた空間が。靴を脱いで通されたテーブル席はさらに趣を深くしており、窓の外にはライトアップされた坪庭が美しく映し出されていた。建物は大正時代の呉服屋の町家だったもので、テーブル席とカウンター席のある1階は柱や梁など往時の趣を生かしてリノベーション。2階の座敷はそのまま残し、また4~6人の予約制で使える蔵座敷も用意されている。右上/馳走いなせや名物「地鶏すきやき」(1人前1800円)。右下/すきやきの最後の〆に玉子締めを味わうのがおすすめ(ご飯・香物付きで1人前500円)。左上/「平井牛ローストビーフ」(1800円)。左下/「秋ハモと丹波しめじの玉子とじ」(1300円)。※アラカルトのほか、コースも6200円~。かつて三条通のこのあたりは、呉服屋さんが軒を連ねていた場所でもあったんですよ」と話す店長の村上聡孝さん。「馳走いなせや」はその歴史に新しい感性を融合させ、洗練された空間と共に旬の創作料理を提供している。料理は生産者と地物の食材を使うことにこだわり、季節の京野菜はもちろん、肉や魚などもしかり。例えば名物の地鶏料理に使う鶏肉は、毎朝、丹波の契約養鶏場から届けてもらうのだという。丹念に4カ月ほどかけて育てられた丹波地鶏は地鶏刺しや塩焼き、唐揚げなどの料理に仕上げられるほか、一番人気の地鶏すきやきは、肉の旨みと甘みが際立つ逸品だ。お造り盛り合わせや菜物(サラダ)などを酒の肴として味わいながら、次に供されたその地鶏すきやきをいただく。ふわりと立ち上る湯気と共に漂う食欲をそそる甘辛い香り。ごろりと大きめの鶏もも肉、つくねの上には九条ネギがたっぷりと盛られている。はやる気持ちを抑えつつ取り碗に移して口に運ぶと、ぷりっとした歯ごたえながら柔らかな肉の旨味が口中に広がった。割下は砂糖と醤油をベースに甘味を押さえてコクを出したもの。これがまた、すき焼きの〆にご飯を入れて玉子とじで食すると絶品なのだ。しかもこの卵も地鶏の〝初玉子〟を使用。「鶏が生み始めて2週間目の卵のことで、卵黄が大きいんですよ」と村上さん。ほかにも京都丹波牧場の平井牛のローストビーフやしゃぶしゃぶ、お米は綾部で作られている低農薬のコシヒカリにこだわるなど、まさに地産地消にいなせやの味の原点がある。そして、料理と同様に力を入れているのが、蔵元直送の日本酒だ。店主やスタッフが実際に蔵元に足を運び、時に酒造りを手伝うこともあるとか。日本酒のメニューを見ると、蔵元や扱う銘柄の詳細な説明が記されており、店の思い入れの深さが感じられる。ラインアップは京都・伏見の「月の桂」(増田徳兵衛商店)や滋賀県大津の「浪乃音」(浪乃音酒造)を始め、京都府、滋賀県を中心に店オリジナルも多彩。しかもその多くが生原酒というのも特徴的だ。「丹波地鶏や丹波牛などしっかりとした味の料理には、生原酒が見事に合うんです」旨し料理に旨し酒。〝心を込めてもてなす、食事をふるまう〟という意味合いの〝馳走〟が名に恥じない隠れ家である。ちそう いなせや京都市中京区三条柳馬場上ル油屋町93京都らしさが漂う小さな路地で本格イタリアンと京懐石に舌鼓を打つ柳小路TAKA 〈河原町〉通りから店内が見渡せるので、待ち合わせの人も多い。昼から閉店までいる強者もいる。世界で活躍していたシェフが始めた気軽なバル美味しい料理と共にTAKAさんの軽妙な語り口に、引き込まれてしまうのがこの店の魅力。京都で一番の繁華街といっても過言ではない四条河原町。その交差点から1本西側にひっそりとある、一見目立たない路地が柳小路の入口である。かつては男性向けの店が建ち並んでいたというが、今では映画などのロケに使われるほど、古き良き時代の京都を彷彿させる光景が広がっている。そこには小さいながらも、強い個性が感じられる店が軒を連ねている。そんな柳小路の一角に、2016年5にオープンしたのが「柳小路TAKA」だ。1階はカウンターだけの立ち飲み、2階にはテーブル席が用意されているそのスタイルは、まさに隠れ家「日本版バル」といったところか。オーナーシェフのTAKAさんは、本格的な京懐石の店で修業した後、和食の素晴らしさを世界に広めたいという情熱を持ってイタリアに渡った。そしてミラノにある世界的な人気レストラン「NOBU/Armani」で、料理長を10年以上も務めた。さらにイタリアの調理師学校の講師も務め、日本の料理手法、魚の捌さ ばき方などを、多くのイタリア人シェフに教えていたという。まさに本場で磨き上げたイタリアンの腕前と京懐石が融合した〝本物の味〟が気軽に楽しめる店なのだ。誰もがすぐに常連気分で毎月足を運びたくなる①常連客に超人気の裏メニュー「レバー塩」(300円)。口に入れると濃厚な甘みと共にとろけてしまう絶品。②関さばの一夜干し。塩気が絶妙でご飯にも合う(800円)。③イタリアンの定番、ナスのトマトソース煮(500円)。④夕方になるとイタリア人が必ず飲むというスプリッツ。ほろ苦いアペロルとスパークリングワインのカクテル(600円)。⑤人気メニューの牛肉タタキは1200円。⑥揚げたごぼうがたっぷり入った卵かけご飯は550円。入口は大きなガラスの引き戸なので、賑やかな店内の雰囲気は通りからでも一目瞭然。この店には京都に来る度に通いたくなる要素が詰まっている。店は昼の13時にオープンし、そのまま23時まで通しで営業しているのも酒飲みにとっては嬉しい限り。実際、カウンターはほぼ満席で、店中のみんなが知り合いのように大いに盛り上がっている。翌日、改めて14時頃に店を訪ねた。やはりカウンターには数人の客が陣取り、店の人や初対面の隣同士で談笑している。「この店は一見さんでも、すぐに常連さんのようになるんです。外国の方だって同じです。言葉が通じなくても、お客さん同士でいつの間にか意気投合しています」時には2階席で飲んでいたグループが、1階があまりに楽しそうなので寂しくなり、下りてきてしまった、ということもあったという。それはTAKAさんの、とても海外の一流レストランで料理長を務めていたとは思えないほどの、気さくな雰囲気や人柄がそうさせるのだろう。そんなTAKAさんが作る絶品料理に魅了されるファンも多く、居合わせた常連らしき人にその魅力を尋ねると「旬の食材に合わせて料理も変化するから、毎月こぉへんとあかんわ」とのこと。昼に軽く飲み、夜になったら本格的に飲み食いをする。そうしたケースも度々あるのだという。そして日本酒のこだわりも面白い。ここでは滋賀の酒蔵「岡村本家」との縁で、同店で扱う日本酒はこちらの銘柄限定。代表銘柄の「金亀」の、40%~100%の精米歩合7種類を、全て飲み比べできるセットがある。美味しい料理とお酒、そして弾む会話で、時間を忘れさせてくれる名店であった。やなぎこうじ たか京都市中京区中之町577番柳小路はちべえ長屋※こちらは男の隠れ家2018年3月号より一部抜粋しておりますRecommend Contents「スクスク育つ牡蠣に会いに行く」日本で見られるリアス式海岸は遥か昔、起伏の激しい山地が海面の上昇や地盤沈下によりに海面に没したことで形成された。海面よりも上に残された陸地が、複雑に入り組んだ湾や島を創り出したのだ。氷河が形成した北欧のフィヨルドとは、生まれた背景が違う。ーー続きはこちらから有田焼 セラフィルター佐賀県有田町で作られ、江戸時代から400年以上の歴史をもつ有田焼。かつては、将軍家への献上品として、ヨーロッパへ影響を与えたと言われ、王侯貴族の蒐集品として重宝されたと言われています。ーー商品の詳細はこちら

