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男の隠れ家コンテンツ

  • 日本で唯一の特許を持つ有田焼コーヒーフィルター

    佐賀県有田町で作られ、江戸時代から400年以上の歴史をもつ有田焼。日本・アメリカでフィルターの製造特許(コーヒーの油が落ちる、微小なサイズの穴を作る技術)成形に関する特許を取得。有田焼セラフィルターは、コーヒー以外にも水やお茶、日本酒などにも使用することができる。株式会社THREE RIVERSは、そんな伝統的な有田焼の存在を守りつつ、日本唯一の特許を取得した技術を持つコーヒーフィルター「有田焼セラフィルター」を製造している。「有田焼セラフィルター」とは、飲み物を通すだけで味がまろやかになるという魔法の道具だ。"多孔質セラミック"という数ミクロンの穴が無数に空いている素材で作られており、そのセラミックスの力と遠赤外線のW効果によって水のカルキ臭や不純物を取り除く。目に見えないほどの細かい網目で不純物を取り除くことができるため、雑味やえぐみを抑え、まろやかな飲み物が愉しめるという仕組みだ。コーヒーや水道水以外にも、緑茶、焼酎、日本酒やワインなど幅広く使うことができ、日常のあらゆる場面で活躍してくれる。コーヒーを淹れる際に使用するペーパーフィルターとの違いは何か?実は、紙のフィルターでは豆本来の旨味や油分を余計に吸い取ってしまうことがある。しかし、この有田焼セラフィルターは雑味を除きつつも、その旨味や油分を吸い取ることなく存分に抽出してくれる。"コーヒーを淹れる度にペーパーを使う必要が無い"というエコな点も、魅力の一つ。セラフィルターの材料&製造方法複数の原料を独自に配合、こだわり抜いて選んだのは有田の天然の井戸水。機械だけでは実現できなかった成形の調整の半分は人の手で。圧をかけ、窯で焼く時間もしっかり取って、手間をかけている。セラフィルターは多孔質のセラミックでできている陶磁器の一種。その多孔質セラミックは工業製品として、浄水器や空気清浄機のフィルター、車のマフラーの触媒など、多岐にわたり使用されている。有田焼セラフィルターの製造方法は、まずは原料を混ぜることから始まる。地元有田で湧く天然の井戸水を入れながら、素材となる土を作っていく。土ができたら、実際に型に入れて成形。成形工程は微妙な力加減や調整が肝になるため、機械化はできず人の手で行われる。職人の丁寧な手仕事が有田焼セラフィルターを支えているのだ。そしてその後、機械によって十分に圧をかけることで形が完成する。ここで、ようやく窯入れに移る。そこから数十時間という通常の倍の時間をかけて焼いていくのだが、繰り返し使える強度を持つ理由がそこに隠されている。当然どの工程も飛ばすことはできない。「手間をかけてでも良いものを作りたい」という企業と職人のこだわりが詰まっている証拠だ。代表の想いTHREE RIVERS代表の三河さん。新しい商品を誕生させたいという意欲は尽きない。熟練の職人さんが手塩にかけて、丁寧に作り上げる有田焼セラフィルター。「高級品として改まって使われるのではなく、日常生活の中で活躍させたい。」そんな想いが込められている。「手間がかかる、今までにない手順がある。逆に、今まで常識とされていた工程がない。そんな新しい製造方法は職人さんに嫌われてしまうし、専用の道具もないので、誰もやりたがらなかった。でも、私達は世の中にまだないものを作りたい。苦労だって面白い。」とTHREE RIVERS代表の三河さんは語る。さらに三河さんは続けた。「現在だけではなく未来の日本、世界、そして地球のためにも、セラフィルターを広めていきたい。」まだまだ新しい商品を誕生させるべく、日々精進していく。【商品詳細】商品名:有田焼 セラフィルター価格:3,300円 ~ 4,950円(税込) サイズ:【3点セット】縦14㎝×横18.5㎝×高さ8.5㎝ 【単品001】縦10.8㎝×横10.8㎝×高さ10.5㎝商品の詳細はこちら【関連商品】商品名:有田焼 ダブルウォールカップ 全6色価格:3,300円 (税込) サイズ:縦:10.5㎝×横:10.5㎝×高さ:10㎝商品の詳細はこちら商品名:有田焼 マグカップ 全6色価格:3,630円(税込) サイズ:縦:13㎝×横:13㎝×高さ:11.5㎝商品の詳細はこちら

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  • 心をくすぐるキット【ザオーブロック】

    独特の存在感と華やかさの融合。左/メタルバイシクル(全3種)、右/ロボット今回ご紹介するのは「ザオーブロック」。もともとは工場の片隅に捨てられていたスクラップの破片が、作り手の熱い想いによって生まれ変えられた、そんな全く新しいタイプのブロックです。誰も見向きもしなかったような存在が、長年の研究によってブロックに作り変えられ、それを組み立てることで実際に魂を吹き込める、新たな体験が待っています。平凡な日常生活に一筋の楽しさを与えてくれる、そんなブロックの魅力をお伝えします。最大の特徴「面倒臭さ」も魅力の1つ。メタルバイシクルの組み立て風景。フロート部分を改造パーツとして利用できる為、想像力次第で何パターンもの「オリジナルブロック」が作れます。「日本一めんどくさいブロック」とも称される、一風変わった肩書きを持ったこの「ザオーブロック」。基本的な工程はどのブロックも同じで、穴の空いた金属パーツをボルトとナットを六角レンチで連結し、徐々に一つの大きな形を作り上げます。手先を使い、頭を使い、時間を使って、自分だけの作品を生み出す。どれだけ面倒臭いとわかっていても、それこそが"ものづくり"の真髄で、醍醐味ですよね。時間と手間をかけた分だけ、完成した時の感動は倍増します。作った人にしかわからない達成感は格別ですよ。金属ならではの「美しさ」も必見。好きなモデルを選ぶことができます。左/デフォルメヘリコプター(全3色)、真ん中/ミニプロペラ機 Z-002 (全2色)、右/トンボ(全2色)「ザオーブロック」は、アルミ製と軽量でありながら、仕上げにアルマイト処理を施すことで、美しい発色と金属ならではの光沢感を実現しました。ただ遊ぶだけの玩具ではなく、完成後の美しさが一般的なプラモデルとは一線を画すポイントです。手間と時間をかけて作り上げたからには、飾って余韻に浸りたいでしょう。そんな願いにも応えてくれる、男心を理解した作り手の心意気を感じ取れます。また、フロート部分を改造パーツとして利用し、自分だけのオリジナルブロックを作ることもできます。改造可能性は無限大。あなたのアイデアや創造性を最大限に引き出し、自分だけの作品を作り上げる楽しみを味わえますよ。時間を"潰す"のは勿体無い。知能を刺激し、創造力を鍛えることのできる最高のキット「ザオーブロック」。せっかくの時間は何もせずに"潰す"よりも、有意義に"過ごして"ください。面倒さが生み出す達成感や、創造力を刺激するクリエイティブな可能性、そして美しい発色と光沢感が放つ高級感。これらが融合した「ザオーブロック」は、一度手にしたらその魅力に取り憑かれること間違いなし。種類も豊富だから、コレクションにもぴったりです。休日や仕事終わりを有意義な"じぶん時間"にしたい方は、ぜひ試してみてください。【商品詳細】商品名:ザオーブロック メタルバイシクル 全3種価格:3,000円 ~ 5,000円(税込) サイズ:縦11.3cm×横19.8cm×高さ2.7cm商品の詳細はこちら商品名:ザオーブロック ロボット価格:7,255円(税込) サイズ:縦:11.3㎝×横:19.8㎝×高さ:2.7㎝商品の詳細はこちらその他ザオーブロックの商品はこちら

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  • 冒険用品 -ヨコザワテッパン ポケット-

    "男の隠れ家PREMIUM"から今回ご紹介するのは、「ヨコザワテッパン ポケット」。コンパクトさが魅力のこの鉄板は、さまざまな場面で活躍する万能アウトドア調理器具。アウトドアの鉄板と言えば「ヨコザワテッパン」、そんな究極の存在になった元祖が作り上げたこれが、もうひとつの究極「ヨコザワテッパン ポケット」です。見た目に騙されてはいけませんよ。読み終わる3分後には、この鉄板の魅力に驚きと感動でワクワクしていること間違いなしです。元祖から「ポケット」への進化この「ヨコザワテッパン ポケット」について詳しくお教えしましょう。まずはなんと言っても、見た目通りのコンパクトさが一番の特徴。小さいのだから、使い勝手が良いのは言うまでもありませんよね。キャンプはもちろん、釣り、登山、車中泊など、どこでも使えるのが魅力。これほどまでに持ち運びに便利な鉄板は他に見たことがないでしょう。バックパックに忍ばせたり、ポケットに入れて持ち歩けます。まさしく「ポケット」の名がふさわしいアイテムですよね。「見た目は単に鉄板を切っただけ。本当に使えるの?」、なんて言う人もいるかもしれません。では、実際にこの鉄板の素晴らしい実力を解説します。まずは縁なしのデザイン。余計な脂分が落ちてヘルシーな調理ができる理由。さらに、アウトドアのプロによって計算された大きさと厚み。そのおかげで、食材がこんがりと美味しく焼けるのです。良い感じに焦げ目がついたお肉や野菜のシズル感は、キャンパーだけが感じられる特権。キャンプ飯のレベルアップが超簡単にできてしまいます。さらに、このコンパクトさが織りなす"ちまちま感"も、もちろん、魅力の一つ。元祖ヨコザワテッパンをもとに開発されたこのアイテムは、元祖の半分以下のサイズ。その小さな鉄板で焼く楽しみ、その体験こそが「ヨコザワテッパン ポケット」の魅力であり、多くのキャンパーやアウトドア愛好家から愛されている所以です。大勢でやるBBQとは違う、ソロキャンプならではの、“哀愁漂う感じ”も演出してくれますよ。「男のロマン」、その一言に尽きるアイテム。ソロキャンプで肉を焼いてひたすら喰う、そしてビールを飲む。そんなシンプルな楽しみを提供してくれるのが「ヨコザワテッパン ポケット」。数百円で買えるようなアウトドア鉄板とは一線を画す、本物のテッパンならではの本当の実力を最高のアウトドアフィールドで存分に体感してみてはいかがでしょうか。一度使えばその魅力にきっと惹かれるはずです。【商品詳細】商品名:冒険用品 ヨコザワテッパン ポケット(ヨコザワテッパン ポケットサイズ付き)価格:2,500円(税込) サイズ:縦25.7cm×横18.2cm×高さ0.14cm商品の詳細はこちら

