自宅でのDIY、一度始めるとその魅力に取り憑かれるものです。自分だけのスペースを手作りで彩る充実感、単なる木材を便利なインテリアに作り変えた達成感。そこに流れる時間の価値は計り知れません。しかし、初心者の方やちょっとした作業で道具を取り出すのが面倒と感じる方も多いのではないでしょうか?そんなあなたにオススメしたいのが「utiles petit saw」です。播州、刃物の本場から生まれたこの「utiles petit saw」は、小さくても実力はプロ級のコンパクトなのこぎりです。1967年創業の河部精密工業が手がけるこのノコギリは、細部までこだわりが詰まっています。3種類の異なる目立てで、ピンク色のメタル用ノコギリは、硬い素材もスムーズにカット。ガーデニングや木工DIYにはグリーンのウッド用が最適です。また、段ボールやペットボトルを切る際にはアイスブルーのクラフト用が活躍します。DIYのみならず、資源ゴミの整理にも役立ちますよ。刃部分には特殊鋼を使用し、高周波焼き入れ処理を施すことで折れにくく、錆びにくくなっています。刃の取り外しも可能なので、切れ味が悪くなった際の処分も簡単に行えますよ。エラストマ製のグリップは滑りにくく、手の小さな方や子どもたちにも使いやすい設計になっています。親子DIYにももってこいで、普段1人でやっているDIYが数段と楽しい時間になり、一生の思い出になるでしょう。親子で作り上げた作品をこの先何年も使い続け、ふと思い出話のネタとしていつか話せる日が来ると思うと、感慨深いものがありますね。デザイン的にもおしゃれな文房具のような見た目で、工具らしさはいい意味で削がれています。これまでDIYを敬遠していた方にもおすすめの、この「utiles petit saw」。DIYの第1歩として、用意しておくことをおすすめします。【商品詳細】商品名:utiles のこぎり petit saw【3本セット】価格:9,240円(税込) 商品の詳細はこちらRecommend Contents鮮烈なカラーと浮世絵の繊細さの融合【ルパン三世浮世絵】アニメ「ルパン三世」の50周年記念として生まれたこの作品は、現代と伝統が見事に交錯する一方で、ルパン三世というキャラクターの魅力を最大限に引き立てています。名作アニメの名場面が、日本古来の美術様式を通じて新たな命が吹き込まれ、視覚的にも感情的にも未知の体験をもたらす作品と言えるでしょう。――続きを読む心をくすぐるキット【ザオーブロック】もともとは工場の片隅に捨てられていたスクラップの破片が、作り手の熱い想いによって生まれ変えられた、そんな全く新しいタイプのブロックです。誰も見向きもしなかったような存在が、長年の研究によってブロックに作り変えられ、それを組み立てることで実際に魂を吹き込める、新たな体験が待っています。――続きを読む
”秘密基地”と聞いてワクワクするのは子供ばかりではない。大人だってそれは同様だ。ただ大人の場合は、日々の生活の中でそれが「ホッとする」場所になるということ。心身共にリセットして明日からまた頑張ろうといった活力も湧いてくる。そして“秘密基地”は小さい方が良い。ジャストフィットな心地良さに身を委ねてみたい。1.リビングの隅に確保したミニワークスペースとCDラック東京都 K.M邸CDラックと机は細かい寸法出しによって見た目のスッキリ感がでたそうだ。ミッドセンチュリーのアメリカをイメージさせるモダンなインテリア空間が印象的なK・Mさんの秘密基地は、その開放的なリビングダイニングの一角にある。「秘密の場所としてはちょっとオープンですが(笑)、何よりコレクションのCDを美しく収納できる場所が欲しかったんですよね」CDの数はおおよそ3000 枚。それらを並べるバランスの良い棚の高さと、その下に設置した小さなワークスペース。設計士による細かな寸法のこだわりによって、収まりと見た目の良さが実現できた。ワークテーブルは、壁の両脇にお気に入りのB I S L E Y のキャビネット(引き出し)を置いてその上に板を渡したもの。チェアが2つ並んでいるのは、基本的に夫婦で使う場所にしているからだという。座って見上げると思い出と共に集めたCDがずらり。好きなものに囲まれる幸せなひと時がここにある2.