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  • 酒器を変えれば晩酌も楽しみになる【伊賀焼 「粋」シリーズ酒器】

    手に馴染むろくろ成形の温かみ400万年の時を超えた土と、時代を超越した技術の産物。伊賀焼 「粋」シリーズはその名の通り、洗練された美意識を表現した伊賀焼の焼酎カップであり、炭焼タンブラーです。繊細でありながらも温もりのある手触り、手になじむ形状は、一度手にすればもう離せなくなることでしょう。「粋」シリーズは、選び抜かれた素材と職人の熟練の技によって一つ一つ丁寧に作られています。底面の工夫により、水滴で卓上を濡らさない設計は酒飲みの気持ちに寄り添うポイントです。伊賀の粗土は、400万年前の古琵琶湖層から産出される陶土で、日本で採れる陶土の中でもその耐火度と蓄熱性は非常に高いと言われています。その土を使うことで、保温・保冷性の高さと、丈夫さを実現しました。それが一番活躍するのはやはり「飲み物を楽しむ時間」です。日常の飲み物を一層美味しく、また一層特別なものに変えてくれますよ。その高い蓄熱性と保湿性が、飲み物の温度を一定に保ち、飲み物本来の味わいを最大限に引き出します。普段何気なく使っているグラスを、この酒器に変えるだけで、格段と美味しいお酒を味わえることでしょう。自分の時間をレベルアップしようお酒を楽しむ何気ない時間。それが、この酒器によって贅沢な時間へ変わります。あなたが飲む焼酎やウィスキーが、伊賀焼の「粋」で一層深い味わいとなるでしょう。一人で楽しむもよし、夫婦で楽しむのもまた一興です。一つ一つ手作りであるため、自分だけの特別な一品を手にすることができますよ。この酒器は全2種類。日替わりで使うために2種類用意してみるのも面白いですね。お二人で使う場合には、それぞれ専用のグラスを用意できるので、思い出を育みつつ愛用できますよ。一日の終わりに自分へのご褒美として、また大切な人へのプレゼントとして、様々なシーンで活躍します。日々の生活をちょっと特別なものに変えてくれる、そんな「伊賀焼 「粋」」を、ぜひあなたの手に。【商品詳細】商品名:伊賀焼 「粋」シリーズ 酒器価格:7,700円 ~ 8,800円(税込) 商品の詳細はこちら

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  • 大人ひとり飯を極める -食へのこだわり-

    味わい深い一人時間の極致 - 食材と食器にこだわる「一人時間」は、日々の喧噪から解放され、深い自己対話や静謐なリラクゼーションを追求できる穏やかな瞬間。このような時間を過ごすとき、何を食べるか、どのように食べるかは非常に重要です。食材はもちろん、食器にもこだわることで、食事の時間はただの栄養補給から、自分自身への贅沢なご褒美へと変わります。これらの要素が一体となり、感覚的な満足と共に心身の安らぎをもたらしてくれますよ。今回は、そんな一人時間をより豊かに過ごすための選りすぐりの食材と食器をご紹介。それぞれが、独自の物語とこだわりを持つ、あなたの一人時間を豊かに彩るアイテムです。贅沢なひとときを味わう - お酒のアテは妥協しない大人のひとり飯に欠かせないお酒。合わせるおつまみにもこだわりたいところです。馬刺しは、食事としてはもちろん、お酒のアテにも抜群の一品です。豊かな風味とヘルシーさから、大好きな人も多いはず。ここで紹介する「【吟撰】3種の純国産馬刺しセット」は、その中でも特に質の高い馬肉を厳選。肩ロース、モモ、レバーといった異なる部位から選ばれた馬刺しは、部位ごとに異なる食感と味わいを持ち、馬肉のさまざまな魅力を堪能できますよ。また、たっぷりと冷蔵庫で冷やしてから食べると、肉の旨味が一段と引き立ち、味わいが深まります。ひとり飯の選択肢にいかがでしょうか。【商品詳細】商品名:【吟撰】3種の純国産馬刺しセット価格:6,372円(税込) 商品の詳細はこちら伊賀焼「粋」シリーズ酒器で楽しむ - 馬刺しと焼酎の極上マリアージュ馬刺しをさらに美味しくするためには、適した酒器を選ぶことも重要。伊賀焼の「粋」シリーズの酒器は、その端正なデザインと質感が馬刺しとのマリアージュを最高のものにしてくれますよ。伊賀焼特有の土を使用した質感は、手になじむ温もりを感じさせ、味わい深い一人時間を演出。職人さんによる手作りならではの温もりと、伊賀焼特有の質感が醸し出す落ち着いた雰囲気が特徴で、馬刺しと一緒に焼酎をゆっくりと味わうことで、一人時間がより感慨深いものに変わっていきます。底面を削り出すことで、水滴によって卓上を濡らさない工夫が施されていて、見た目だけでなく機能性にも優れていますよ。長い歴史を誇る伊賀焼の魅力を感じてほしい。そんな魅力を感じさせる最高の酒器です。せっかくアテにこだわったなら、器もこだわってみてくださいね。【商品詳細】商品名:伊賀焼 「粋」シリーズ 酒器 全2種類価格:7,700円 ~ 8,800円(税込) 商品の詳細はこちら多彩な有田焼ダブルウォールカップ - そばちょことしても活躍焼酎以外を楽しみたい方には、有田焼の「ダブルウォールカップ」がおすすめ。色とりどりの美しい見た目だけでなく、機能性にも優れています。このカップは、二重構造により保温性が高く、飲み物が冷めにくい特徴を持っています。ハイボールやビールなどの焼酎以外のお酒から、お茶やお水といったソフトドリンクを飲む際にも活躍しますよ。また、その美しい形状と色合いから、そばちょことして使用することも可能で、そばの香りと共に日本の伝統を感じることができます。蕎麦つゆのひんやり感をキープしてくれるダブルウォールカップで、締めのそばを楽しむのも一興です。保温性に優れているため、温かいつゆにするのもおすすめです。夏だけでなく、冬にも使える素晴らしい器を用意して、ひとり飯のクオリティを高めてみてはどうでしょうか。【商品詳細】商品名:有田焼 ダブルウォールカップ 全6色価格:3,300円(税込) 商品の詳細はこちらふなくらのそば - 素朴な味わいと心地よい香りで至福のひと時をアテと酒器にこだわり、締めのそばちょこを用意できたら、美味しい蕎麦も必須ですよね。最後に、富山県産の農薬、肥料不使用の「ふなくらのそば」をご紹介します。このそばは、つるつるとした食感と素朴な味わいが特徴で、一人でゆっくりと味わうのに最適です。満腹が近づいてきた瞬間でも、スルスル入ってくるくらい美味しい蕎麦ですよ。また、このそばは自然を大切にし、地域の若者たちが一丸となって栽培から製粉までを行っています。生産者の顔を思いつつ食べるそばは、極上のものになること間違いなし。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。【商品詳細】商品名:ふなくらのそば価格:6,000円(税込)商品の詳細はこちらひとり飯はあなただけの時間。思う存分、堪能しよう。一人時間は、自己と向き合い、心身のバランスを取る重要な時間です。おいしい食材と美しい食器は、そんな一人時間は特別なものになり、心地よい時間を過ごしながら、自分自身への投資になって返ってきます。寂しいと思われがちなひとり飯を、誰もが羨む最高の時間に変えてみてくださいね。

