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男の隠れ家コンテンツ

  • 【3大グルメ企画】 第五章「カリーライス専門店 エチオピア」編

    【3 大グルメ】は、日本人が大好きな人気グルメ「ラーメン」「カレーライス」「ハンバーガー」を提供する、こだわりの飲食店を紹介していきます。セレクトのポイントは「老舗」と「老舗店主のおすすめ店」。今回は神保町で 40 年のカレー専門店をピックアップ!街に愛されるスパイシーカレーの味とは?!コーヒー屋から始まった、“スパイシーカレー”専門店?!カレー激戦区・神保町で、40 年近く続くカリーライス専門店「エチオピア」。もともとはコーヒーを出す喫茶店だったというこのお店、あまりにもカレーが人気だったことからカレー専門店へとシフトしたというから驚き。店名の由来はコーヒー豆発祥の地・エチオピアだが、今やこの名前で思い浮かぶのはスパイス香るあのカレーという人も多いだろう。昭和 63(1988)年からこの地で営業を続ける神保町本店。平日はビジネスマンや学生、観光客が次々と訪れ、ピークタイムには 100 食以上が注文されるほどの盛況ぶりだ。10〜100 倍まで OK!「辛さ」が選べる無限スパイスワールドエチオピア名物といえば、注文時に選べる“辛さのレベル”。0 倍(辛くない)から始まり、上限はなんと 100 倍まで!常連の中には、裏メニュー的に 100 倍カレーを頼む強者も。店員さん曰く、「表に出していないけど、言ってくれたら OK」とのこと。この辛さはただ単に唐辛子の量を増やしたものではなく、スパイスのブレンドで調整されているため、辛いだけでなく奥深い旨みと香りが広がるのが特徴。口の中が燃えるようでいて、後味は意外にもスッキリ。クセになる味わいで、リピーター続出中だ。野菜・豆・チキンが三大人気!迷ったらまずこの3 種をメニューはビーフ、チキン、野菜、豆など多彩。中でも人気が高いのが「豆カレー」「ビーフカレー」「野菜カレー」の 3 つ。豆カレーは、スパイスと豆の相性が抜群で、滋味深さにほっこり。ビーフカレーは王道ながら、ルーとの一体感が秀逸で、食べ応えもバッチリ!野菜カレーはごろっとした具材の存在感があり、ヘルシー志向の方にも好評だ。胃の調子を整えてくれる、スパイスが効いた、体が「元気になる」と評判のエエチオピアのカレー。まさに“エナジー系”カレーといえる一皿だ。カレーの後のマンゴープリンの優しい甘さがたまらない!カレー激戦区・神保町で生き残る理由とは?エチオピアがここまで長く愛され続ける理由は、スパイスや調味料の辛さと細部まで作り込まれたバランスの良さにある。素材の選定、調理のタイミング、盛り付け…そのすべてが「うまさ」に直結している。店主曰く、エチオピアは特に”スピード重視”なのがポイントなのだという。混雑するランチタイムでも驚くほどスムーズにカレーが提供されるのは、厨房内の連携と段取りの良さのたまもの。席数は 1 階が 10 席、2 階が 24 席。回転の早さも、リピーターが多い理由のひとつだろう。エチオピアは、テイクアウトも可能で、レトルトカレーも販売中!スパイスの効能まで明記されているのもありがたい。スパイスと人が交差する場所で、記憶に残る一皿を。インタビューの最後、「これまでで一番うれしかったことは?」という問いに、「この味でお客さんがまた来てくれること」と答えてくれた店主さん。仕込みから営業まで、決して楽ではない日々。それでもお客さまから「また来たい」と言ってもらえることが、何よりの励みになっているという。ひと皿のカレーに、40 年分の工夫と誇りが詰まっているエチオピア。今日もまた、神保町の街角でスパイスの香りが漂っている。-----------------------------------Shop dataカリーライス専門店 エチオピア 東京都千代田区神田小川町 3-10-6電話/03-3295-4310営業時間/月〜土 1F 11:00〜22:30(ラストオーダー22:00)、2F 11:00〜21:30(ラストオーダー21:00)日・祝日 1F 11:00〜21:00(ラストオーダー20:30)、2F 11:00〜20:30(ラストオーダー20:00)年中無休アクセス/JR 中央線お茶の水駅より徒歩 5 分、東京メトロ神保町駅より徒歩 5分

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  • 【3大グルメ企画】 第二章「スマトラカレー共栄堂」編