木の温もりに満ちた小さな図書館のような書斎神奈川県 M.J邸リビングダイニングから続く書斎。壁で隔てることで内部は別の雰囲気が漂う。本好きならこんな秘密基地は憧れだろう。天井まで届く棚には本が美しく並び、こもり感も抜群。それはまるで〝小さな図書館〞の様相を呈している。「新築とリノベーションを天秤にかけた時、間取りが自由になる後者に魅力を感じたんですが、その時、真っ先に思いついたのが大量の本を並べられる書斎でした」とM・Jさん。渋谷のブックカフェで見た空間をヒントに、楽しみながらあれこれ構想。マンションという限られたスペースの中、リビングダイニングからそのままつながるミニ書斎が完成した。あえて扉は付けずにオープンにしているが、入口の高さを低めにしたり、白のブリックタイルの壁を施すなどして空間を区切り、空気感を変えているという。「書斎の内部は全て木造にし、照明も温かみのあるものにしています。ここに入ると気持ちのスイッチが入れ替わる気がしますね」3.住居のセンターを独占する夫婦別々の音楽ルーム東京都 D 邸部屋の真ん中に鎮座する2つの防音室。圧迫感を感じさせないように天井は開けている。収納も通路をうまく使って設置している。音楽が趣味で、結婚してからずっと賃貸物件に1畳サイズの隠れ家的な防音室を設置していたDさん夫婦。しかし賃貸物件の標準的な間取りにずっと違和感があり、自分たちが求めるスタイルに特化した家を造って住むということが自然な気がしていたという。そこでリノベーションという選択肢が浮上し、中古マンションを自分たちのライフスタイルに合わせた。広い物件ではなかったが、今までの防音室と、さらに夢だったもうひとつ防音室(2畳)も家の中に埋め込むことで、ずっとあった違和感をなくせたという。しかし写真のように防音室を2つも家のセンターに配置するので問題はあった。ひとつは圧迫感。天井までの空間を開け、大きな箱が家の中にあるという部屋にしてもらった。家に入った瞬間、廊下から、ベランダまで見通せる広々とした感じも気に入っているという。もうひとつは生活スペースの問題。スペースを有効利用するため玄関に洗面台を設置したり、そこからリビングまでの通路をクローゼットにし、据え付けの机も作ってもらった。「2年以上住んでいますが、2つの防音室が自分たちの生活を向上させてくれました」とDさん夫婦は満足げだった。4.天井を取り払って造ったスタジオ風の隠れ家ロフト神奈川県 D.Y邸リビングダイニングとロフトが一体となっているため、家族との会話も弾む空間に。天井裏のロフトと聞けば、そこはまさに秘密基地を造るのにふさわしい場所。しかも、D・Y邸の場合は偶然の産物として生まれたスペースだった。購入したのは築25年のマンションの最上階。リノベーション会社が調査したところ、天井裏に広い空間があることがわかったという。「最初に内部を見た時、天井はフラットだったのでまったく気づきませんでした」とD・Yさん。設計士は天井を取り払ってロフトを造ることを提案するが、隠れ家的な書斎が欲しかったご主人はもちろん即決!完成してみると、アイアンの手すりと階段が付いたスタジオのようなモダンな空間に。リビングダイニングも必然的に天井が高くなり、思いがけないその出来栄えに家族全員が大喜びだった。ロフトには棚や机を造り付け念願のワークスペースに。手すり越しに目線を下にやれば、楽しげな家族の姿も見える。※こちらは男の隠れ家2018年3月号より一部抜粋しております※「小さな秘密基地を造る裏技。Vol.1」はこちらRecommend Contents「冒険用品 -ヨコザワテッパン ポケット-」コンパクトさが魅力のこの鉄板は、さまざまな場面で活躍する万能アウトドア調理器具。アウトドアの鉄板と言えば「ヨコザワテッパン」、そんな究極の存在になった元祖が作り上げたこれが、もうひとつの究極「ヨコザワテッパン ポケット」です。見た目に騙されてはいけませんよ。読み終わる3分後には、この鉄板の魅力に驚きと感動でワクワクしていること間違いなしです。ーー続きはこちらから「ザオーブロック メタルバイシクル」日本一面倒くさいブロック。もともとは工場の片隅に佇んでいたスクラップの破片が、長い開発時間を経て知能に良く、おうち時間を輝かせ、金属の素材を楽しめる、今までにありそうでなかったブロックに生まれ変わりました。ーー商品詳細はこちら