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  • 【伊賀焼特集】その魅力と伝統を探る

    せっかく家にいるのなら、有意義な時間を過ごしたいはず。毎日の食事を彩る食器や、調理器具として優秀な伊賀焼シリーズを紹介します。伊賀焼は400年以上の歴史を持つ伝統工芸。歴史と技術を現代に受け継ぎつつ、新たな形で伝統を発展させています。そんな伊賀焼の魅力をお伝えしましょう。伊賀焼とは、日本の三重県伊賀市で生産される陶器のこと。400万年前の古琵琶湖層から採取された伊賀の粗土を素材に使っている点が最大の特徴です。生物や植物の化石が豊富に含まれる伊賀の土は吸湿性と蓄熱性に優れていて、伊賀焼の土鍋やグラスは保温性があり、料理や飲み物の美味しさを最大限に引き立てます。ぜひ持っておきたいアイテムを、3つ紹介します。家庭で本格燻製:「伊賀焼 いぶしぎん」の魅力1つ目は「伊賀焼 いぶしぎん」。その名の通り、伊賀焼の技術を活かした燻製器です。独特の陶土の特性により、均一に熱を通すことができ、煙も逃がさずに食材をじっくりと燻してくれます。肉や魚、野菜、ドライフルーツなど、幅広い食材を自宅で本格的に燻製にすることができ、お酒のお供が手軽に作れますよ。さらに、丸みを帯びたデザインは、どんなキッチンにも馴染む美しさ。焼き物という和風のイメージを覆す、おしゃれアイテム。使用後のメンテナンスも簡単で初心者の方でもすぐに使えるため、伊賀焼を初めて手にする方にもおすすめです。家庭で本格的な燻製料理が楽しめる「伊賀焼 いぶしぎん」は、料理の幅を広げる素晴らしいパートナーになってくれるはずです。【商品詳細】商品名:伊賀焼 いぶしぎん 全2種価格:11,000円 ~ 16,500円(税込) 商品の詳細はこちらあぶり焼きの名手:「伊賀焼 あぶり名人」で焼き物を楽しむ2つ目は、シーズヒーターを熱源にした本格あぶり焼き器で、自宅で手軽に焼き物を楽しみたい方は必見のアイテムです。「伊賀焼 あぶり名人」は、陶器ならではのデザインと優れた機能性を兼ね備えていて、普段は面倒なお料理のプロセスも楽しむことができますよ。焼き鳥、田楽、魚など、色々な食材を焼くことができ、気分に合わせて食材をチョイスしたり、季節に合わせて焼くものを変えて楽しめます。特に、秋刀魚をまるまる1本焼くことができるのは、このあぶり焼き器の大きな魅力の一つです。余分な脂を落とすことで、食材の旨みを引き立ててくれる上に、温度調節も簡単で、料理初心者にも安心して美味しい焼き物が作れます。自宅で本格的な焼き物を楽しみたいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。【商品詳細】商品名:伊賀焼 あぶり名人価格:44,000円(税込)商品の詳細はこちら焼酎を引き立てる酒器: 「粋」シリーズ「粋」シリーズは、酒を楽しむ「呑んべえ」のための1杯として、焼酎を楽しむために特別に作られた伊賀焼の酒器で、「炭焼タンブラー」と「焼酎カップ(大)」の2種類があります。底面を削り出すことで、水滴によって卓上を濡らさない工夫が施されていて、見た目だけでなく機能性にも優れています。また、職人さんによる手作りならではの温もりと、伊賀焼特有の質感が醸し出す落ち着いた雰囲気は、一つのグラスながら日常を豊かにしてくれます。「粋」シリーズは、伊賀焼が持つ伝統と現代のライフスタイルを絶妙に融合させ、酒器としての極致を体現。製作背景には、茶の湯の精神と日常を融合したいという、伊賀焼の源流に立つ思いがあります。長い歴史を誇る伊賀焼の魅力を、手に取れるいい機会です。お気に入りのお酒の相棒として選んでみてはいかがでしょうか。【商品詳細】商品名:伊賀焼 「粋」シリーズ 酒器 全2種類価格:7,700円 ~ 8,800円(税込)商品の詳細はこちら伊賀焼と共に:極上の時間を過ごす自宅で使う食器や調理器具に伊賀焼を取り入れることで、非日常を感じてリラックスしつつ、自分だけの特別な時間を過ごすことができます。美味しい飲み物や料理が一段と引き立つだけでなく、その深い歴史と伝統も感じることができますよ。「いぶしぎん」で燻製を作り、焼き鳥を「あぶり名人」で手作り。そして、「粋」シリーズの焼酎カップで一杯の焼酎を煽る。伊賀焼3つの逸品が、あなたの自宅時間を特別で価値あるものに変えてくれます。いつもとは違う、素敵な時間を過ごすことができるはずですよ。