    【3大グルメ】企画は、日本人が大好きな人気のグルメ「ラーメン」「カレーライス」「ハンバーガー」を提供する飲食店を、料理芸人としてバラエティ番組やラジオ等に出演し、YouTubeでも人気を博している「藤井21」さんが紹介していくコンテンツです。------------------------------------------------------いざスマトラ島へ靖国通りの走る神保町駅周辺には古本屋が各所に点在している。この古本の町で創業百年を超える老舗のカレー屋「スマトラカレー共栄堂」は今日も営業し続けている。 煉瓦造りのビルの入り口にアーチ状の立て看板が見える。鮮やかなグリーンの文字で「スマトラカレー共栄堂」の文字が踊り、ポーク・チキン・エビ・タンとシンプルなどカレーのメニューが書かれている。スマトラカレー共栄堂のカレーは、明治の末期〜大正時代に、東南アジアを広く見聞していた伊藤友治郎氏が、インドネシアのスマトラ島で食べたカレーの味に感銘を受け、現地のカレーのレシピを学び、「共栄堂」初代に伝えたのが始まりなのだそう。階段を降り地下一階の店舗に入ると艶やかな木のテーブルに赤い革張りの椅子、窓からは日の光が差し込み店内は明るい。 お店のインテリアや空気感は純喫茶のそれを思わせるが、ところどころに置かれたエキゾチックな置物や壁にかかった絵、そしてメニューには、カレーレシピのルーツとなった当時のスマトラ島をスケッチした絵が描かれている。なるほど、ここにはいまだ訪れたことのないスマトラ島がある…。「かかってこい!スマトラ!!」 百年の風景が溶け合うカレーチキンカレー 1400円(ソース大盛 1600円)卓上にはらっきょうと赤い福神漬けの瓶が並び、小さなレードルとカレースプーン2種類の銀食器が置かれるといよいよ気持ちは高まってくる。まず少し黄色みがかかった生成色のスープが入ったカップがでてくる。カレーには全てスープが付くらしい。ほんのりとコーンの香りと優しい甘味の野菜のポタージュスープ、これは嬉しいプチサプライズ。 続けて白い洋皿に盛られたご飯が出てくる。「これがうちは普通盛りね」と店主の宮川さん。これ大盛りだとしても多いですねと言いたくなる量のご飯だ。本の街、神保町で歴史を刻むカレー屋「最近はカレーの街なんて言われているけど神保町は本の街だよ。そこでやらせてもらっているという気持ちを常に持っているよ」と語る宮川さんの謙虚な姿勢が、先々代から続く百年という途方もなく長い歴史を繋ぎ、そして次の四代目の息子さんに受け継いでいるのかもしれない。 カレー屋か、レストランでステーキにソースをかけるときにしか見ない銀色の「アレ」に入ってこぼれんばかりになみなみと注がれたカレーが出てくる。黒々としたルゥに白いクリームがかかっていて、その見た目の色に一瞬これはカレーなんだろうかと猜疑心にかられる。そんな黒々としたルゥの中でもごろごろとした肉が見え隠れしていて存在感がすごい。 写真はチキンカレー 普通盛写真はタンカレー 普通盛 1950円 (ソース大盛 2250円)レードルでひとすくいすると黒いルゥと白いクリームが混ざりあって溶け合っていく。ドロドロの欧風カレーとさらさらのスパイスカレーのちょうど中間くらいの粘度で、白銀の米の上にかけると、無数の黒い粒々としたものが見える。これはもしかしてスパイス?カレーの香りのようなそうでないような、でもしっかりとスパイスの香りを感じながらご飯と一緒に口に入れると、初手先制ジャブとばかりに野菜の甘味を感じる。形こそないがここにはしっかりと野菜の甘味と旨味が溶け込んでいる。そこに追いかけてくるように香ばしいスパイスの香りが鼻腔を満たす。辛味はそこまで強くなく、複雑で幾重にも折り重なった多数のスパイスの香りがして味と香りの情報で口と鼻がいっぱいになるそしてメインにして唯一の具材の肉だ。ごろごろと主張するような大きい肉を一口で頬張ると、この肉がまるで口の中で崩れるのを待っていたかのようにさらさらとほどけていく。口の中で肉の繊維が崩れていく様はまるで淡雪の様で、どうしてここまでしっかりと肉の味と形を保ちながらほどけるほどに柔らかく煮込むことができるのか不思議になってくる。野菜の甘味、スパイスの香り、肉の旨味、それら全てが混然一体となってルゥに溶け込んでいる。