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  • 国内最大級の水槽で育つ天然物を超える極上あわび

    魚介類の宝庫である三陸は養殖でも知られた地域あわびは夜行性なので、日中は太陽光を遮る板の裏側に集まっている。あわびは意外に動きが俊敏。板を水槽から引き揚げると、すぐに水の中に入ろうとする。三陸海岸の魅力は、訪れた人の目を楽しませてくれる素晴らしい景観美の連続と、世界有数の漁場で美味しい魚介の宝庫だということだ。岩手県宮古市よりも南側は、岬と入江が入り組んだ複雑な地形を成すリアス海岸が続き、天然の良港として活用されてきた。そんな三陸海岸の沖合いには太平洋プレートが沈み込んでいて、そのまま日本海溝まで到達している。この海は北東大西洋海域、北西大西洋海域と並んで世界有数の漁場のひとつとされている。優れた漁場であるもうひとつの要因が、栄養分をたっぷりと含み、北から流れて来る冷たい親潮が、南から流れて来る暖かい黒潮と三陸沖でぶつかることだ。栄養豊富な親潮は黒潮に温められ、植物プランクトンを爆発的に生む。そしてもうひとつ忘れてはならないのが、栄養をたっぷりと含んだ海を利用しての養殖。三陸では様々な海産物の養殖が行われているが、ここで注目したいのが国内で唯一、あわびを卵から食用サイズまで育てる「元正榮北日本水産」の陸上養殖法なのだ。驚くほど柔らかな食感と旨味が満喫できる養殖あわびあわびは5mm刻みのサイズごとに水槽を分けている。そうすることで、成長が早く力の強い個体だけが優先的に育ってしまうのを防げる。緑に覆われた岬を越えると、蒼く輝く海が陸地の奥深くまで入り込んでいる。典型的なリアス海岸が続く大船渡市三陸町。綾里漁港へと続く県道9号線を走っていくと、まるで小型タンカーのようなスタイルをした水槽が、いくつも陸上に並んでいる光景が目に入る。これは昭和 61年(1986)に創業した「元正榮北日本水産株式会社」が手がけている、あわびの陸上養殖プール。そして、ここで育てられているのは蝦夷あわび。ほとんどのあわび養殖は、稚貝から食用サイズまで育てるが、ここではその前段階、つまり親となるあわびの交配から産卵、孵化、そして生育するまで一貫して手がけている。これは国内では唯一、北日本水産だけが有する技術だという。「あわびを育てるために使っているのは、地下から汲み上げている海水です。海の水をそのまま使うと、餌以外の海藻や砂が混じっていて、あわびはそれも食べてしまいます。地下から汲み上げる海水は、何層もの地層によって自然にろ過されているので、不純物がほとんどありません。それをさらにろ過して24時間365日、温泉のように掛け流しで使っているのです。こうすることで、あわびが健康に生育できるわけです」そう話してくれたのは、取締役営業部長の古川翔太さん。創業者で会長の勝弘さんの孫。さらに「うちのあわびは、ワカメや昆布、限定した魚粉などを主成分とする、特別な人工飼料だけを与えて育てています。原料にこだわった飼料は、人が食べても何ら問題ありません。ひとつどうですか?」と、人工飼料を取り出した。タブレットのような飼料をひとつ口に入れてみると、香ばしい海藻の風味が鼻腔をくすぐる。クセになりそうな旨味があるうえ、健康にも良さそうだ。同じサイズの個体を集めれば、成長のスピードも揃えることができる。どんな大きさの発注があっても困らないのだ。古川さんは様々なサイズを見せてくれた。栄養たっぷりの食事を与えられ、のびのびと育てられるあわび。もちろん水や餌に成長ホルモンや抗生剤、その他一切の添加物は使われていない。それだけに、多くの手間を要しているのも確か。このような環境で育ったあわびは、天然物と比べ身がとても柔らかいのが特徴。これは栄養が行き渡っているうえ、天敵や潮流などから身を守る必要がなく、過度な運動を行なっていないから。しかも天然物よりも成長が早く、年間を通じて安定した供給量を確保することができる。さらにサイズまで揃えられるため、受注生産も可能になったという。あわびの貝殻は、食生活によって色が変わる。食べている海藻がワカメなどの場合は緑色に、海苔などならば赤色になる。北日本水産のあわびは原料にこだわった人工飼料なので美しい緑色をしている。これが「三陸翡翠あわび」という名の由来。老若男女、誰もが安心して食べられる極上のあわび、ぜひ試していただきたい。厳選!肉厚で柔らかい三陸翡翠あわび地中でろ過された海水をさらにろ過。清潔な環境を保つ水槽と、栄養満点の飼料で育てられた三陸翡翠あわび。育てる過程において、成長ホルモンや抗生剤を一切使用していない、安心の完全無添加生産なのだ。三陸翡翠あわび -お手軽ファミリーセット-誰でも簡単に美味しい料理が楽しめる逸品商品名:三陸翡翠あわび -お手軽ファミリーセット-価格:7,000円(税込)商品の詳細はこちら生鮮あわびセットあわび本来の旨味を凝縮 キモまでいただける商品名:生鮮あわびセット価格:4,650円(税込)商品の詳細はこちら好評発売中!牡蠣&ムール貝牡蠣ぽんレンジで簡単に調理完了 お酒のお供にも最適商品名:牡蠣ぽん 3袋セット価格:3,300円(税込)商品の詳細はこちら夢牡蠣フライ揚げるだけで本格的なレストランの味が堪能できる商品名:夢牡蠣フライ 2袋セット価格:4,000円(税込)商品の詳細はこちら三陸ムール貝のカンカン焼きセットアウトドアでも楽しめる直火可能な缶がセット商品名:三陸漁師のカンカン焼き 牡蠣12個セット価格:5,000円(税込)商品の詳細はこちら三陸ムールフライ一度味わえばたちまち虜になる珍しいメニュー商品名:三陸ムールフライ価格:3,500円(税込)商品の詳細はこちら蒸しムール貝水揚げされた国産ムール貝を最高の鮮度で浜蒸しにした逸品商品名:蒸しムール貝 500g2袋セット価格:3,000円(税込)商品の詳細はこちら

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  • 贈り物やご褒美に -男心をくすぐるアイテム4選-