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  • TOKYO BAR STORY【銀座編】

    TOKYOには星の数ほどBARがあり、客にサーブするバーテンダーがいる。そして、そこにはやはり星の数ほどの語り尽くせない素敵な物語があるのだ。1.ジャパニーズバーテンディングの技術を世界に知らしめる名門銀座1丁目 【 STAR BAR GINZA 】重厚感あふれる店内はマスターの岸氏がヨーロッパのパブをイメージして部材を見つけてきた。装飾を施した天井がゴージャスな雰囲気に。テーブル席も落ち着いた印象だ。日本のバーテンディングのレベルの高さを世界に知らしめるバーである。接客の洗練さ、軒数、客質。その何を取っても〝日本一のバーの街〟といわれる銀座においても、名バーとしての要素を何ひとつ欠くことがない一軒だろう。オーナーバーテンダーの岸久氏が築いてきた功績が、その理由を物語っている。平成8年(1996)には国際バーテンダー協会(IBA)が催す世界カクテルコンクールにおいて、日本人で初めて優勝。平成20年(2008)には厚生労働大臣によって卓越した技術者のみが表彰される「現代の名工」を、バーテンダ―として初めて受賞。長い間日本バーテンダー協会(NBA)の会長を務め、平成26年(2014)には、各功績を認められ黄綬褒章を受章した。カウンターの正面、バックバーの真ん中に目をやれば、岸氏が、アイラ島の親善大使「アンバサダー・オブ・アイラ」であることを表した額装が飾られている。国内のみならず、海外からこのバーを目指してくる客も多い。彼らがまず一様に驚愕するのが、あまりにも透明すぎる「氷」だ。カウンター内には温度を微妙に変えた3台の冷凍庫を揃え、氷屋から仕入れた純氷の貫目氷を、緩める、締めるを繰り返し、まさに一点の曇もない透き通った氷に仕上げる。店長の吉田達也氏が「仕入れてから3日目でやっとお客様のグラスに届きます」と、さらりと言うその氷は、カクテルを提供する直前によく研がれた包丁で形を整えられピタリとグラスに収められる。液体を注ぐとその透明さゆえに、まるで何も入っていないかのようにフォルムは消え失せ、カクテルを飲んで液体が減っていくにつれ、再び姿を現す。それは〝ニンジャ・アイス〟と呼ばれ、今や海外のバーラヴァーにも知られることとなっている。これだけでも、このバーの良さがわかるというもの。現在、「スタア・バー」は全4店舗を構える。銀座タイズ、京都、東京ミッドタウン日比谷。その中でも本店である銀座は〝芯〟の部分を担うべく、岸氏の教えがひときわ純粋に行き届いているといえよう。入社8年目になるという吉田氏に、マスターからの教えの中で、特に心がけていることを尋ねてみた。「実は、カクテルの技術より何より、一番大事なのは〝差配する〟ことが真髄だと感じています」差配する。それは、迎え入れた客のもてなしであると同時に、バーという限られた空間の空気を守るべく制御の要素も求められるという。例えば、と過去のエピソードを吉田氏が教えてくれた。多くのバーでそうであるように、スタア・バーでは隣客に話しかけることは歓迎されない。ある男女のカップルが来店した時、女性の方が隣席の外国人客と盛り上がってしまい、エスコートしてきた男性が取り残されてしまう状況。当時の先輩バーテンダーが女性客をたしなめるも、状況はむしろエスカレートする一方。やむを得ず、先輩バーテンダーが女性客にかけたのは、「今日はそろそろお引き取りください」という言葉だった。女性客は大層立腹し、バーテンダーに、なんとコップの水をかけて席を後にした。だが、この時、岸氏が弟子にかけた言葉は「それでいい」だった。2人で来たなら、ここでは2人のバーの時間を楽しんでほしい。スタア・バーがたとえ満席でも凛としたバー空間が保たれているのは、そんな差配のおかげであり、それがこのバーの真意というわけだ。「まだまだ経験の浅かった私は、スタア・バーであることはこんなところから気を配るべきなのか、と感じ入りました」と吉田氏は振り返る。岸氏が弟子たちに言う言葉があるというので教えてもらった。「きっちりできないなら、やらない方がまし。だから、やるならしっかりやろう」気も時間も使って、そこそこならやらない方がましだ。だから、やるなら高みを求めて完璧にやりきる。それには、いかに前もって準備をするか。いかに効率的に動くか。いかに頭を使うかということだ。ニンジャ・アイスは、スタア・バーの目指す精神性の高さを物語る、それこそ氷山の一角でしかない。ここに、カクテルごとに使う氷の冷凍庫3台を使い分けていることもさらに付記しておこう。例えばジントニック用の氷、ショートカクテルを作るためのシェイク用の氷、まだ仕入れたばかりの堅さを緩めるために寝かせている氷。でもこれも彼らにとっては日常のこと。聞かない限り、雄弁に語られることはないだろう。慎ましくも、極められし技。氷ひとつからそこに宿るバーテンダーの心意気をくみ取るのも、バーを訪れる愉しみではないだろうか。2.バーテンダー協会の理事長が創業 半世紀以上続く歴史と往年のもてなし銀座5丁目 【 JBA BAR SUZUKI 】長いカウンターを照らす照明は、創業時からのもの。古き良き時代のオーセンティックバーと聞いて浮かぶシーンに、そのまま入り込んだようである。温かみのある明かり。年季の入ったカウンターの手触り。バーテンダーの真摯なもてなし。半世紀以上紡がれてきた歴史がこの空間にある。昭和42年(1967)創業。開いたのはJBAの理事長を務めていたバーテンダー、鈴木昇氏だ。JBAとは、日本最大のバーテンダーの協会である日本バーテンダー協会(NBA)の礎となった団体のこと。「お酒の先生のような存在でした」。鈴木氏のことをそう振り返るのは、現オーナーの吉田奉敬氏である。吉田氏はかつて客として通っていたひとり。昭和46年(1971)の洋酒の輸入自由化解禁の折、自身も輸入を手がけるようになり、右も左もわからない洋酒の手ほどきをしてくれたのが鈴木氏だった。「穏やかで知的で、本を書くのが好きでね。一般者向けのカクテル教室の先生もやっていましたよ」。そんな人柄を慕って、このバーには、多くのインポーターが客として集った。鈴木氏は、彼らの酒を客に紹介し、時に互いの酒を試飲させ、「この酒はこう売ったらいい」なんて講義もしてくれた。だが、64歳で食道がんのために他界してしまう。常連だった吉田氏に「バーと妻を頼むよ」と言い遺した。その後、ひとりで店を切り盛りしていた妻の君子さんから「店をたたもうと思う」と聞いたのは、鈴木氏の死から2年経た頃だった。吉田氏はマスターの遺志を継ぐべく自身がオーナーとなり、バーを移転。今も守り続けている。店長を務める久野修平氏は言う。「ある時代には、バーテンダーが見習いで来るようなバーでした。ここで学んだのは、お客様の状況をくみ取る温かい接客です」。往年の雰囲気をたたえるこのバーも、今年4月には老朽した部分をリニューアルするという。とはいえ、肩肘張らずに過ごせるもてなしが、変わることはない。3.゛銀座のバー”の正統を守る 名店の矜持に満ちた一杯銀座6丁目 【 BAR 保志 】ビルの8階が店舗。正統を味わうにはこの店の扉を開けよう。バーテンダー・保志雄一氏がカクテルと出会ったのは学生時代にアルバイトをしていた宇都宮の名店「パイプのけむり」。酒といえばビールかウイスキーくらいしかなかった当時、色鮮やかなカクテルに魅了された。同時に世界のカクテルコンペティションで活躍するオーナーバーテンダー・大塚徹氏の活躍を間近で見て、〝酒で世界に挑戦できるのか〟と衝撃を受けた。以来42年間カウンターに立ち、自身も国内外のコンペティションでの受賞を重ねてきた。基本に忠実に、そして先駆的に。氏のもとでそんな〝保志イズム〟を学んだ後進たちが今、銀座のいたる所で店を構える。伝えたいのは確かなプロの技術、そして気遣いだ。「間違いのない本物を提供すること。それが銀座という街が持つ伝統です」。銀座が家なら後進の一人ひとりは家族だと、保志氏は続ける。街と酒と人を愛する氏が作るカクテルが、今夜もカウンターを彩る。※こちらは男の隠れ家2019年4月号より一部抜粋しております

