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いよいよキャンピングカー、欲しくない?




まさに動く秘密基地、キャンピングカー。それは旅人にとって憧れのクルマである。

今回はまずキャンピングカーの基礎知識を学び、実際のキャンプ旅を実践しその様子をルポ。


押さえておきたいキャンピングカーの基本!


多様なタイプが存在するキャンピングカーは、そのベースとなる車両の種類や、架装方法によってカテゴライズされている。装備や使い勝手なども、そのカテゴリーによるところが大きい。キャンピングカー選びは、各カテゴリーの特徴を知ることから始めよう。




居住性が高く快適な空間が広がる

キャブコン(Cab Conversion)


トラックやワンボックスカーなどの運転台部分を残し、後方に壁や天井などを含めた、専用の居住空間を作り付けたのがキャブコンだ。外壁にFRPや断熱材入りアルミ複合素材などを用いるため、断熱性が高く、ほぼ垂直な壁ゆえ、非常に広い居住空間が確保できる。ただし、トラックがベースなら走行性能もトラックであることを理解しておく必要がある。


バンテック/コルド バンクス 3.4

ベース車両/TOYOTA CAMROAD

シフト・駆動方式/AT/2WD

全長×全幅×全高/4995×1980×2960mm

エンジン/2982cc

燃料/ディーゼル

定員(乗車・就寝)/7人・5人

価格/681万4800円~



普段使いにも最適な一台

バンコン(Van Conversion)


ワンボックスカーなどをベースに、主に内装のみに手を加え、居住空間を設けたのがバンコン。屋根にポップアップテントを設けたものや、ガラス窓をFRP壁とアクリル二重窓に換装したものなども、バンコンの守備範囲。大型ワンボックスカーがベースの車種には、キャブコン並みの広さと装備を持つものもあるが、日常的に使いやすく、キャブコンに比べ走行性能が高い。


トイファクトリー/バーデン

ベース車両/TOYOTA ハイエース スーパーロング特装車

シフト・駆動方式/6AT/2WD

全長×全幅×全高/5380×1920×2285mm

エンジン/2700cc

燃料/ガソリン

定員(乗車・就寝)/7人・5人

価格/577万8000円~




コンパクトな「動く秘密基地」

軽キャンパー(Kei Camper)


キャブコンやバンコンなどにカテゴライズされるべき車種であっても、軽自動車がベース車両の場合は、軽キャンパーと呼ぶことが多い。多くの軽キャンパーは2人分のベッドとミニキッチン、停泊時用電源装備などを備えるが、ポップアップテント装備で、4人分のベッドを備える車種も存在する。


岡モータース/ミニチュアクルーズ SV

ベース車両/日産 NV100 クリッパーV DX-GL

シフト・駆動方式/5AGS/2WD

全長×全幅×全高/3395×1475×1940mm

エンジン/660cc

燃料/ガソリン

定員(乗車・就寝)/4人・2人

価格/279万9360円~



出先での切り離しも自由にできる

トレーラー(Camping Trailer)


ヘッド車(けん引車)に連結し、けん引して使うのがトレーラー。車両重量750kg以下の車種なら、普通免許でけん引できる。エンジンを持たないため維持費が少なく、また、同価格帯の自走式に比べると、非常に充実した装備が得られるのも魅力。目的地で切り離せば、ヘッド車のみで気軽に出かけられる。


ハイマー/ERIBA Touring 430 SE

シャーシ/AL-KO 1200kg 強化シャーシ

全長×全幅×全高/5280×2000×2260mm

定員(就寝)/3人

価格/394万2000円~




エレガントな車体に夢が詰まった

バスコン(Bus Conversion)


バスがベースゆえ、走行性能や静粛性に優れ、室内も広い。内装だけに手を加えた車種や、壁面をも換装した車種もある。高価だが、キャンピングカーの理想形のひとつだ。


RVランド/ランドホーム コースター

ベース車両/TOYOTA コースター

標準ボディー ハイルーフLX

シフト・駆動方式/6AT/2WD

全長×全幅×全高/6255×2080×2740mm

エンジン/4009cc 燃料/ディーゼル

定員(乗車・就寝)/10人・5人

価格/1263万6000円~


シャーシ以外をオリジナル架装

フルコン(Full Conversion)