    男性の心をくすぐり特別な時間を演出し、そして豊かな体験を紡ぎ出す。そんな男性のプライベートタイムを彩る"男の隠れ家 PREMIUM"が厳選したアイテムを4つ紹介します。ご自身へのご褒美に。また、愛する旦那さんへのプレゼントや、ご家族からの父の日の贈り物にも最適。ぜひご覧ください。洗練されたかっこいい男の象徴50年間仏壇や神社仏閣を飾る金具"錺金具"を作り続けてきた京都のブランド「錺之-KAZARINO-」から、日本ならではのデザインと錺金具の技術が息づく逸品「マネークリップ」を紹介。クリップの反り返り部分が曲線になっているため、お札の出し入れが非常にスムーズに行えます。接待やデートなどどんな大切な瞬間でさえも、スマートに会計を済ませられますよ。なお、素材にはリン青銅を使用。使い込むことで表面が酸化し、独特の味わいが生まれて経年変化を楽しめます。使えば使うほど色合いや色艶が自然と育っていき、渋さが増していきます。「なにそのマネークリップ!すごく渋いね!」と女性はもちろん、同僚や後輩の男性からも目を引くでしょう。そんな使い勝手の良さ、持つ者に自信をもたらす高級感から、まさに"男性の生活を豊かに彩る要素"の一つになること間違いなし。周囲と差をつけたい男性、持ち物にこだわりたい男性に、このマネークリップはその全てを満たす逸品です。ぜひ、あなただけのマネークリップを育ててみてはいかがでしょうか。【商品詳細】商品名:マネークリップ 全5種価格:9,900円(税込) カラー展開:槌目、さざ波、七宝、青梅波、唐草商品の詳細はこちら伝統も感じられる実用的な逸品焼き物の魅力と、日用品の実用性を兼ね備えた、「有田焼セラフィルター」を紹介。この「有田焼セラフィルター」は、400年以上の歴史を持つ有田焼で作られた革新的なコーヒーフィルターです。特許取得の多孔質セラミックを使用し、通常のペーパーフィルターが通さない豆の旨味成分を抽出し、コーヒーを豊かな味わいに変えてくれます。洗って乾かすことで何度も利用できるので、贈り物にも最適です。さらに遠赤外線による殺菌効果で、水道水も優しい口当たりのお水に変えてくれます。緑茶や紅茶、焼酎やワインにも使用でき、雑味やえぐみを取り除いてまろやかな味わいに変えてくれるのは驚きです。リモートワークの増加による自宅時間を有意義にするためのアイテムとしても人気。自家製の美味しいコーヒーやフィルターを通した美味しいお酒を楽しむことで、何気なく過ごしていた時間が有意義な時間に変化します。日々の生活クオリティを面白い切り口で向上させてくれる道具、ぜひお試しください。【商品詳細】商品名:有田焼 セラフィルター価格:3,300円 ~ 4,950円(税込) サイズ:【3点セット】縦14㎝×横18.5㎝×高さ8.5㎝ 【単品001】縦10.8㎝×横10.8㎝×高さ10.5㎝商品の詳細はこちら日本一めんどくさいからこそ得られる感動時計や車など、男性の趣味=コレクションの側面を持っています。ただ、そんな買って眺めるだけのコレクションとは違い、自分で作り上げることによって、そのコレクションへの愛着は圧倒的なものになるのです。「ザオーブロック」は、工場のスクラップ破片から生まれ変わった革新的なブロック。その作成過程は「日本一めんどくさいブロック」とも評されるほどの手間がかかりますが、それが逆にものづくりの醍醐味となり、完成時の達成感は格別です。アルミ製のアルマイト処理による美しい発色と金属の光沢感が特徴で、完成後もその美しさを楽しむことができます。自分だけのオリジナルブロックを作ることもでき、自己表現の場としても活躍してくれますよ。そんな「ザオーブロック」は時間を潰す道具ではなく、知能と創造力を刺激するキットとなっています。その達成感、創造性の発揮、美しさの3つの要素が融合したこのブロックは、一度手にすればその魅力に取り憑かれること間違いなし。時間は有限。そんな貴重な時間を有意義に過ごすためのお供にぴったりのアイテムです。父の日の贈り物として渡しても喜ばれるはず。【商品詳細】商品名:ザオーブロック ロボット価格:7,255円(税込) サイズ:縦:11.3㎝×横:19.8㎝×高さ:2.7㎝商品の詳細はこちら清潔感は肌から。何歳になってもかっこいいと言われよう男性の印象は肌の影響が非常に大きいと言われています。肌の状態で若く見えたりする一方、年齢以上に見られてしまうことも当然あるということです。「ROGENオイルリッチローション」は男性の肌特有の悩みに注目し、男性肌の特徴を的確に理解した商品で、これ一本で化粧水からアフターシェーヴローションまでの役割を一手に担ってくれます。低分子のアボガドペプチドや厳選した植物幹細胞、6つの植物エキスなど、肌に必要な成分を贅沢に配合。肌の角質層に深く浸透し、潤いを長時間キープします。また、エイジングケアにも優れた効果を発揮します。年齢と共に乾燥が気になってくる肌に潤いを与え、魅力的に年齢を重ねるサポートをしてくれるのです。さらに80mlサイズの容器は持ち運びに便利なので、出張や旅行、ジムやゴルフなど、様々なシーンで手軽にスキンケアが可能に。国際線の機内への持ち込みも可能で、ビジネスシーンにもってこいのアイテムです。営業やプレゼンをはじめ、デートやパーティなど、あらゆる場面に自信を持って挑むことができるようになるでしょう。「ROGENオイルリッチローション」は今までスキンケアを怠っていたという方はもちろん、これから肌に気を遣っていきたいという方にピッタリ。もちろん、プレゼントにも最適です。ぜひ、何歳になってもかっこいいと言われる男性でいてください。【商品詳細】商品名:ROGENオイルリッチローション価格:5,470円(税込) サイズ:縦13.1cm×横4cm×高4cm商品の詳細はこちら贈り物やご褒美は気持ちが大切心からの感謝や愛情を伝える贈り物は、物の価値以上にその気持ちが重要です。選んだ背景や理由がしっかりしていれば喜ばれることは間違いありません。自分へのご褒美にもしっかりと理由をつけてあげることで、次に頑張る糧になるでしょう。ぜひこの機会に、価値のある買い物をしてみてくださいね。

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  • 自分だけの世界を楽しむ -大人の趣味3選-

    普段は眠ったままの感性を揺さぶり、新たな自己表現の一歩を引き寄せる趣味。今回はそんな趣味の中から、一風変わった”大人の趣味”を紹介します。今まで感じたことのない魅力を心ゆくまで味わってみてください。工芸品×実用品の楽しさ「有田焼」有田焼セラフィルター。セラミックフィルターに注ぐだけで飲み物の味がまろやかになります。まずは、古き良き日本の伝統工芸と現代の実用性が見事に融合した逸品、「有田焼」を紹介。有田焼とは日本の伝統的な陶磁器で、400年以上の歴史を持つ素晴らしい芸術と工芸品。その名前の通り、佐賀県の有田町で生まれ、現在でも製作されています。その繊細な形状は、ただ飾るだけでも空間そのものに深みと格調を与えます。また、静かな夜に手に取れば、その歴史と美しさに思わず心が鎮まり、優雅な時間を過ごすことができるでしょう。中でも変わった作品「有田焼セラフィルター」は、日本の伝統工芸品の有田焼で作られたコーヒーフィルターで、特許を取得した多孔質セラミックを使用し、繰り返し使用できるエコで経済的なアイテムです。微細な穴でコーヒー豆の油分や旨味成分を抽出し、豊かな味わいを引き出します。さらに、遠赤外線による殺菌効果によってカルキ臭や不純物を取り除き、コーヒーだけでなく焼酎やワインの味すらもまろやかにしてくれるのです。リモートワークが増えた現代にぴったりなアイテムで、日常の飲み物体験を一層豊かにしてくれます。飾って良し、使って良しの、芸術×実用品を体現した逸品「有田焼セラフィルター」。有田焼のコレクションの第1号にいかがでしょうか。商品名:有田焼セラフィルター価格:3,300円 ~ 4,950円(税込)サイズ:3点セット商品の詳細はこちら自分で作る楽しさ「キット」ザオーブロック ミニプロペラ機。日本一面倒くさいブロック。プロペラ機以外にも複数種類があります。続いては、自己表現の一環としても最適なものづくり。自分で手を動かし、頭を働かせる楽しさはものづくりの醍醐味。自分の時間やアイデアを使い、道具や手を用いて、自分だけのオリジナル作品を生み出せる「ものづくりキット」も最高の趣味になります。緻密な手仕事と思考を経て完成した作品は、まさに自己表現の象徴であり、達成感と満足感をもたらしてくれますよ。作る楽しさはもちろん、完成後の鑑賞も作成者にしかわからない喜びがあります。時間をかけた分だけ、感動を味わえるのはクラフト系の趣味ならではの魅力です。今回はそんな趣味にもってこいの、変わったキットを紹介します。工場で出るスクラップの金属片を改良した、新型のブロック「ザオーブロック」です。手間と時間をかけて組み立てるため、「日本一めんどくさいブロック」とも称されています。しかし、その手間が生む達成感は格別です。また、アルミ製で軽量ながら、アルマイト処理による美しい発色と、光沢感を放つ金属の美しさもこのブロックの特徴の一つ。時間をかけてでも作りたくなってしまう、その理由を感じられるでしょう。さらに自分だけのオリジナルブロック作りも可能で、創造力を刺激してくれます。「ザオーブロック」は、一度試せばその魅力に取り憑かれること間違いなし。手を動かし、頭を使う趣味が欲しい方にはぴったりですよ。商品名:ザオーブロック ミニプロペラ機 Z-002  全2色価格:7,100円(税込) カラー展開:赤、青商品の詳細はこちら集める楽しさ「アート」左/VAN ORTONによる「ハウルの動く城」。ほか「紅の豚」、「もののけ姫」。右/ルパン三世浮世絵。それぞれデザインやサイズは複数あります。絵画、彫刻、写真など、各種のアート作品を集める楽しみは無限大です。ただ飾るだけではなく、その作品一つひとつが持つメッセージや背景を理解し感じることで、より深い愛着と理解を得ることができます。そして、美術館で見る作品とは違い、自宅でこそ感じられる印象もアートの魅力。ワクワクしている時だけでなく、悲しい気分の時、イライラしている時など、アートが身近にあることで、いつでも見られるからこそ感じられる印象は、あなただけの特権になります。ただ、アートを趣味にするハードルが高いのも事実。そこで、今回は"男の隠れ家PREMIUM"が特別にピックアップした、初心者の方にもおすすめなアート作品をご紹介します。イタリアのトリノ在住の双子アーティスト、VAN ORTONの作品。独特な色使いとポップなタッチが魅力です。ジブリ映画をオマージュした作品の原画で、数量限定かつ直筆サインとシリアルNo.入りというところも芸術作品ならではの価値のポイントです。さらにもう1作品として、「ルパン三世」アニメ化50周年記念として制作された浮世絵を男の隠れ家PREMIUMでも限定販売。「ルパン三世カリオストロの城」のルパンとクラリスの印象的なシーンを再現した浮世絵で、額の色はマット枠にそろえ特注で制作。シリアル番号が記されたプレート付きで、あなただけのコレクションのひとつにいかがですか。一目でわかる絵のクオリティは「アートには興味があるけれど、まだまだ知識が乏しい...」という方々にも、こういった作品の良さは理解しやすいはず。趣味の可能性を広げてくれるきっかけとして、このアート作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。商品名:【複製原画・数量限定】 VAN ORTON価格:165,000円(税込) サイズ:商品説明欄記載商品の詳細はこちら商品名:【数量限定】ルパン三世浮世絵価格:52,800円 ~ 231,000円(税込) サイズ:商品説明欄記載商品の詳細はこちら人生の彩りを見つけてみて今回は3つの趣味に絞って紹介いたしました。有田焼の美しさ、心くすぐるキットの創造力、アートの深遠な世界、などなど。これはほんの一部に過ぎません。日常の喧騒から離れ、自分だけの世界を楽しむ。そんな趣味があれば、生活の中で自分だけの時間を作り、自分自身の感性を磨く特別な時間を過ごすことができます。ただ、趣味は体験したものにしか心を開きません。実際に楽しむまでは、その価値には気付けないでしょう。それぞれが違う角度から人間の感性を刺激し、豊かな時間にしてくれます。これぞ趣味の醍醐味。どんな趣味でもあなたの生活に新たな彩りをもたらすこと間違いなしです。ぜひ、この機会に趣味を見つけてみてください。