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  • 日本で唯一の特許を持つ有田焼コーヒーフィルター

    佐賀県有田町で作られ、江戸時代から400年以上の歴史をもつ有田焼。日本・アメリカでフィルターの製造特許(コーヒーの油が落ちる、微小なサイズの穴を作る技術)成形に関する特許を取得。有田焼セラフィルターは、コーヒー以外にも水やお茶、日本酒などにも使用することができる。株式会社THREE RIVERSは、そんな伝統的な有田焼の存在を守りつつ、日本唯一の特許を取得した技術を持つコーヒーフィルター「有田焼セラフィルター」を製造している。「有田焼セラフィルター」とは、飲み物を通すだけで味がまろやかになるという魔法の道具だ。"多孔質セラミック"という数ミクロンの穴が無数に空いている素材で作られており、そのセラミックスの力と遠赤外線のW効果によって水のカルキ臭や不純物を取り除く。目に見えないほどの細かい網目で不純物を取り除くことができるため、雑味やえぐみを抑え、まろやかな飲み物が愉しめるという仕組みだ。コーヒーや水道水以外にも、緑茶、焼酎、日本酒やワインなど幅広く使うことができ、日常のあらゆる場面で活躍してくれる。コーヒーを淹れる際に使用するペーパーフィルターとの違いは何か?実は、紙のフィルターでは豆本来の旨味や油分を余計に吸い取ってしまうことがある。しかし、この有田焼セラフィルターは雑味を除きつつも、その旨味や油分を吸い取ることなく存分に抽出してくれる。"コーヒーを淹れる度にペーパーを使う必要が無い"というエコな点も、魅力の一つ。セラフィルターの材料&製造方法複数の原料を独自に配合、こだわり抜いて選んだのは有田の天然の井戸水。機械だけでは実現できなかった成形の調整の半分は人の手で。圧をかけ、窯で焼く時間もしっかり取って、手間をかけている。セラフィルターは多孔質のセラミックでできている陶磁器の一種。その多孔質セラミックは工業製品として、浄水器や空気清浄機のフィルター、車のマフラーの触媒など、多岐にわたり使用されている。有田焼セラフィルターの製造方法は、まずは原料を混ぜることから始まる。地元有田で湧く天然の井戸水を入れながら、素材となる土を作っていく。土ができたら、実際に型に入れて成形。成形工程は微妙な力加減や調整が肝になるため、機械化はできず人の手で行われる。職人の丁寧な手仕事が有田焼セラフィルターを支えているのだ。そしてその後、機械によって十分に圧をかけることで形が完成する。ここで、ようやく窯入れに移る。そこから数十時間という通常の倍の時間をかけて焼いていくのだが、繰り返し使える強度を持つ理由がそこに隠されている。当然どの工程も飛ばすことはできない。「手間をかけてでも良いものを作りたい」という企業と職人のこだわりが詰まっている証拠だ。代表の想いTHREE RIVERS代表の三河さん。新しい商品を誕生させたいという意欲は尽きない。熟練の職人さんが手塩にかけて、丁寧に作り上げる有田焼セラフィルター。「高級品として改まって使われるのではなく、日常生活の中で活躍させたい。」そんな想いが込められている。「手間がかかる、今までにない手順がある。逆に、今まで常識とされていた工程がない。そんな新しい製造方法は職人さんに嫌われてしまうし、専用の道具もないので、誰もやりたがらなかった。でも、私達は世の中にまだないものを作りたい。苦労だって面白い。」とTHREE RIVERS代表の三河さんは語る。さらに三河さんは続けた。「現在だけではなく未来の日本、世界、そして地球のためにも、セラフィルターを広めていきたい。」まだまだ新しい商品を誕生させるべく、日々精進していく。【商品詳細】商品名:有田焼 セラフィルター価格:3,300円 ~ 4,950円(税込) サイズ:【3点セット】縦14㎝×横18.5㎝×高さ8.5㎝ 【単品001】縦10.8㎝×横10.8㎝×高さ10.5㎝商品の詳細はこちら【関連商品】商品名:有田焼 ダブルウォールカップ 全6色価格:3,300円 (税込) サイズ:縦:10.5㎝×横:10.5㎝×高さ:10㎝商品の詳細はこちら商品名:有田焼 マグカップ 全6色価格:3,630円(税込) サイズ:縦:13㎝×横:13㎝×高さ:11.5㎝商品の詳細はこちら

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  • NFTと樽資産

    ブロックチェーンとはもしかすると「仮想通貨=ブロックチェーン」と思われているかもしれない。そもそもブロックチェーンとは取引情報などのデータをデジタルに記録する仕組みである。一定期間の取引データをブロック単位でまとめ、チェーンのように繋いで記録することからブロックチェーンと呼ばれる。特殊な暗号を使い、過去から現在までの取引データが全てオープンな形で残されるため、データ改ざんが困難であり、自動で敏速に行われるため取引コストを大きく削減できるメリットもある。当初は仮想通貨のトランザクション履歴の記録に用いられていたが、現在では金融全般や不動産、医療、投票など多様な分野で活用されている。UniCaskの想い|ブロックチェーンを大衆のもとに蒸留所から直接樽を購入できるため安心。複数種類の中から自分で選ぶことができる。ブロックチェーンを使ったビジネスモデルを利用したのは、“実際のモノ”の売買には課題があり、この課題が大衆化していないと感じたことがきっかけである。デジタルで記録されるデータやNFTの偽造は困難だが、それらに紐づく“実際のモノ”については物理的な改ざんが可能で、人と人を伝っていく間で偽造されたモノにすり替えられている可能性もある。一方でウィスキー樽の場合、そのほとんどが蒸留所の信頼によってすり替えられるリスク軽減は担保できる。また、ウィスキーには熟成という時間的な価値があるが、そのような価値の記録にブロックチェーンが適している。原酒や樽のスペック、樽詰めされた日付などをブロックチェーンに書き込めば世界中の誰もが閲覧できる正確な台帳を簡単に作ることができる。加えてNFTの技術でオーナーシップを発行すれば、24時間世界中でデジタル取引を行うことが可能。例えば、海外在住の方が日本の蒸留所に連絡して樽を購入することにはさまざまなハードルがあるが、この仕組みにより容易に売買ができるようになる。蒸留所側もウィスキーを樽に詰めた瞬間から売買できるため、キャッシュフローがクイックネスになる上、グローバル化が安易に推進できるメリットもある。もちろん、樽のオーナーシップ管理はUniCaskが行うので、樽の売買に関する面倒な記録などの処理も大幅に削減することが可能。また、UniCaskは埼玉県北東部にある羽生蒸留所の復活にも深く関わっている。利根川の水運に恵まれたこの土地で約20年ぶりの日本蒸留所の一角が復活。Made in JAPANを掲げ、海外業者のみを対象に2021年春から販売開始。現在では全世界の愛好家や投資家に向けて、スコットランドのボトラーであるキングスバリーや、コニャックのボールジローなどを公開する予定だ。UniCaskの想い|樽資産を持つ愉しみ高価な樽でも「小口」単位で所有することで樽の購入費用を抑えることができる。樽購入者は、アプリでいつでもサンプルリクエストやボトリングオーダーが可能。個人で購入するには高価な一樽を100分の1に小口化し購入ハードルを下げたこともUniCaskの特徴で、小口樽は予めボトリングの日程を決定した上での販売を行なっている。例として、容量約200リットルのバーボン樽の100分の1換算。いわばウィスキー愛好家たちが行なっているカスクシェアの様なイメージである。また、アプリを実装したことで、ゲームコミュニケーションの要素もあり、保有者同士がウィスキーを見せ合う「大人の遊び場」としてファンを中心に投資家などが集まりやすい環境を構築している。 これまで、ウィスキー樽は投資商品としても“非公開”の様な存在であったが、NFT上場させることで公開株のように誰もが購入できる環境を整備したUniCask。誰もが持つことができる権利の様な存在になれば、ウィスキー人気は一気に世の中に広がり、結果的にウィスキー好き人口も増加する。また、これまで知る人ぞ知る“ウィスキー樽の売買”が一般化することで、ウィスキーとの向き合い方も単なる嗜好性から、ビジネスを産むなど多角的な捉え方もできる。つまりウィスキー樽とデジタル技術を掛け合わせることで、新たなエコシステムや新たな経済圏が生まれるきっかけになる可能性もある。株式会社UniCaskhttps://unicask.jp/クリス ダイ株式会社UniCask共同創業者。Accentureのコンサルタント、BitcoinとEthereumの初期の投資家の一人。ウィスキー好き。ブロックチェーンや分散型ビジネスの研究プロジェクトに参加。「ネクストブロックチェーン」(日本経済新聞社)の共著者。「Blockchain and Crypto Currency」(Springer)の共著者。2004年にスタンフォード大学で管理科学と工学を専攻し、B.S.を取得。