秘密基地”と聞いてワクワクするのは子供ばかりではない。大人だってそれは同様だ。ただ大人の場合は、日々の生活の中でそれが「ホッとする」場所になるということ。心身共にリセットして明日からまた頑張ろうといった活力も湧いてくる。そして“秘密基地”は小さい方が良い。ジャストフィットな心地良さに身を委ねてみたい。1. マンションの限られたスペースに造った中2階ロフト風の小さな「こもり部屋」東京都 日髙邸63㎡の2LDKのスペースを全てスケルトン状態にして1LDKに変更。左端が“通り庭”。玄関扉を開けて足を踏み入れると、まずはマンションとは思えない土間空間に驚かされる。さらに足元照明に導かれるように奥へと続く〝通り庭〞風の廊下。「京都の町家や通り庭の雰囲気が好きなので、その要素を取り入れたいとデザイナーに相談したんです。ほかにもリノベーションだからこそ実現できたオリジナルの工夫が色々あります」と話す日髙佳祐さん。黒壁のほの暗い〝通り庭〞を抜けて広がるのは明るいリビングダイング。そこは、訪れるゲスト誰もが思わず声を上げてしまう開放感と空気感に包まれている。アカシアの無垢材の床やカウンターキッチン、そしてリビング横にはロフトを造りつけた壁のない寝室ゾーン。実はこの中空に設置された上段のロフトこそが日髙さんの小さな秘密基地なのだ。一見すると収納スペースのようだが、部屋としての機能を重視し、座ってくつろげるよう天井の高さも考慮。本棚を設置して好きな本をずらりと並べ、ここで読書に耽る時間が何より楽しいと日髙さんは笑顔を見せる。時に飼い猫が寄り添ってゴロリと昼寝をするのも至福のひと時。キッチンに立つ奥さんともすぐに目線を合わせられる距離感も悪くないという。ちなみに愛猫が駆け巡れるようキャットウォークの造りも部屋の随所に施されている。また、ロフト下段のベッドスペースは、リビングよりも床を一段下げてやや深さを持たせた空間に。「洞窟のようにこもれる感じがとても心地良いんですよ(笑)」1LDKの空間はあえて壁などで仕切っていない。しかしそこには、こもる感覚の秘密の場所と、温かな家族の一体感が共存している。2. LDKの片隅の小さなスペースに造った趣味の“モノ”であふれるワークスペース東京都 松丸邸キッチンカウンター越しに見たワークスペース。右側は趣味のコーナー、左側は仕事用のパソコンコーナー。狭い空間を上手く利用。扉を開けた瞬間、どこかのショップ(!?)に迷い込んだかと錯覚するほどのインパクト。古いマンションの外観からは想像できない、ポップで存在感のある空間がそこに広がっていた。念願の土間空間にしたエントランスには、自転車やフィギュア、カラフルなスニーカーなどがずらり。お気に入りのモノを飾るためだけに棚を造り、ガラスケースなどを設置したというが、そのディスプレイセンスは見事だ。そしてそのワクワク感はさらに部屋の中へと続いていき、パソコンを設置したワークスペースにも彩られている。カウンターキッチンの向かいに造ったそこは、仕事と趣味を楽しむ松丸さんのとっておきの秘密基地。90㎝四方のパソコンスペースは体の大きな松丸さんにはちょっと狭そうだが、「座るとなぜか収まりが良くて妙に落ち着くんですよね」と笑顔を見せる。右隣にも机と棚を置き、フィギュアやけん玉コレクションの指定席に。古いパソコンはインテリアのひとつだという。実はこのワークスペースは、浴室とウォークインクローゼットの間を利用したデッドスペース。2つに区切られ、しかも奥行きに段差があるのは構造上の問題なのだ。「でも、この小さな空間の集まりが遊び心をくすぐり、フィギュアなどを飾るにはもってこいなんですよ」3. ひとりの時間をゆっくり楽しむための大人の雰囲気に満ちた静かな隠れ家東京都 T.O 邸小さな窓を南北面に設けたことで、明るさを確保すると同時に入ってくる光も部屋の演出にひと役買っている。築43年の古い二世帯住宅の建て替えに伴い、一部を切り離したことでスペースが空き、その空間を利用して隠れ家的なミニ書斎を造ることができたT.Oさん。設計会社にお願いしたのが「書斎として利用するためにカウンターデスクや本棚、ロフトへの階段など、部屋の統一感を出してほしい」ということだった。