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  • 夏バテの体によく効く夏の冷泉 ぬる湯宿。

    温泉のべストシーズンは冬ばかりではない。「冷泉&ぬる湯」の魅力を知れば夏の暑い時期でも温泉を十分楽しめる。ぬる湯に、いつもより長い時間浸かって夏の緑の景色を眺めるも良し。気合い一発冷泉に浸かるのも良し。風呂上がりの体に心地良い爽快な風が吹き抜ける。冷泉とぬる湯温泉は「熱い」もしくは「温かい」ものだと思われているが、 素のままの掛け流しを楽しむなら「冷泉・ぬる湯」もよい。この夏の温泉旅にお勧め。冷泉とぬる湯の違いを理解して効果的な入浴を温泉は温かいもの、というのが常識かもしれません。しかし、世の中には「冷たい温泉」があり、冷泉などと言われています。そもそも「冷泉」という定義はありません。環境省が定めた鉱泉分析法指針によると温泉は25°C以上か、または一定以上の成分を含むものとされます。つまり、25°Cにも満たないものでも、一定の成分があれば温泉と認められるということです。従って冷たい温泉が存在することになります。また、鉱泉分析法指針では、温度によって温泉は4分類されています。25°C未満の冷鉱泉、25°C以上34°C未満の低温泉、34°C以上42°C未満の温泉、42°C以上の高温泉に分けられます。特に、入浴してかなりぬるく感じる「低温泉」や38°C未満の温泉をぬる湯と呼ぶこともあります。本稿では、25°C未満の温泉を「冷泉」、25°C以上38°C未満を「ぬる湯」と称して、その「効果的な入浴方法」と「効果」を述べることにしましょう。冷泉の効果的な入浴法としては、「温冷交代浴」が挙げられます。これは温かい温泉と冷泉に交互に入浴する方法です。温かい温泉に入ると温熱作用によって体の血管は拡張し、血流が増えてきます。冷泉に入ると特に手足の血管は収縮します。ちょうどポンプのように血管が伸び縮みすることによって、手足の血流は改善します。特に運動をした後、温冷交代浴を行うことによって、血流が改善されて栄養分が筋肉に運ばれ、また疲労物質が筋肉から洗い流されることによって運動後の筋肉痛が予防されたり、効果的に疲労回復できることがたくさんの実験結果から報告されています。また、温浴だけよりも温冷交代浴は保温効果が長続きするといった作用もあるため、冷え性の改善が期待されています。この温冷交代浴は体へ刺激が強い入浴法で、40°C前後の温かい温泉に3分から5分浸かり、冷泉に1分程度浸かることを3回から4回繰り返します。最後は温かい温泉で終了すると心地よく入浴を終了することができ、手足の温かさも長く続きます。注意点としては温かい温泉から急に冷たい冷泉に浸かるため、温度差で体への負荷が強いということです。「水風呂」に普段慣れていない人は無理に冷泉に入ると血圧の急上昇をきたして脳卒中を起こしたり、心筋梗塞や不整脈を起こすことがあります。刺激が強いので健康な方向けの入浴法といえるかもしれません。冷泉に入る場合は、少しずつ冷泉を手足にかけて、冷たさに体を慣らすことが肝心です。一方、ぬる湯は体に優しい入浴法です。ぬる湯の利点は自律神経への作用であり、ぬる湯に入ると交感神経、副交感神経のうち、リラックスの神経である副交感神経の働きが強くなることです。普段、私たちは日常生活でストレスがかかることが多く、交感神経が高ぶっています。現代人の体調不良で問題になるのは緊張状態が続き、交感神経が絶えず過剰に刺激されていることです。ゆったりとリラックスしてぬる湯に入り、副交感神経を刺激して自律神経のバランスをとることが重要です。ただし、あまり冷たく不快に感じるような温度では、むしろ体が緊張して交感神経の働きが強くなってしまいます。もうひとつのぬる湯のメリットは体の温まりが長く続く保温効果です。ぬる湯で保温効果とは釈然としないかもしれません。42°Cを超えるような熱い湯のほうが体がよく温まるのでは、と考えるのが自然でしょう。しかし、人間の体はうまくできていて、急に体を強く温めると、逆に急速に体温を下げようとします。つまり、あまり熱い湯に入ると一時的に体温が急上昇しますが、その温まりは長続きしません。38°Cと42°Cの入浴でどちらが温まりが長続きするか、を検証した実験が報告されていますが、湯を出てから30分後には38°Cのほうが体温が高いままを維持していました。ぬる湯でゆったり浸かり、額に汗を感じたらいったん湯舟から出るとよいでしょう。泉質にもよりますが、38°Cで20分が目安です。冷泉やぬる湯は、温泉に行き尽くしたファンにとっても人気の通な温泉の楽しみ方です。温度が低い分、温泉の成分の違いも肌で感じやすいのです。この夏の温泉旅にお勧めです。冷泉やぬる湯になじみのなかった皆さんも試してみてはいかがでしょうか。早坂信哉(はやさかしんや)東京都市大学教授、医学博士、温泉療法専門医。(一財)日本健康開発財団温泉医科学研究所長、(一社)日本銭湯文化協会理事など。温泉や入浴を医学的に研究しておりメディア出演も多い。渋・辰野館≪長野県茅野市/奥蓼科温泉郷≫創業百余年の信玄ゆかりの隠し湯で冷泉と滋味深い山里の幸を堪能宿が白樺林の中に佇んでいることがよくわかる。高原の涼やかなひとときが心地良い。八ヶ岳山麓に広がる蓼科の自然美を楽しみながら宿へ盛夏の澄みわたった蒼空に、八ヶ岳連峰の山稜がひときわ美しく映える。茅野市側から見上げると南端の編笠山から主峰の赤岳、天狗岳から蓼科山までのワイドなパノラマがぐるりと見渡せ圧巻だ。そして車は奥蓼科へと続く通称「湯みち街道」の県道191号線へと道をとる。ひとカーブごとに上がっていく標高と、鮮やかさを増す原生林の緑。ふと、道のところどころに石仏が立っているのに気がついた。苔むした古いものから新しい石仏まで表情は様々。今回、旅の荷を解いた温泉宿「渋・辰野館」の主人・辰野裕司さんに後で聞いたところ、それは江戸時代、この温泉地を訪れた湯治客らが湯の効能に感謝して寄進した観音様なのだそうだ。近年もその習わしは受け継がれ、新たに寄進されたものも少なくないという。道の終点は天狗岳の登山口にもなっている場所で、かつての渋之湯(渋・辰野館)があったところ。昭和12年(1937)に火災で焼失したことにより、翌年の昭和13年に2㎞下の強清水の湧く現在地に宿を移転したという。ちなみに源泉は以前の地から引いている。温泉の歴史については後述することにして、宿へと向けてさらに車を進めていくと右手の木立の間に小さな池が見えてくる。池畔に立つと思わず息をのんだ。原生林が静寂の水面に映り込み、その様相はまるで水鏡のよう。もともとは農業用のため池なのだが、「御射鹿池」と名付けられた神秘的な池は今やすっかり人気の観光スポットになっている。その名が広く知られるようになったのは、日本画家・東山魁夷の名画「緑響く」のモチーフやCMのロケ地になったことなどが大きい。風のない早朝の時間帯はさらに神秘性を増し、それこそ孤高の白馬が描かれた東山魁夷の作品世界を思わせる空気感が漂うという。実は、東山魁夷は「渋・辰野館」に滞在しており、その際に御射鹿池をモチーフとした作品を着想したのではないかとされている。「この『緑響く』がお披露目されてから、私はすぐに御射鹿池だと気づきました。普段見慣れた風景ですからね」と話す主人の辰野さん。御射鹿池にほど近いこの宿にて、日本画の巨匠も温泉を楽しみながら絵を描いたのだろう。左/木筒から源泉が勢い良く流れ落ちる。真ん中上/湯の花が浮く白濁の湯。右上2つ/風呂は全て男女別にあり、大きさも造りもほぼ同じ。真ん中下/洗い場のある「展望風呂」。右下/薬湯を発見した少名毘古那神(スクナヒコナノカミ)を祀る。創業大正8年の宿にて信玄の薬湯冷泉に浸かる八ヶ岳山麓・奥蓼科の自然美を満喫し、その余韻を楽しみながらいよいよ「渋・辰野館」へとチェックイン。白樺や唐松などの森林に抱かれた一軒宿は、木の温もりあふれるロッジ風の建物が印象的だ。吹き抜けのロビーには大きな窓が設えられ、外の景色が鮮やかに映り込んでいる。階段や廊下には宿の歴史を物語る写真や説明書き、山の写真などが随所に飾られている。それによると、当温泉の開湯は奈良時代末期の延暦2年(783)。諏訪神社の神官の霊夢により発見されたと伝えられている。さらに古くは日本神話に登場する少名毘古那神(スクナヒコナノカミ)がこの薬湯を探し当てたとも。いずれにしても温泉成分がとても強いことから薬湯として珍重され、戦国時代には武田信玄が傷を負った重臣や軍馬の湯治のために利用したとされている。以来、“信玄の薬湯”とも呼ばれるようになった。江戸時代には高島藩(諏訪藩)が温泉場を造営。湯を樽に入れ薬として販売した時代もあったそうだ。「渋之湯へは道が険しかったため、その後は一時期寂れかけたこともありました。しかし大正8年(1919)に当館初代の辰野茂が経営を引き継ぐと、新しい旅館の建設と共に茅野駅から交通の利便性を図りました」と言う主人。何と初代は自力で道を整備し、高価な米国車を購入して送迎。さらに乗合バスも運行させ奥蓼科の開発に力を注いだのだという。道に佇む石仏の数が温泉の素晴らしさを物語るように、長きにわたり湯治客を治癒してきた。「とにかく温泉成分が非常に強いので体には効果的。でも、機械をはじめ宿のあちこちはすぐダメになってしまうんですわ(笑)」一番の特徴は何といっても源泉温度18°Cの冷泉だ。館内には木の香ゆかしい「信玄の薬湯」と、露天風呂を設えた「森の温泉」、洗い場のある「展望風呂」の3カ所を男女別に設置。前者2つには源泉のままの18°Cの冷泉と、40°C~42°Cに加温した温泉を満たした2つの浴槽があり、白濁の湯が滔々とあふれ出ている。冷泉の入り方を聞くと、足の方から体を馴染ませるようにゆっくりと浸かるのがコツだとか。部屋でひと息入れた後、まずは「信玄の薬湯」へ向かった。冷泉の湯船は源泉が滝のように落ち、何とも豪快。しかし、冷泉は最初の一歩に少々気合いが必要だ。膝まで入れられてもその先がなかなか沈められない。じわじわと2度ほどやり直した後、やがて体がするりと湯に滑り込んだ。もちろん冷たい。しかし、じっと湯に身を任せているうち、不思議な心地良さが体に満ちてくる。その後すぐに横の温湯船に入ると、体の芯がじわりと刺激される感覚を覚えた。さらに、白樺林に抱かれた「森の温泉」の冷泉露天風呂へ。一度入っているので今度はすぐに湯に浸かることができた。信玄の薬湯の方もそうだが、湯船の深さは90㎝。それは成分がとても強い温泉ゆえに長湯にならないよう、あえて深く造ってあるのだという。一回の入浴は15分くらいが適正。もっと長く入っていたかったが、部屋でゆっくり体を休めた後、夜にもう一度楽しむことにしよう。左上/しみじみ温まる冬瓜のスープ。十穀パンと共に和風出汁で仕上げた優しい一品。左下/たっぷりの野菜といただく信州野草豚鍋。右上/前菜の盛り合わせの“森のたからものづくし”。彩り豊かな旬の料理が目と舌を楽しませる。右下/イワナの燻製と信州サーモンのお造り。季節ごと常連が待ちわびる滋味深い信玄の山里料理さて、当宿のもうひとつの魅力が料理である。それは「信玄の山里料理」と銘打った創作料理。奥蓼科の山の恵みをたっぷりと、しかも丹念に料理された逸品が供される。なかでも前菜の盛り合わせの“森のたからものづくし”は、まず目で楽しみ、舌で滋味を感じる美しく楽しいひと品。それはまるで山菜や地野菜などの季節感を一枚の皿の上に演出した絵画のようだ。他にもこの日は、イワナの燻製と信州サーモンのお造りや冬瓜のスープ、信州野草豚鍋などが膳を賑わせた。それぞれの器づかいもセンスが光るが、料理は奥様と息子さん、そして主人の家族だけで作っているのだという。「仕入れた食材によって内容が変わりますが、また、食べたくなる優しい味を心がけています」と主人。その言葉通り、この料理を求めて何度も訪れる常連客は多い。味わうほどに地酒も進む口福な料理の数々。温泉の素晴らしさもさることながら、再びこの宿を訪れたくなる秘密がここにある。※こちらは男の隠れ家2019年9月号より一部抜粋しております