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  • ビールに合うお取り寄せ酒肴

    喉越し抜群、キンキンに冷えたビールには、塩味や辛味、油味がしっかりと効いた思わず後引く味わいの酒肴が王道である。会社帰りの酒を愉しんだ日々を懐かしく思う今日この頃。家で過ごす時間と共に酒を嗜む機会も増えた人も多いだろう。酒呑みならば、家でも「酒肴」にもこだわりたくなるのは必然。今回はそんな古今東西のとっておきの逸品を5つご紹介します。ORDER NO.1 九州産若鶏のからあげからあげの鳥しん(大分県)旨さの秘密は九州産若鶏と門外不出の秘伝ダレ凍ったまま、ラップをかけずにレンジでチン。これだけでも十分美味しいが、この後オーブントースターで2分ほど焼くとさらに美味しくなる(1箱1,110円)からあげの聖地・大分県中津。その「中津からあげ」激戦区で20年前に創業し、からあげグランプリで最高金賞を最多受賞しているのが「からあげの鳥しん」だ。ひと口に「中津からあげ」といっても、それぞれの店の味は千差万別。ひとつとして同じ味の店はない。そうしたなかで鳥しんが評価される理由は〝とにかく美味しい〟から。品質の高い九州産の若鶏にこだわり、フルーツやニンニク、ショウガ、スパイスなどで作り上げた醤油ベースの秘伝ダレをもみ込んだからあげは、旨味とコクが違う。「〝冷めても美味しい〟が常連のお客様から最もいただく褒め言葉です」と店主の角信一さん。この極上のからあげを酒肴に、ビールグラスを傾ける至極の時を味わってほしい。ORDER NO.2 レンジでチンする東洋軒のとり天レストラン東洋軒(大分県)これぞ唯一無二の本家の味 本物のとり天をお取り寄せ東洋軒の94年の歴史で、2020年3月に初めて発売された電子レンジ対応商品。誰でも簡単に本物の味が愉しめるとあって、早くも大人気(1箱1,296円)からあげと並ぶ大分の名物・とり天。ここ東洋軒はその発祥の店としてあまりにも有名な名店だ。最近は関東でも見かける機会が増えたとり天だが、「衣がベチャッとしてる」なんて残念な声も。だが、そう思っている人にこそ、本家・東洋軒のとり天を食べてほしい。熱々のうちはもちろん、冷めても衣がサクサクなのだ。また下味にオリジナルブレンドの醤油やニンニクを使っているのでそのままでも美味しいが、「お勧めは辛子やカボス酢醤油を使っての味変。さっぱりとした味の変化に驚くお客様も多いです」と代表取締役社長の宮本博之さん。この味変がビールを呑む時に重要。まるで酒肴が替わったかのような味の変化に、ついついもう一本栓を開けてしまうことに。ORDER NO.3 遠山ジンギス ハイグレード肉のスズキヤ(長野県)創業60余年変わらぬ味と品質信州熟成三年生味噌が隠し味の、生ニンニク香る極旨熟成醤油ダレが美味しさの秘密。「スズキヤ秘伝のタレは倉業60余年変わらぬ味と品質です」と社長の鈴木理さん。店頭には9畜種31種類のジンギスが並ぶ(1パック840円)古くから信州の秘境・遠山郷でパワーフードとして親しまれてきた「遠山ジンギス」。ジンとは味を付けるの意で、一般的に知られるラム肉のジンギスカンとは異なり、羊・鶏・豚・牛・馬・猪・鹿・熊・鶉うずらの9畜種を独自のタレ揉み製法で味付けした肉をジンギスという。なかでも一番人気は、ビールにピッタリなマトンのロース肉を使用したハイグレード。ORDER NO.4 たまごキムチキムチ家 舳心(栃木県)キムチの旨味が染み込んだゆで卵そのまま食べるのはもちろん、マヨネーズをかけても美味しい。見ただけでビールが欲しくなる(1袋540円)卵の丸ごと感がインパクト大な「たまごキムチ」は、地元の有名ブランド卵「那須御用卵」を新鮮なうちに茹でてキムチ漬けにした人気商品である。店内で手作りしてる秘伝の和風キムチの旨味が黄身までしっかりと染み込んで、卵の柔らかな甘みとハーモニーを奏でる。ビールとの相性も抜群で、口の中で十分堪能したたまごキムチをビールと一緒に喉奥へ流し込む瞬間はたまらない。ORDER NO.5 横濱ビア柿美濃屋あられ製造本舗(神奈川県)日本のビール発祥の地ならではの柿ピーもち米100%のあられ生地をしっかり焼き、濃口醤油をベースにビーフブイヨン、シチリアの海塩などを加えたタレを絡ませる。「ビールに合う柿ピーをコンセプトに開発しました」と代表取締役・小森健太郎さん(1袋648円)ビールの酒肴の代表格・柿の種を、日本におけるビールの発祥の地・横浜で昭和4年(1929)から作り続けている美濃屋あられ製造本舗。同社の柿の種には9種類のラインアップがあるが、ビール好きにお勧めしたいのが「横濱ビア柿」。その名の通りビール専用で、歯応えのある硬さ、辛くて濃厚な味わいは、ビールの酒肴以外には考えられないほど。※こちらは男の隠れ家2020年8月号より一部抜粋しております

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  • 心と体が幸せになる 食事の時間

    食のエッセイストとして知られる玉村豊男さん。信州でワイナリーを始めて、来年2018年でで15年目になるという。今回は毎日の食事を自ら作っている玉村さんに、心と体が健康になる食事の楽しみ方を聞いた。玉村 豊男(たまむら とよお)1945年、東京都生まれ。1971年東京大学仏文科卒業。在学中にパリ大学に2年間留学。通訳、翻訳業を経て文筆業に。1977年に『パリ 旅の雑学ノート』を刊行して以来、エッセイストとして旅と都市、料理、食文化、田舎暮らしなど、幅広い分野で執筆を続ける。1991年より長野県東御市に移住し、農園ヴィラデストを経営している。「食べる」ことを大切にするフランス人いい眺めでしょう。ブドウ畑に囲まれて遥か彼方には北アルプスの山々。この里山で畑仕事をするつもりが、いつのまにかワイナリーとカフェのオーナーになっていました。最初に田舎暮らしを始めたのは軽井沢です。テニスやアウトドア料理を楽しんでいたところ、肝炎を患って。病気がきっかけで、46歳の時にここに引っ越してきました。当時は物書きの傍ら、宝酒造のTaKaRa酒生活文化研究所の所長を務めていました。宝酒造のワイナリー造りに協力しているうちに計画が頓挫。ところが、宝酒造から派遣されていた小西超という男が自分たちでワイン造りをしたいという。妻には反対されましたが2003年から醸造を始めました。日本ワインコンクールの最高金賞などを受賞、日本を代表するプレミアムワインと評価されるようになりました。現在、東御市を中心とする「千曲川ワインバレー」には、志のある若者たちが数多く集まってきています。料理とワインは学生時代、パリに留学した時に覚えました。フランスで学んだことは「飯は決まった時間に食う」。フランス人は仕事を中断してでも、昼は2時間ほど食事をします。日曜日なら郊外の別荘で、12時頃から料理を作りながら4時間かけてゆっくり食事をするのです。フランス人にとって食事は最大の関心事です。日本のように酒が中心でなく、料理を楽しむためにワインを飲みます。味にはうるさくグルメですが、食事の時には料理の話はしない。仕事の話もしない。話題は社交的な話、映画、本など文化的な話が中心です。時には小咄とかも。みんなで料理を食べる時の時間の経過を共有して楽しむ。フランス人は子供の頃から食事の習慣を仕込まれます。本は読まなくても、食卓がフランス人の学校になっています。右/ヴィラデストワイナリーの代表的ワイン「ヴィニュロンズ リザーブ シャルドネ」。左上/周辺には垣根仕立てのブドウ畑が広がる。左下/カフェで提供される野菜は地元で採れるもの。日本人は食事の時に緊張し過ぎです。おしゃべりや人に見られて食べることが苦手ですね。特に古いおじさんたちは絶滅危惧種。今やお洒落なレストランは女性ばかりでしょう。何を食べるかはその人のものの考え、思想を表します。男性も女性と同じように食のリテラシーを持ち、食事の楽しみを知ってほしい。どんなに忙しくても、ゆったりとした時間をつくることが大事です。食事の楽しみとはみんなで美味しいと盛り上がりながら食べること。美味しいと言いながら食べて飲んで、楽しい時間を過ごし、帰り道では何を食べたか忘れるくらいがちょうど良いのではないでしょうか。肝炎を患ってから2カ月に1度の血液検査。自分で数値を見て食事に気をつけています。ただ、うちの野菜は無農薬ですが、ガチガチのオーガニックでは楽しくない。自分が快適に思うなかで、楽しめる範囲で、自分の食生活を作っていけばいい。これを食べたら健康になる、野菜を1日30品目食べなくては、などのこだわりは不健康です。今日の食事が健康に良くないものだったら、明日健康的な食事をすればよい。1週間くらいのスパンでバランスをとりながらゆったりと考えたいものです。例えばワインと料理のマリアージュなんて、ソムリエに任せておけばいい。フランス人は昔からその土地でできるものを食べて、その土地でできるワインを飲んでいました。日本人は難しく考えがちなので、日常的にワインを飲むことが広まらないんです。もっと気楽に食事をしてお酒を飲んで、笑顔とともに楽しい時間を過ごしてほしいですね。ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー/ワイナリーカフェでは農園採れたてのハーブ、野菜などを使った料理とワインが楽しめる。食後は花々が咲き乱れるガーデンを散策。ゆったりとした時間を過ごせる。長野県東御市和6027※こちらは男の隠れ家2017年10月号より一部抜粋しております