そして最後にかけたクリームのおかげか味にまろみが出て全体的に穏やかな味わいになっている。甘くてスパイシーで香ばしくてお肉も柔らかくてスプーンのひとすくいごとに確実に旨い。時間をかけ丁寧に作っているのが伺える。「味の決め手は小麦粉不使用、カレーソースのほとんどは野菜だね、あとはスパイス」宮川さんはそう簡単に言うがシンプルな作り方だからこそ難しい。数年前に一度、カレーは煮込み続けたら旨くなるんじゃないかと思い、百時間かけて野菜や肉を煮込みカレーを作ったことがある。ひたすらに百時間煮込み続けたが、結果としては失敗だった。すべての具材の風味がとんで味も香りもぼやけたなんだかわからないものが出来上がってしまった。ただ手間暇をかけるだけじゃ旨いものはできない、そこにこの店が百年続いている理由があるのかもしれない。 スマトラカレーという料理でも果たしてこれはカレーなんだろうか。自分の中でのカレーという料理の概念が変わっていくのを感じる。これがスマトラスタンダード?「うちのカレーはダメな人はダメなの、好みが分かれる味だからね」と語る宮川さん。伊藤友治郎氏が現地で食べたカレーを日本人向けにアレンジしたと言っていた。つまりこの一皿はスマトラ島のカレーでもなく、当時の日本式のカレーでもなく“スマトラカレー”という料理なのだ。確かにそう思うと、自分が知っているどのカレーとも似ても似つかない唯一無二の味なのだと納得できる。「カレーだけどカレーじゃない…」つい口をついた言葉に「でもこれがうちのカレーなのよ」と優し気な笑顔で店主の宮川さんが語りかけてくる。「お客さんだって日々色んなものを食べて舌が肥えていくんだから、昔来てくれたお客さんがまた来た時に『こんなもんだったか」って言われたくないじゃない。」唯一無二のスマトラカレーの味は常に変化し続けている。ブイヨンを変えたり野菜の量を変えたり試行錯誤を続けていると。創業百年にしていまだ進化し続ける味、 それはまるでスマトラカレーという百年間成長し続けてきた大木に生える枝を選定し続ける作業のようなものかもしれない。スマトラカレーの味という大きな太い軸はあるが常に手入れすることで進化しさらに成長を続ける。きっとこの店では変化し続けるということが不変なのだろう。 焼きりんごと哲学スマトラカレー共栄堂には晩秋から初春にかけて期間限定の「焼きりんご」というメニューがある。皮付きのまま丸ごと1個のりんごを使って作られる焼きりんごはスプーンを入れるとその柔らかさにまず驚く、本当にりんごにスプーンを入れたのかと驚くほどの柔らかさで、口に入れると甘すぎず酸っぱすぎず絶妙な塩梅でりんごの爽やかな香りと自然な甘味がして口の中でとろけていく。そこにほんのりとシナモンの柔らかな香りが追いかけてきてさっき食べたカレーのスパイスの余韻を優しく包んでくれる。なんて優しいデザートなんだ。使用するりんごは紅玉にこだわっているので、紅玉が入手出来る晩秋から初春限定のメニューになるらしい。しかも作るのに実に三日かけているのだとか。「楽な方法を考えたらそこで終わりだから、面倒くさいことをやらないと。」と語る宮川さん。「内心面倒だなと思っていても面倒くさいことをまずやらないと、料理でも接客でも、そうするとそれをお客さんもわかってくれるんだから」とニカっと笑う。 あぁそうか、このお店はきっとこうやって今日まで続いてきたんだ。だからこそ百一年目があるんだ。お腹も心も満たされて少し見識も深まっちゃったな、なんて思いながら地下の階段を上り神保町の町に出る。そうだ、帰りは一駅いや二駅分歩いてみようか!ちょっとは大変な思いをしたら…いやそうゆうことじゃないか、なんてな。------------------------------------------------------Shop dataスマトラカレー共栄堂東京都千代田区神田神保町1-6 サンビルB1電話/03-3291-1475営業時間/11:00~20:00 (L.O.19時45分)定休日/日・祝(不定休)アクセス/都営三田線・都営新宿線・営団半蔵門線「神保町駅」A5 出口を出て靖国通りを左へ徒歩1分

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