さらに、古さと新しい素材を上手く溶け込ませるために塗装には特にこだわったのだと言う。そのため、壁の色は何度もやり直し、ようやく写真に写る深みのあるブルーに落ち着いた。ただし、2世帯住宅を分けたことで理想の個人的スペースを確保できたのは良いのだが、収納スペースが母屋側にあったため、それがほぼ無くなってしまった。そこでこの書斎スペースにロフトを設けて一部を収納スペースに割くことにした。おかげでロフトにテレビを置き、趣味の写真をモニターできるスペースも確保できた。「その際に天井を抜いて露わになった古い梁を活かし、机や本棚、ロフトへの階段も着色して古民家風な雰囲気を出しました」とT.Oさん。ざっくりとした素材感のある雰囲気が好みだったので、床にはウォルナットの無垢材を使用し、カウンターデスクと本棚も床材と統一した仕上げで隠れ家的な空間を目指した。「落ち着けるスペース、非常に快適な空間になりました」。4. ガレージ奥のスペースを仲間との語らいの空間に埼玉県 中島邸ガレージの奥の小さな空間が秘密の隠れ家スペース。のどかな田園風景の中に突如現れるアーリーアメリカンな一戸建て。大工でもある中島一弥さんが自ら手がけた秘密基地は、そのガレージの奥にある。「とにかく車とバイクが大好きで、愛車たちを眺めながらくつろげる場所が欲しかったんです。ホントは自分だけの密かな楽しみのスペースにしようと思ったんですが、仲間たちが集まることも多く、共通の話で盛り上がる語らいの場にもなってますね(笑)」と中島さん。ブルーグレーの木の壁がお洒落な2畳ほどのスペース。真ん中にアンティーク調のストーブを設置し、それを囲むように枡形のウッドテーブルを配した。そして折りたたみ式チェアやランタン、お気に入りのアメリカ雑貨などをセンス良くディスプレイ。居心地は良さそうだ。「キャンプのように火を囲む雰囲気ですね。ここでコーヒーを飲みながら車と共に過ごすのが何より至福の時間なんです」と話す。愛車はボルボ240 、エルカミーノ、ワーゲンバス、ハイラックスキャンピングカーなど6台。バイクはハーレー、アイアンショベルX L C H 、エボリューションなど6台を所有する。「車ありき、ガレージありきで造ったまさに趣味の秘密基地です」5. 趣味に没頭するための空間造りにクールなメタル素材の仕切りが活躍神奈川県 Yoshiki邸エキスパンドメタルの仕切りを施した、アメリカの倉庫街を思わせるクールな雰囲気のワークスペース。空間を広く見せるだけでなく風通しもいいのが特徴。仕事や読書をするなどはもちろん、趣味のDIYなどの作業もここで楽しんでいる。二ューヨークのアパルトマンを思わせるクールなインテリア。まさに男の秘密基地というイメージにふさわしいこの収納&ミニ書斎は、網の目が美しいエキスパンドメタルの仕切りを設置したことで、自分の理想の形を実現した。玄関からネイビーブルーの中扉を開けてリビングダイニングへ。この小さな秘密基地は扉のすぐ右手にある。ほぼスケルトンの状態から室内全体をリノベーション。最初はこの部分には何も造らず、可動式のクローゼットを自分でD I Y しようと考えていたというYoshikiさん。「空間を自由に使えるようにと思ったんですが、ちょっと洒落た遊び心を加えたくて、見せる収納プラス書斎ができないかと設計士さんに相談したんです」と語る。ガラスで仕切る部屋などを設計士に提案してみたものの、ガラスに人が映り込むのが気になる、収納が丸見えになる......などの理由で不採用に。結果、勧められたのが圧迫感のないエキスパンドメタルだった。この素材は風通しも良く、適度に目隠しになる。明るさも確保できるので狭い部屋にはもってこいだった。「見た目の格好良さも気に入りましたね。それに合わせて内部は自分でデスクや棚板をDIYで設置。余っていたリビングの床材を使いましたが、簡単に交換できるようにしたので作業するのにも楽です」収納は天井いっぱいまで使えるように工夫した。見せる収納を意識して、キャンプ道具や雑誌などがきっちりと収まっている。「この空間に合うよう椅子にもこだわり、欲しかったジロフレックスを購入しました。見た目の良さはもちろん、座り心地が抜群。いつまでもこの場所にこもっていたくなる理由はこれにもあります(笑)」※こちらは男の隠れ家2018年3月号より一部抜粋しております