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  • すべて見せます! 小京都 -郡上八幡-

    観光地のキャッチフレーズに「小京都」という言葉を見聞きすることがある。京都っぽい観光地なのかな、と見過ごしていたが、実は小京都と呼ばれるには「全国京都会議」の加盟基準があるのだ。「京都に似た自然と景観」「京都との歴史的なつながり」「伝統的な産業と芸能がある」という条件にひとつでも合致していれば加盟できるというものだ。加盟していない観光地でも観光目的で「小京都」をうたっている所はある。郡上八幡[岐阜県郡上市]名水が人々の暮らしに寄り添う奥美濃の小京都長良川の支流の吉田川沿いに、郡上八幡の中心部が開けている。八幡山の山頂には町のシンボルの郡上八幡城が建つ。防火としての目的もあった水路が通る美しき城下町町を歩いていると、至るところから心地よい水音が耳に響いてくる。ほとばしる渓流の瀬音、家々の軒下を流れる水路のせせらぎ、水舟という槽に注ぐ水の滴……。長良川の支流の吉田川を中心に、山から引き込まれた水や湧水が町中を縦横無尽に流れ、その豊かな水は古くから人々の暮らしに寄り添ってきた。町を潤す美しい水風景。郡上八幡は、まさに〝水の都〟という喩えが相応しい山あいの城下町である。町は八幡山の頂に建つ郡上八幡城に見守られるように広がり、町筋には職人町、鍛冶屋町といったかつての生業が偲ばれる町名などが今も残る。軒を連ねる古い町家の形式は、京都に似て間口は狭く奥に長い造り。また、通りの辻には町の防衛のため13もの寺が配置されていることなどから、郡上八幡は奥美濃の小京都ともいわれている。清らかな水と風情ある城下町の佇まい。南北約1㎞、東西約2㎞。ぐるりと1~3時間で散策できる町の規模もちょうどいい。もちろん、じっくり見て回れば時間はいくらあっても足りないほど。町に宿を取り、朝夕の静かな時間にそぞろ歩くのも楽しみ方のひとつだろう。職人町や鍛冶屋町あたりは特に風情があり、袖壁や格子のある家々が軒を連ねる。郡上八幡旧庁舎記念館/インフォメーションも兼ねている同記念館内の食堂で提供しているのが郡上の郷土料理“鶏ちゃん”。オリジナルの味は、若鶏のもも肉と野菜を地味噌ベースのタレで味付け。定食で1080円。「作家の司馬遼太郎が日本で一番美しい山城、と讃えたのが郡上八幡城だそうです」。山頂の天守閣を仰ぎ見ながらそう話すのは、町を一緒に歩いた「郡上八幡まちなみ観光案内人」の塚原秋夫さんだ。司馬遼太郎の作品に『功名が辻』がある。戦国武将・山内一豊と妻の千代の生涯、内助の功を描いた物語だが、実は郡上八幡はその千代の生まれ故郷という縁がある。司馬遼太郎が『街道をゆく』の中で評した郡上八幡城は、昭和8年(1933)に大垣城を参考に再建された模擬天守閣。しかし4層5階建の木造建築は全国の復興城郭の先駆の城としても知られ、深緑の山に映える白亜の姿は確かに優美だ。「昨今は霧に浮かぶ幻想的な姿も知られ、天空の城ともいわれます」郡上八幡城を最初に築いたのは、永禄2年(1559)に八幡山に陣を敷いた遠藤盛数。この地は美濃、飛騨、越前への要衝にあり、長良川や吉田川も自然の要害として最適だったという。町を整備したのは四代城主・遠藤慶隆。慶隆は寺社の建立や町造りに力を注ぎ、同時にそれまで各所で行われていた盆踊りをひとつにまとめて城下で踊ることを奨励した。目的は領民たちの融和をはかるためで、これが国の重要無形民俗文化財にも指定されている「郡上おどり」の始まりである。「観光客も地元の人も一緒に踊るのが特徴です。郡上おどりは見る踊りではなく、参加する踊り。ぜひ踊りの輪に加わってみてください」と塚原さんは笑顔で話す。長敬寺の山門から職人町方面の古い町並みを望む。2階部分に見られる防火のための袖壁や、軒下に流れる水路などの様子がよくわかる。町歩きは下級武士たちの住まいがあったという柳町を経て、職人町方面へ。途中、郡上おどりの実演と歴史が学べる「郡上八幡博覧館」に立ち寄り、長敬寺へと向かう。長敬寺の山門付近から見る、職人町・鍛冶屋町へ続く通りはひときわ印象的だ。袖壁や出格子を備えた古い町家が軒を連ね、水路が清々しい水音を立てている。仕切りの袖壁は防火のため。家々の軒下にぶら下がるバケツも防火用だという。承応元年(1653)、町を焼き尽くす大火事が起こる。焦土と化した町の復興を手がけたのは六代城主の遠藤常友だった。4年の歳月をかけて上流から水を引き入れ、城下の町割りに沿って水路を築造。水路は普段は野菜や米を洗う生活用水に使われ、いざ火事が起きた時は防火用水になったのである。「バケツはさすがに今は使用しませんが、当時の様子がうかがい知れますね」。今見られる水路のある町並みは主にこの時代のものだという。慈恩禅寺/慶長11年(1606)、八幡城主・遠藤慶隆が開基した、臨済宗妙心寺派の名刹。特に半山禅師の作庭の室町様式の庭園「草園」が素晴らしい。自然の岩山を背景とし、清々しく流れ落ちる滝が幽玄な雰囲気を醸し出している庭園を、是非鑑賞しておきたい。さらに水の町を象徴するのが宗祇水だ。小さな社が組まれた下からこぽこぽと水が湧出し、涼感たっぷり。柄杓ですくって口に含むと、やわらかな水が喉にするりと落ちた。宗祇水の名は連歌の宗匠の飯尾宗祇がここに草庵を結び、水を愛用したことに由来する。町中を巡る清冽な水はまた、染物の色を鮮やかにするのにも役立ってきた。訪ねたのは本藍染めの技を430年余り守り続ける「渡辺染物店」。築180年の趣ある建物に足を踏み入れると、独特の藍の香りとともに丸い藍甕が目に留まった。甕には灰汁と蒅、消石灰などを合わせて熟成させた藍液が満たされ、この液に布を繰り返し浸して染めるのだという。十五代目の渡辺一吉さんに実際に絞り染めを見せていただくと、藍甕に浸すごとに徐々に色の深みが増していくのがわかった。そして、店の前に流れる水路へと移動。堰板で流れを止めた水にさらすと、布はみるみる藍色を際立たせ、より美しさを放ったのである。「水がいいと発色がいいんですね」 明治時代には町に17 軒の染屋があったが、現在はこの一軒だけに。「伝統の技も郡上の水も大切に守りたい」。渡辺さんは穏やかな口調でそう言葉を結んだ。そして名水散策の最後に向かったのは、渡辺染物店のほど近くにある「慈恩禅寺」。市指定名勝庭園「草園」が素晴らしい臨済宗妙心寺派の禅寺である。東殿山麓の自然の岩壁をそのまま背景として生かした室町様式の庭園。岩肌を濡らして一筋の滝が池へと流れ落ち、新緑、紅葉と四季折々の彩りが添えられるとそれは一幅の絵画のよう。庭と対峙するように座し、深くひと呼吸して目を閉じる。静寂の中にただ響くのは、木々を揺らす風の音と清らかな水音だけであった。郡上本染 渡辺染物店/創業はおよそ430年前の天正年間(1573~1592)。水の町のこの地で藍染め一筋に歴史を重ねてきた染物店。現在は十四代目の渡辺庄吉さんと十五代目の一吉さんが伝統の技を継承。江戸中期の藍瓶を今も使い、十数回繰り返し浸して染めるのが特徴だ。昭和52年(1977)、岐阜県重要無形文化財に指定。※こちらは男の隠れ家2017年7月号より一部抜粋しております