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  • 格好良すぎるクラシックカー。

    旧車ファンでなくてもクラシックカーには心温まるオーラを感じてしまう。変化の激しい現代において、クラシックカー自体が癒しとなっている特別な存在なのだろう。近ごろ産業遺産などに注目が集まるのは、同様に単なるノスタルジーではない何かに惹かれるからに違いない。活躍した時代の空気を纏って今も走っている文化遺産的クルマとその50人のオーナーが登場する。01.アメリカで楽しむオープンカーライフ高原景良さん(会社員・54歳)ダットサン SPL310[ 1967/日本 ]カリフォルニアの青い空の下では、真っ赤なスポーツカーが似合う。日差しが強い場所柄だけに、ガレージ前にテントを建ててメンテナンスなどの作業をする場所にしていると話す。自ら再生レストアした真っ赤なオープンカー1987年に渡米した沖縄県出身の高原さんは現在、ロサンゼルス郊外のサイプレス市に住んでいる。元々知人の勧めで語学を学ぶために渡米したのだが、既に滞在30年を超えて人生の半分以上をアメリカで過ごしている。渡米して最初に手に入れたクルマは70年式ポンティアックV8、その後VWビートル、マツダ323(ファミリア)と乗り継ぎ、現在はスバルバハと、このダットサンSPL310。このクルマは現地で毎週発行される中古車雑誌「トレーダーニュース」で探し、不動コンディションのクルマを1800ドル(約20万円)で購入。近所にあった日系の自動車修理屋さんに助けてもらいながら「仕事の合間や週末ごとに少しずつ仕上げたんですよ。例えば錆だらけのトランクキャリアは再メッキしたり、オリジナルの1500㏄のエンジンはアメリカでは非力だったので後から販売された2000㏄のものに換装したんです」と高原さん。気になるパーツ供給だが、アメリカでは中古品や再製品が手に入るので苦労はないという。02.英国車のスタイルに惚れてここに行き着く今井高司さん(自営業・65歳)ウーズレー 9 ロードスター [ 1946/イギリス ]右/英国の丘陵地を彷彿とさせる筑波山を望む農道を疾走するウーズレー9ロードスター。左上/御年65歳。英国車をこよなく愛する。左下/往年の英国車によく見られるウッドパネルは自然木から削り出したもの。輸入からレストアまで全て自分の手で行うハンチング帽をかぶり、颯爽とオープンカーを走らせてきた今井さん。そこで語ったのは英国車愛だった。最初のクルマは20歳の時に手に入れたフェアレディZだったが、それから8年後に最初の外車を手に入れた。それがジャガーEタイプだった。そのジャガーのしなやかさや運転する楽しさから英国車にはまってしまったという。このウーズレー以外にも今井さんはジャガーを8台保有している。「往年の名優、ハンフリー・ボガードやゲーリー・クーパーが保有していたXK120などを含め50〜60年代のクルマをアメリカなどから直接仕入れ、自分で全てレストアしています」と今井さん。このウーズレーは8年前に手に入れたのだが、現在の状態までに全ての箇所を自分でレストアしたという。車の修理の経験なんてまるでなかったのだが、あちこちいじり倒して試行錯誤していくうちにレストアを自然と覚えていったのだそうだ。「今欲しいのは1937年のジャガーSS101です」。英国車への情熱はまだまだ続きそうだ。03.ハイスクール時代の夢を今に再現するクルマTed TC Yanagisawaさん(プロダクション関係)VW タイプ1 ラグトップ[ 1962/ドイツ ]近くのビーチまでVWでドライブ。きれいな車体に散歩中のミドルアメリカンたちも声をかけてくる。カリフォルニア州の中でもビーチ沿いはVWビートルが一番似合う場所だ。サーフィンのメッカであるハンティントンビーチに居を構えるテッドさん、彼は横須賀の米軍基地で生まれた日系アメリカ人である。その後、父親の仕事の関係で日本とアメリカを行ったり来たりの生活となった。クルマに関してはハリウッドでの高校時代に手に入れたエルカミーノ、キャデラックやファイヤーバードなど、カリフォルニアンなカーライフを過ごしてきた。このクルマを手に入れたのは2003年。高校生時代にカリフォルニアのビーチでたくさん走っていたVWを、当時の雰囲気で再現して乗ってみたかったのだ。同じように当時目にしていたバハバグ(バギー)も手に入れている。映像関係の仕事の合間に「このクルマでビーチを走るのが息抜きなんです」と言う。※こちらは男の隠れ家2019年7月号より一部抜粋しております