フロアシャーシ、フレーム、エンジンなどの骨格部分を除くパーツをオリジナルで作り付け

たのがフルコン。居住空間と一体化された運転席や、豪華で充実した装備が魅力だ。


ハイマー/Hymermobil Exsis-i678

ベース車両/Fiat Ducato

シフト・駆動方式/6AT/2WD

全長×全幅×全高/7490×2220×2770mm

エンジン/2287cc

燃料/ディーゼル

定員(乗車・就寝)/5人・5人

価格/1479万6000円~




キャビン部の積み下ろし自由自在

ピックアップキャビン(Pickup cabin)


トラックの荷台に載せて使う小屋(キャビン)が、ピックアップキャビン。積載物扱いとなり、積み下ろしも自由自在。ピックアップトラック愛用者には、最高のキャンプ道具だ!


ミスティックプランニング/ランクル Jcabin L

ベース車両/ランクル

全長×全幅×全高/3950×1670×2250mm

定員(乗車・就寝)/4人・4人

価格/252万4000円~



普段使いとキャンプ旅をこの一台で

乗用車ベース(Passenger Car Base Camper)


車内で寝るための最低限の装備であれば、乗用車ベースでも成立する。俗にライトキャン

パーと呼ばれるこのカテゴリーも、快適な車中泊を実現できる選択肢のひとつだ。


ホワイトハウス/フリースタイル

ベース車両/HONDA フリード

シフト・駆動方式/AT/2WD

全長×全幅×全高/4210×1690×1840mm

エンジン/1490cc

燃料/ガソリン

定員(乗車・就寝)/5人・4人

価格/258万円 ※取材車は中古車価格です




伊豆の自然を満喫する大人のお洒落なキャンプ旅


キャンピングカー旅ルポ❶

贅沢にゆったりくつろげるキャブコンの広さを生かしたキャンピングカーの旅。

そのスタイルがすっかりお気に入りの夫婦2人が久しぶりに向かうのは伊豆半島。

絶景ロードを走り、ちょっと食事にこだわり、焚き火と共に静かな夜を過ごした。

028June2018文◎岩谷雪美 撮影◎佐藤佳穂 協力◎MYSミスティック、モビリティパーク


圧巻の景色が続く道を走りキャンプサイトで快適な夜を




緑まばゆい丘陵地に緩やかにカーブを描いて続く爽快なワインディングロード。車窓に映るのは、左手眼下に相模湾、右手に駿河湾のきらめき、そして雪を頂いた霊峰富士の秀麗な姿……。それらのパノラマが目に飛び込んでくるたび、2人で声を合わせたように歓声を上げてしまう。


車高が高いキャブコン「アンセイエ」の座席からということもあるだ

ろう、いつもと少し異なる目線では景色もよりワイドに見える。クルマを走らせていたのは伊豆半島中央部の山稜に延びる伊豆スカイライン。富士箱根伊豆国立公園内を

走る自動車専用の有料道路で、屈指の眺望を誇るドライブウェイだ。


そんなランドスケープや周辺の観光スポットを楽しみながら目指すのは、伊豆の国市長者原の山あいにある「モビリティーパーク」。今回のキャンピングカーの旅の拠点にと選んだ場所で、伊豆の東西南北各地へのアクセスにも便利な人気のキャンプフィールドだ。


久しぶりの夫婦2人のキャンピングカーでのドライブ旅。以前にその

非日常の空間と時間を満喫する旅スタイルを体験し、以来、2人ともすっかりキャンピングカーという特別なクルマに魅了されている。


思い立って動くことができ、旅先も宿泊先も自由自在。そのフレキシブルさが何とも気軽で心地いいのだ。また、旅費が節約できる分、食事を贅沢にできるのも楽しみのひとつ。今回はルート上のレストランをチェックし、車内で食べるディナーもちょっとリッチに凝ってみることにした。