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  • -キャンピングカー旅ルポ- 伊豆の自然を満喫する 大人のお洒落なキャンプ旅

    圧巻の景色が続く道を走り キャンプサイトで快適な夜を緑まばゆい丘陵地に緩やかにカーブを描いて続く爽快なワインディングロード。車窓に映るのは、左手眼下に相模湾、右手に駿河湾のきらめき、そして雪を頂いた霊峰富士の秀麗な姿……。それらのパノラマが目に飛び込んでくるたび、2人で声を合わせたように歓声を上げてしまう。車高が高いキャブコン「アンセイエ」の座席からということもあるだろう、いつもと少し異なる目線では景色もよりワイドに見える。クルマを走らせていたのは伊豆半島中央部の山稜に延びる伊豆スカイライン。富士箱根伊豆国立公園内を走る自動車専用の有料道路で、屈指の眺望を誇るドライブウェイだ。そんなランドスケープや周辺の観光スポットを楽しみながら目指すのは、伊豆の国市長者原の山あいにある「モビリティーパーク」。今回のキャンピングカーの旅の拠点にと選んだ場所で、伊豆の東西南北各地へのアクセスにも便利な人気のキャンプフィールドだ。久しぶりの夫婦2人のキャンピングカーでのドライブ旅。以前にその非日常の空間と時間を満喫する旅スタイルを体験し、以来、2人ともすっかりキャンピングカーという特別なクルマに魅了されている。思い立って動くことができ、旅先も宿泊先も自由自在。そのフレキシブルさが何とも気軽で心地いいのだ。また、旅費が節約できる分、食事を贅沢にできるのも楽しみのひとつ。今回はルート上のレストランをチェックし、車内で食べるディナーもちょっとリッチに凝ってみることにした。食材は高速に入る前に買い揃えておいたので準備も万端だ。小田原厚木道路から箱根ターンパイクに入ると、ひとカーブごとに標高が上がってくるのがわかる。フロントガラスに映る緑陰も清々しい。芦ノ湖と富士山が見える大観山ポイントを過ぎて十国峠へ向かい、さらに熱海峠まで来るとここからが伊豆スカイラインの始まりだ。峠の標高は635m。富士山は雄大さを増し、その先の玄岳付近では大きく開けた景色が待ち構えていた。ウッドデッキの展望台がある玄岳駐車場からは、東側に熱海市街地と相模湾、北西側に富士山が一望のもと。付近は伊豆半島の成り立ちの痕跡がある伊豆半島ジオパーク指定地のひとつでもあり、標高798mの玄岳は海底火山が本州に衝突して出来上がったとされている。 道は玄岳の西側を回り込むように延びて韮山峠へ。途中にも西丹那駐車場、池の向駐車場など絶景地が点在し、このあたりからは駿河湾が望め、富士山も裾野の長い美しい姿を見せるようになる。さらに韮山峠を経て亀石峠インターを下り、県道19号線に合流。目的地のモビリティパークはインターから10分ほどの距離だが、ランチを食べるため県道を先へと進み「中伊豆ワイナリー シャトーT・S」へと向かった。ナビが誘導する山あいの道をたどると、突如現れる一面のブドウ畑と白亜のシャトー。その異国的な風景は感動を覚えるほどで、アメリカのワイン産地ナパバレーをイメージしたという当社のコンセプトそのものだ。ブドウ畑を望むレストランでは、自社栽培ブドウで醸したワインと共にパスタランチを堪能。さらに今夜のキャンピングカーでのディナー用にワインを購入する。ワインが飲めなかったドライバーの夫のため、じっくりテイスティングして香り豊かなボトルを選んだ。また、今回は旅の最後に足を運んだのだが、修善寺温泉近くの「ベアードブルーイング」でクラフトビールを仕入れておくのもいい。個性豊かなビールが多彩に揃い、ディナーをさらに素敵にしてくれるはずだ。さて、いよいよ旅のハイライトのモビリティーパークへ。入口からメタセコイヤの並木道をゆっくり進み、受け付けを済ませてキャンピングカーサイトにクルマを停める。自然の森や地形を生かした広大なキャンプフィールドには、ほかにもテントサイトやトレーラーホーム、ログハウスやコテージなどもあり、展望風呂や炊事場なども完備。キャンピングカーサイトには上下水道やAC電源などがあるので、車内の冷蔵庫やエアコンなどをフルに活用するのにもってこいだ。セッティングを終えてひと休みしていると、夕闇がうっすらと森を包み始めた。そろそろディナーの準備開始だ。車内のキッチンでサラダ用の野菜をカットしたりローストビーフを並べたり。メインのラザニアは家で下ごしらえをしているので温めるだけでいいが、今回のクルマには電子レンジが付いているのでそれもあっという間である。そして、待ちきれない様子の夫がさっそくワインの栓を開け、乾杯!昼間に飲めなかっただけに美味しさも格別だと、笑顔満面だ。日常とは違う時間の流れの中では会話も弾む気がするが、それより、少年のような目をして楽しむ夫がいつもより色々と動いてくれることが何だか嬉しい。ディナーの後は夫が焚き火を起こし、珈琲を淹れてくれた。パチパチと薪がはぜる音を耳に、静かに更けていく夜。安らかな心持ちへといざなう炎の温かさ。そんな穏やかな気分のまま寝袋に潜り込むと、すぐに深い眠りに落ちた。野鳥の声に起こされるまで、ぐっすりと眠っていた「アンセイエ」での一夜。思いのほか寝心地がよく一度も起きることはなかった。窓の外ではもう木々の間に朝陽がきらめいている。今日も天気はよさそう。さて、今日は伊豆半島の南部へと足を延ばしてみようか。※こちらは男の隠れ家2018年6月号より一部抜粋しております※記事コンテンツ以外は2023年2月27日プレオープン予定となります※他ページへの遷移はプレオープン日までできかねますため、予めご了承いただければと思います

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