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  • NFTと樽資産

    ブロックチェーンとはもしかすると「仮想通貨=ブロックチェーン」と思われているかもしれない。そもそもブロックチェーンとは取引情報などのデータをデジタルに記録する仕組みである。一定期間の取引データをブロック単位でまとめ、チェーンのように繋いで記録することからブロックチェーンと呼ばれる。特殊な暗号を使い、過去から現在までの取引データが全てオープンな形で残されるため、データ改ざんが困難であり、自動で敏速に行われるため取引コストを大きく削減できるメリットもある。当初は仮想通貨のトランザクション履歴の記録に用いられていたが、現在では金融全般や不動産、医療、投票など多様な分野で活用されている。UniCaskの想い|ブロックチェーンを大衆のもとに蒸留所から直接樽を購入できるため安心。複数種類の中から自分で選ぶことができる。ブロックチェーンを使ったビジネスモデルを利用したのは、“実際のモノ”の売買には課題があり、この課題が大衆化していないと感じたことがきっかけである。デジタルで記録されるデータやNFTの偽造は困難だが、それらに紐づく“実際のモノ”については物理的な改ざんが可能で、人と人を伝っていく間で偽造されたモノにすり替えられている可能性もある。一方でウィスキー樽の場合、そのほとんどが蒸留所の信頼によってすり替えられるリスク軽減は担保できる。また、ウィスキーには熟成という時間的な価値があるが、そのような価値の記録にブロックチェーンが適している。原酒や樽のスペック、樽詰めされた日付などをブロックチェーンに書き込めば世界中の誰もが閲覧できる正確な台帳を簡単に作ることができる。加えてNFTの技術でオーナーシップを発行すれば、24時間世界中でデジタル取引を行うことが可能。例えば、海外在住の方が日本の蒸留所に連絡して樽を購入することにはさまざまなハードルがあるが、この仕組みにより容易に売買ができるようになる。蒸留所側もウィスキーを樽に詰めた瞬間から売買できるため、キャッシュフローがクイックネスになる上、グローバル化が安易に推進できるメリットもある。もちろん、樽のオーナーシップ管理はUniCaskが行うので、樽の売買に関する面倒な記録などの処理も大幅に削減することが可能。また、UniCaskは埼玉県北東部にある羽生蒸留所の復活にも深く関わっている。利根川の水運に恵まれたこの土地で約20年ぶりの日本蒸留所の一角が復活。Made in JAPANを掲げ、海外業者のみを対象に2021年春から販売開始。現在では全世界の愛好家や投資家に向けて、スコットランドのボトラーであるキングスバリーや、コニャックのボールジローなどを公開する予定だ。UniCaskの想い|樽資産を持つ愉しみ高価な樽でも「小口」単位で所有することで樽の購入費用を抑えることができる。樽購入者は、アプリでいつでもサンプルリクエストやボトリングオーダーが可能。個人で購入するには高価な一樽を100分の1に小口化し購入ハードルを下げたこともUniCaskの特徴で、小口樽は予めボトリングの日程を決定した上での販売を行なっている。例として、容量約200リットルのバーボン樽の100分の1換算。いわばウィスキー愛好家たちが行なっているカスクシェアの様なイメージである。また、アプリを実装したことで、ゲームコミュニケーションの要素もあり、保有者同士がウィスキーを見せ合う「大人の遊び場」としてファンを中心に投資家などが集まりやすい環境を構築している。 これまで、ウィスキー樽は投資商品としても“非公開”の様な存在であったが、NFT上場させることで公開株のように誰もが購入できる環境を整備したUniCask。誰もが持つことができる権利の様な存在になれば、ウィスキー人気は一気に世の中に広がり、結果的にウィスキー好き人口も増加する。また、これまで知る人ぞ知る“ウィスキー樽の売買”が一般化することで、ウィスキーとの向き合い方も単なる嗜好性から、ビジネスを産むなど多角的な捉え方もできる。つまりウィスキー樽とデジタル技術を掛け合わせることで、新たなエコシステムや新たな経済圏が生まれるきっかけになる可能性もある。株式会社UniCaskhttps://unicask.jp/クリス ダイ株式会社UniCask共同創業者。Accentureのコンサルタント、BitcoinとEthereumの初期の投資家の一人。ウィスキー好き。ブロックチェーンや分散型ビジネスの研究プロジェクトに参加。「ネクストブロックチェーン」(日本経済新聞社)の共著者。「Blockchain and Crypto Currency」(Springer)の共著者。2004年にスタンフォード大学で管理科学と工学を専攻し、B.S.を取得。

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  • スクスク育つ牡蠣に会いに行く

    海の畑と呼ばれる養殖に最適な三陸の海育った牡蠣は重いので、クレーンで引き揚げる。日本で見られるリアス式海岸は遥か昔、起伏の激しい山地が海面の上昇や地盤沈下によりに海面に没したことで形成された。海面よりも上に残された陸地が、複雑に入り組んだ湾や島を創り出したのだ。氷河が形成した北欧のフィヨルドとは、生まれた背景が違う。日本列島はどこも起伏に富んだ姿をしているのでリアス式海岸は各地に存在する。その中でも、宮城県北部から岩手県にかけての広範囲にわたる三陸海岸は、海岸線が複雑に入り組んでいるため、多くの観光客の目を愉しませる風光明媚な光景が広がっている。さらに漁業はもとより、養殖や水産加工が盛んなことでも有名だ。リアス式海岸はその成り立ちから、海への間口が広く湾岸の奥が浜辺になっている。湾は小高い山に囲まれているのでの影響を受けにくく波が穏やか。そして浜から少し離れただけで深くなるうえ、海を囲む山からは豊かな養分が海へと運ばれるため、海は豊富な栄養分を蓄えている。初回は、そんな三陸海岸で育った海の逸品を厳選してお届けしたい。生産だけでなく加工から管理、販売まで行う6次産業浮き玉の沈み方を見ながら水中にある牡蠣の成長を量り適度な深さへ調整しながらベストなタイミングで水揚げする。三陸自動車道を河北ICで下り、北上川に沿って海を目指すと、車窓を流れる風景は大きな建造物が見当たらず、空の広さが滲み入るように感じられた。30分ほど走ると目の前には小さな岬に抱かれた、典型的なリアス式海岸の風景が見えてくる。今回訪れた「株式会社海遊」は2011年、今では「日本一有名な漁師」と称されるまでになった、伊藤浩光さんが設立した。牡蠣やムール貝などの養殖場と加工工場がある宮城県石巻市の雄勝湾は、東日本大震災の影響もあり、周辺に商業施設がほとんど見当たらないが、それは逆に海の環境に悪影響を与えるものが少なく、代わりに周辺に広がる自然豊かな大地から、川を介して栄養分が海に注がれることを意味する。さらにミネラルを多く含む水が、雄勝湾の底から湧き出ている。そのためここで育つ牡蠣やムール貝には、よく栄養がいき渡っているのだ。左/水揚げされた牡蠣は1個ずつバラした後、高圧洗浄を行う。その後、自動選別機にかけ減菌海水に22時間以上入れて浄化し鮮度を保つ。その後出荷するために加工が行われ、消費者の元に届けられる。右/ホタテの貝殻に牡蠣の種をつけるのではなく、専用のバスケットカゴに稚菌を入れ、放し飼いのような状態で育てる方法も実践。「新しい水産ビジネスを示すために、様々な挑戦を実践してきました」と伊藤さん。そのひとつが豊かな海を舞台とし、水産業の6次産業化を試みたこと。これは生産(1次産業)、加工(2次産業)そして販売(3次産業)までを行うことだ。1次+2次+3次で6次になるという意味で、生産からお客様の元に届くまで責任を持って管理することを指している。これにより安心・安全で美味しい商品を、リーズナブルな価格で提供することができるようになった。さらに知識と経験に裏付けされた独自の牡蠣生産法も行なっている。それは「中層延縄養殖法」と呼ばれるもので、深い水深を誇る雄勝湾に適した方法である。まず水深2mほどの海面下に桁網を張れるように浮き玉を調整。そこから牡蠣の幼生が付着した原盤が水深5m以上の深さまで沈むように、長さを調整した下げ綱を吊り下げる。こうすることで菌が多く生息する上層部ではなく、中層で牡蠣を養殖できるわけだ。この養殖方法は上層部で養殖する筏と比べると菌の影響を受けにくいだけでなく、牡蠣の原盤が海表面の動揺に左右される心配が少なく、台風や高波といった災害に強い。おかげで良好な成長を促してくれ、年間を通じて安定した供給量が確保できる。その一方、常に浮き玉の状況を確認しなければならないため、手間がかかる。だが、伊藤さんが掲げた「食卓が笑顔で彩られるようなサービスや商品を提供する」という理念のため、汗を流すことを怠りはしない。このような環境下で、愛情を注いで育てられた牡蠣は旨味や塩味が濃く栄養満点。プリプリとした肉厚の食感も、一度味わえば病みつきになる。世界最高水準の管理体制も実施されているので、安心して口にできるのも嬉しい。厳選!牡蠣&ムール貝ミネラル豊富な雄勝湾の旨味が凝縮。旨味だけでなく栄養もたっぷりと含んだ三陸育ちの牡蠣と、輸入物とは比べ物にならない濃厚でジューシーな味わいが楽しめるムール貝。どちらも一度口にしたら忘れられない食の逸品。家庭で手軽に食べられる加工済みだ。牡蠣ぽんレンジで簡単に調理完了。お酒のお供にも最適商品名:牡蠣ぽん 3袋セット価格:3,300円(税込)商品の詳細はこちら夢牡蠣フライ揚げるだけで本格的なレストランの味が堪能できる商品名:夢牡蠣フライ 2袋セット価格:4,000円(税込)商品の詳細はこちら三陸ムールフライ一度食べれば誰もが虜に。他にはない味わい商品名:三陸ムールフライ価格:3,500円(税込)商品の詳細はこちら蒸しムール貝水揚げされた国産ムール貝を最高の鮮度で浜蒸しにした逸品商品名:蒸しムール貝 500g2袋セット価格:3,000円(税込)商品の詳細はこちら三陸ムールのカンカン焼きセットアウトドアでも楽しめる直火可能な缶とともに届く商品名:三陸漁師のカンカン焼き 牡蠣12個セット価格:5,000円(税込)商品の詳細はこちら※こちらは男の隠れ家2023年6月号より一部抜粋しております

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  • 人生を豊かにする鞄【Cavallo for the blue ダレスバック】