食材は高速に入る前に買い揃えておいたので準備も万端だ。小田原厚木道路から箱根ターンパイクに入ると、ひとカーブごとに標高が上がってくるのがわかる。フロントガラスに映る緑陰も清々しい。


芦ノ湖と富士山が見える大観山ポイントを過ぎて十国峠へ向かい、さらに熱海峠まで来るとここからが伊豆スカイラインの始まりだ。峠の標高は635m。富士山は雄大さを増し、

その先の玄岳付近では大きく開けた景色が待ち構えていた。


ウッドデッキの展望台がある玄岳駐車場からは、東側に熱海市街地と相模湾、北西側に富士山が一望のもと。付近は伊豆半島の成り立ちの痕跡がある伊豆半島ジオパーク指定地のひとつでもあり、標高798mの玄岳は海底火山が本州に衝突して出来上がったとされている。


道は玄岳の西側を回り込むように延びて韮山峠へ。途中にも西丹那車場、池の向駐車場など絶景地が点在し、このあたりからは駿河湾が望め、富士山も裾野の長い美しい姿を見せるようになる。さらに韮山峠を経て亀石峠インターを下り、県道19号線に合流。目的地のモビリティパークはインターから10分ほどの距離だが、ランチを食べるため県道を先へと進み、「中伊豆ワイナリー シャトーT・S」へと向かった。


ナビが誘導する山あいの道をたどると、突如現れる一面のブドウ畑と白亜のシャトー。その異国的な風景は感動を覚えるほどで、アメリカのワイン産地ナパバレーをイメージしたという当社のコンセプトそのものだ。


ブドウ畑を望むレストランでは、自社栽培ブドウで醸したワインと共にパスタランチを堪能。さらに今夜のキャンピングカーでのディナー用にワインを購入する。ワインが飲めなかったドライバーの夫のため、じっくりテイスティングして香り豊かなボトルを選んだ。


また、今回は旅の最後に足を運んだのだが、修善寺温泉近くの「ベアードブルーイング」でクラフトビールを仕入れておくのもいい。個性豊かなビールが多彩に揃い、ディナーをさらに素敵にしてくれるはずだ。


さて、いよいよ旅のハイライトのモビリティーパークへ。入口からメタセコイヤの並木道をゆっくり進み、受け付けを済ませてキャンピングカーサイトにクルマを停める。自然の森や地形を生かした広大なキャンプフィールドには、ほかにもテントサイトやトレーラーホーム、ログハウスやコテージなどもあり、展望風呂や炊事場なども完備。


キャンピングカーサイトには上下水道やAC電源などがあるので、車内の冷蔵庫やエアコンなどをフルに活用するのにもってこいだ。セッティングを終えてひと休みしていると、夕闇がうっすらと森を包み始めた。そろそろディナーの準備開始だ。


車内のキッチンでサラダ用の野菜をカットしたりローストビーフを並べたり。メインのラザニアは家で下ごしらえをしているので温めるだけでいいが、今回のクルマには電子レンジが付いているのでそれもあっという間である。そして、待ちきれない様子の夫が


さっそくワインの栓を開け、乾杯!昼間に飲めなかっただけに美味しさも格別だと、笑顔満面だ。日常とは違う時間の流れの中では会話も弾む気がするが、それより、少年のような目をして楽しむ夫がいつもより色々と動いてくれることが何だか嬉しい。




ディナーの後は夫が焚き火を起こし、珈琲を淹れてくれた。パチパチと薪がはぜる音を耳に、静かに更けていく夜。安らかな心持ちへといざなう炎の温かさ。そんな穏やかな気分のまま寝袋に潜り込むと、すぐに深い眠りに落ちた。


野鳥の声に起こされるまで、ぐっすりと眠っていた「アンセイエ」での一夜。思いのほか寝心地がよく一度も起きることはなかった。窓の外ではもう木々の間に朝陽がきらめいている。今日も天気はよさそう。さて、今日は伊豆半島の南部へと足を延ばしてみようか。




※本記事の内容は雑誌掲載時の情報です。



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