    ダレスバックの由来と特徴ARTPHEREの定番モデルであるダレスバックダレスバッグという名称は、アメリカの政治家ジョン・フォスター・ダレス(1888~1959)が1951年、国務長官時代に来日した際使用していたことから世に広まったとされている。ダレスが持っていた鞄は、ハンドルが一本手で前胴側に向かってベロが付いた口枠鞄。マチはそれほど大きくなく、ブリーフケースとしての用途のものであった。ダレスバッグの特徴は、マチ側にあるヒンジを軸に大きく開口する口枠式であること。そして、2つのフレームが上下に重なって閉じる構造であることがポイントだ。つまり、開閉時にマチが変形することを想定した設計が必要である。口枠を包むように革や生地をピッタリと貼り合わせる熟練の技術や、開口時の動きにも耐えうる整ったマチを作る技術が求められる。また、ダレスは口枠の周辺にハンドルが付属するため、重い荷物を詰めこんで負荷が掛かることも想定した口枠と鞄全体の強度やバランスが重要である為、高い技術力が必要とされる。上品さとカジュアルさをあわせ持つ3種類のダレスバック。左から「ブリーフタイプ」、「リュックタイプ」、「ショルダータイプ」。3種類のダレススタイルがリリース。ビジネスシーンでは必須の「ブリーフタイプ」、コンパクトにデイユースできる「ショルダータイプ」、そしてオンオフ問わずに使いまわせる「リュックタイプ」だ。いずれもメインの素材には廃棄魚網をアップサイクルした素材を使用しており、軽量で、且つ耐久性が非常に高いため、厳しい環境下でも気にすることなく使用できる。ダレススタイルの開口部には、アートフィアー製品の特徴であるクイックオープン機能を採用。ワンタッチ錠とフレームの働きにより開閉するアクションが少ないため、開閉の煩わしさがなく片手アクションもしやすい。また、上品なダレススタイルとアップサイクルされた素材の採用により、ビジネスフォーマルからカジュアルな装いにも合わせやすいシリーズである。アップサイクルを行う”ALLIANCE FOR THE BLUE”の取り組み一般社団法人ALLIANCE FOR THE BLUEは、「企業と生活者の共創による、海の豊かさを守る商品づくりと持続可能な仕組みづくりを実践することにより、めぐみ豊かな海を次世代に引き継ぐ」ことを目的に活動している。日本一の鞄生産量を誇る“鞄の街”豊岡市は「海の恵みと暮らすまち」。豊岡鞄は未来に美しい海を繋ぐため「Product for the blue」に参画し、廃棄される漁網再生生地を利用した鞄を送り出す。北海道の道東エリアで回収した廃棄漁網を活用し、ごみの分別や洗浄などを経て、原料となる再生ペレットを製造。製糸、織布の各過程をアライアンスに加盟する複数企業の協働を経たのち、豊岡鞄認定企業により鞄へと生まれ変わっている。「Product for the Blue」は、”廃棄される漁網再生生地を利用し、付加価値をつけて製品として生まれ変わらせるリサイクルを行う”、ALLIANCE FOR THE BLUEの取り組みの一つ。これからも安心して長く使える、人生のパートナーとなる鞄を届けていく。【商品詳細】商品名:カバロフォーザブルー ダレスブリーフバッグ価格:45,100円(税込)商品の詳細はこちら 商品名:カバロフォーザブルー ダレスバックパック価格:42,900円(税込) 商品の詳細はこちら商品名:カバロフォーザブルー ダレスショルダー価格:23,100円(税込) 商品の詳細はこちら

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  • 店主こだわりの本が並ぶ書店

    かけがえのない一冊との出会いを演出するセレクトブックストア。今回は主に新刊を取り扱う東京の書店を厳選。それぞれ店主の思いが詰まった魅力的な空間である。【Title】荻窪まったく新しい、けれどなつかしい古民家をリノベーションした建物。新刊書店として息を吹き返した。ありそうでない、よく吟味された本が並ぶ子どもの頃、町の商店街を歩いていると小さな書店を見つけてワクワクしたことはないだろうか。入口の棚には雑誌の最新号が置かれ、奥には本棚がズラリと並んでいる。大型書店のような品揃えではないが、その分、人気の本がよく選ばれている。JR「荻窪駅」から少し離れた青梅街道沿いにひっそりと佇む書店「Title」は、そんな懐かしさを感じつつ、店主の辻山良雄さんが選んだ今読んでおきたいと思える新刊が並んでいる。「普段の自分でいられる楽な場所が良いと思っていました。荻窪は編集者や作家、デザイナーさんなどが多く住んでいて、土地柄なのか、みすず書房や岩波書店の本などがよく売れるんですよ」と辻山さん。もともと2015年7月に閉店したリブロ池袋本店の統括マネージャーだった辻山さんは、その2年前に母が亡くなり、生き方を見つめ直したいと考えていた時期だった。そして2016年1月10日に自分で小さな書店を開いた。「1000坪あるような大型店だと自分だけでは全てを把握できません。ここでは一冊一冊、具体的に売れ方が見えてきます」店に入ると何だか〝美しい〟と感じるはずだ。よく見ると宣伝用のPOPが、極力飾られていないことに気がつく。「キレイに置いておけば、良い本であれば何かを発するはずです。なるべく本の顔を邪魔しないように、お客さんとの出会いを大切にしてあげたいと考えています」店の奥は8席ほどのカフェスペースになっており、コーヒーを飲みながら購入した本を読むのもいい。また2階はギャラリースペースになっており折々の展示を行う。もうひとつ近年の傾向として注目したいのはSNSなどを活用した情報発信だ。ホームページでは「毎日のほん」と題してお勧めの一冊を紹介。さらにツイッターで刊行記念イベントの告知も行っている。しかし何といっても本拠地は〝リアル書店〟である。「本には一冊一冊に違う世界が入っています。ネット検索だと自分でフィルターをつくってしまいがちですが、書店という前段階の広いフィルターがあれば、目的とは全く違う本と出会える機会にもつながります。1時間以上も本棚を眺めているお客さんもいますよ」と辻山さん。あらためて本の魅力の原点を発見できる場所だ。【H.A.Bookstore】蔵前本の制作・流通・販売を手がける床板や手作りの本棚などに温もりを感じられる空間。本作りから流通・販売まで実践するスタイル蔵前はものづくりの匂いのする町だ。雑居ビルの入口に「本」と書かれた看板。何だろうと階段を上ると一室に小さな書店がある。松井祐輔さんが営 む「H.A.Bookstore」である。丁寧に作られた長く販売できる本が並んでいる印象。リトルプレスなど手に入りにくい雑誌も並び、D.Y.I.で手作りした本棚は温もりがあって本と調和している。もともと出版社の経理部や本の流通を担う取次会社で働いていた松井さんは「本の全てに関わりたい」という思いを抱いていた。その一貫として始めたのがこの書店だ。平日は内沼晋太郎さんが代表を務める「numabooks」に勤務しながら、週末など限定でオープンする。「町を歩く人が偶然立ち寄ってくれたりしています。書店の魅力は、リアルな棚があることで不特定多数の本が視界に入ることだと思っています」と松井さん。面白いのはリトルプレスだ。例えば推薦してもらった廃墟や珍スポットを紹介する「八 画文化会館」は知る人ぞ知るインディペンデントマガジン。また松井さん自身もインタビュー雑誌を手がけている。小さな出版社の新刊なども並び、大型書店では見つけにくい良書を発見できる。「本を売ること、作ることに差異はありません」と松井さんは考えている。今後注目したい「本のある空間」のカタチといえそうだ。【歌舞伎町ブックセンター】新宿「LOVE」の本が並ぶバーの壁面に置かれた本棚。書店だと気づかないお客さんも多かった。ホスト書店員が注目を集めた書店2017年10月、歌舞伎町にオープンして話題となった「歌舞伎町ブックセンター」。バーの一角を利用した書店で、「LOVE」をテーマにした本が並ぶ。といっても恋愛だけでなく人間愛やフェニミズムなど選書は幅広い。書店員だけでなく本物のホストも店頭に立つというのも新感覚である。現在、2019年2月の移転に向けて10月7日に一時閉店したが、同じ歌舞伎町で来年リニューアルオープンする予定だ。「歌舞伎町は居心地が良かったんです。多様な人がいるということが本棚にも表れていると思います」と話すのは書店員のひとりである森山さん。山形や岐阜など遠方から足を運んでくれるお客さんもいたそうだ。オーナーの手塚マキさんも元ホスト。若いホストたちに読書をさせて心の幅を広げてほしいと考えていたのが開店のきっかけだ。「本を通じて色々な人の気持ち、感情を知ってほしい。昔は背伸びをして教養のように本と接していましたが、今は素直になりました。本と共に生活することが好きなんだと思います。手に持って運びたい。人に例えるなら電話するのと会うの、どっちが好き? という感じですね」と手塚さんは笑う。書店だと思わずに立ち寄ったお客さんに本を勧めたり、あるいは逆に教えてもらうこともある。本を通じたコミュニケーションの場だ。移転後の取り組みにも注目したい。【往来堂書店】千駄木世の中の面白いが詰まった町の本屋書店の外観。旬のトピックを収集して棚づくりを行う。文脈棚で知られる地域密着型の新刊書店町の書店と聞いて、人が思い浮かべるイメージがそのまま具現化された空間である。店頭に置かれた雑誌の棚が呼び水となり、店内に足を踏み入れると様々なジャンルの本が過不足なく並んでいる。子ども連れの母親やジョギング中の夫婦など、地域の人たちが立ち寄っては本を探している。店長の笈入建志さんは話す。「本を買ってくれる人は一定数変わらずにいます。名のある著者だから売れるわけではなく、読者に近い企画を立てている本が着実に売れているという印象です」同店は文脈棚と呼ばれる棚づくりで知られる。ジャンルではなく、関連する本を笈入さんの感性で並べて出会いを演出している。「例えば世の中で議論になる出来事は、家族や差別、政治など色々な問題と関係しています。埋もれてしまっている地味な本も集めて棚づくりをしたいです。こんな本もあるんだと気付いてもらえれば、またお店に来てくれるきっかけにもなると思います」こうした新刊書店を巡っていると決して流行だけで本を買う時代ではなくなっていると感じる。「本屋に発見を求めてお客さんは来てくださいます。最近は動物の気持ちに関する本がなぜか動いていましたよ(笑)」気軽に書店に立ち寄ってみてほしい。そこには自分の思いもよらない世界が広がっている。【POST】恵比寿海外出版社から輸入した美術書専門店どれも日本では見ることができないような洋書が並ぶ店内。貴重な洋書を手に取って見られる空間閑静な住宅街に木調の白い壁が印象的な建物が佇んでいる。ガラス張りの向こうには本棚があり表紙が美しく見えるように一冊一冊が丁寧に飾られている。恵比寿の海外の美術書専門店だ。古美術書を扱っていた「limArt」の場所に、2013年より代々木の書店「POST」が移転。古書と新刊を扱うようになった。もともと倉庫だったという建物は趣があり、木の温もりあふれる店内は写真集やアートブックがよく映える。「音楽をレーベルごとに聞いて表現を深掘りするように、出版社ごとに本を見ることで発見があるのではと思います」とストアマネージャーの錦多希子さん。並んでいる本はドイツやフランス、アメリカなど主に欧米の出版社から輸入した貴重な美術書ばかり。デザイナーや写真家などがインスピレーションを求めて本を探しに来る。入口の本棚は各出版社ごとの新刊を並べる特集棚になっており、2カ月ごとに入れ替わる。この日はアメリカのサンタフェにあるラディウスブックス社の本が並んでいた。「美術書は手に取って見ていただくことで、初めて紙の選び方や印刷の風合いなどを感じられます。実物を見ることは代えがたい経験になると考えています」近年は純粋に欲しい、贈り物にしたいという一般の人も多いというが納得の本ばかりである。【森岡書店 銀座店】銀座作り手と読者が喜びを分け合う空間この日は日高理恵子さんの作品集を販売。”一冊の本を売る書店” をコンセプトにして2015年5月にオープンして3年が過ぎた。〝一冊の本を売る〟という斬新なコンセプト。期間を定めて一種類ずつ本を並べ、派生する作家の展覧会などを行うというモデルが当時注目を集めた。店内の床面は黄金比になっており、中央のテーブルに置かれた本が非常に際立つ仕掛け。書店かつ、ギャラリーでもある独特の空間に思わず人は吸い込まれる。「日本の出版文化に助けられている感覚があります。斜陽と言われても世界的に見れば日本の出版点数と質はとても成熟しています」と語るのはオーナーの森岡督行さん。書店の役割がここ15年くらいで変わったと感じているという。そのひとつはコミュニケーションの場になったということだ。「本を作り上げた喜びを作り手や読者の人たちで共有してほしいと思っています。本は経験に近いもので、自分たちの気持ちに及ぼす影響も違う気がしています」約1週間に一冊の本を販売、年間で50冊程度を扱う。どれも森岡さんが素敵だと思う一冊だ。「花見のような感覚です」と笑う。そこで作家と読者が集い、つながる。「本は編集や作家、デザイナー、印刷会社など関わる人がとても多い。色々な方とやりとりをすることで自分にも発見があります」誠実に作られた本を、誠実に販売する。その積み重ねが同店の続いてきた理由だと感じられる。【双子のライオン堂】赤坂選者の推薦本が詰まったおもちゃ箱小説家・辻原登さんも選者のひとり。辻原さんの本も並ぶ。本に囲まれた生活を送りたいという思いから赤坂の住宅街、マンションの1階がそのまま書店になっている。選書専門店の名の通り、選者による本が宝の山のように並んでいる。人文系の本が多いだろうか、しかし選者自体の名前は一見わかりづらい。「あまり押し付けがましくしたくないんです」と話すのは店主を務める竹田信弥さん。念のため、思想家の東浩紀さん、批評家の山城むつみさん、小説家の絲山秋子さんなどが選者として参加している。希望として「100年後も残る本を選んでほしい」と伝えた。もともと高校2年生の時にインターネット古書店を営んでいたという竹田さん。大学を卒業して会社に2年半勤務したが本への思いが断ち切れず、3年目に独立した。「本に囲まれた空間をつくりたかったんです。本を中心に生活が回ればと考えていました」書店では月に5~6回の読書会も行っている。例えばドストエフスキーの5大長編を読むといった課題を決めて、集まった人で感想を交換する。20代から60代まで参加者の年齢層は幅広い。最近は読むだけでなく本をきっかけにして、人と関わることを楽しんでいる人々も多いのである。では本が好きな人の理由とは何だろうか。時としてそれは自身のモチベーションになったり、知的好奇心を刺激したり、つまり「僕たちは本に萌えているということですね(笑)」と竹田さん。※こちらは男の隠れ家2018年12月号より一部抜粋しております

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  • やきものの里探訪【益子焼】

    濱田庄司によって見出された益子焼。土のざっくりとした質感に、柿釉などの釉薬を使った素朴な味わいが特徴だ。栃木県南東部の、周囲を豊かな自然に囲まれた陶芸の里・益子町には、今もたくさんの工房が点在している。濱田庄司と民芸運動により益子焼が一躍脚光を浴びる栃木県芳賀郡益子町。他の古窯と比べると新しく、新たな作家や技法も受け入れている。「陶芸の里・益子は大正期の濱田庄司の出現で大きく変わりました」というのは、益子陶芸美術館の松﨑裕子さんだ。それ以前の益子は、日用雑器の産地だった。嘉永6年(1853)、笠間で製陶技術を学んだ大塚啓三郎が黒羽藩の許可を得て築窯、作陶を始めた。そして明治時代になると民窯へと発展した。「主に土瓶や甕、すり鉢などの日用品が作られていました。大都市・東京から約100㎞圏内にあるため、次第に東京向けに販売されるようになりました」益子焼の名を一躍有名にしたのは濱田庄司だ。大正時代末期から、柳宗悦、河井寬次郎らと、日本の雑器を「民衆の工芸」と呼び、「用の美」を賞賛して、民芸運動を起こした。濱田は益子の土が作風に合ったことなどから、昭和5年(1930)に益子に定住した。「益子で取れる土は必ずしも最良の陶土ではなかった。その魅力を引き出したのは陶芸家としての濱田の力量。濱田庄司は益子の土と釉薬を洗練させて、益子焼の名を高めました」と松﨑さんは話す。肉厚のざっくりとした質感、柿釉や黒釉、糠白釉などによる素朴な味わい、流し掛けの技法など、今日の益子焼の特徴は濱田庄司が引き出したといってよい。現在は城内坂周辺に昔からの窯元が残るが、約500の工房の多くが個人作家として活躍している。「古窯と比べて歴史が浅く、民芸運動の熱気が残る益子は、新しい作家を受け入れるのに寛容です」最近では伊藤剛俊、山野辺彩など、益子の伝統に縛られることなく、オリジナリティあふれる作風の作家が活躍している。窯元【濱田窯】濱田庄司が開いた窯として知られ、三代目が伝統を守りつつも新たな個性を見出す濱田窯を継いでいる三代目の濱田友緒さん。造形に塩釉と赤絵という三代目のオリジナリティ益子の街の中心部から少し離れた高台に、濱田庄司が窯を築いた濱田窯がある。現在、濱田窯を継いでいるのは三代目の濱田友緒さん。今年89歳になる二代目の晋作さんも卒寿記念の作陶展を開催するなど健在だ。ここにはほかに職人が5人。友緒さんは陶芸作家であり、濱田窯で制作する器のデザイナーでもあるという。友緒さんが濱田家三代それぞれの違いを説明する。「祖父を太陽とすると、父は近すぎて明るかったり眩しかったり。僕は地球の位置で距離感がちょうどよかった。祖父は僕が10歳まで付き合ってくれ、やきものを作る喜びを教えてくれました」祖父に似てプラス思考という友緒さん。祖父の薫陶を受けて3歳から陶芸を一生の仕事と決めた。そのために何をどうするかと考えた末、造形力を磨くために多摩美術大学で彫刻を学んだ。「父の代までは民芸という思想の縛りがありました。私は職人の技法に造形感覚を加えています。今までやっていない仕事や技法を、疑問符を付けて、肯定するか否定するか。一つひとつを見直して加えたり、変えたりしています」祖父や父とは違う個性をダイナミックな造形に見出し、さらに現在は赤絵と塩釉に取り組む。赤絵には「益子の重厚な器に、明るさ、軽やかさのある赤絵で表現する面白さ」を感じている。塩釉は庄司がドイツの技法を取り入れ、日本で初めて行った技法である。高温の窯の中に塩を投入すると、塩がガラス質に気化、陶器の柚子肌に付着して独特の風合いを生み出す。「呉須と鉄の色が変化に富んだ色となる、藍色系の作品も作っています。薪の赤松によって柔らかみと渋みが生まれるんです」不易流行。伝統を守りつつ新たな個性を追求する姿勢に、益子焼の進化を垣間見る。窯元【大誠窯】江戸時代から150年以上の歴史を有し、大きな登り窯で伝統的な益子焼を焼く蹴ろくろを使って器を制作中の大塚誠一さん。柿釉、黒釉、飴釉、糠白...益子焼らしい器に出会う幕末の文久元年(1861)に創業した老舗窯元だ。城内坂に面して販売店、奥に工房があり、益子でも最大規模の登り窯を持つ。七代目の大塚誠一さんは、「昔ながらの益子焼をイメージしたやきものを焼いています」と話す。益子で採掘された土、近郊の木を焼いて作る釉薬などを使い、現在も全ての陶器を登り窯に入れ、昔ながらの赤松の薪による焼成で作っている。店内に並ぶ陶器は、柿釉や黒釉、飴釉、糠白などの伝統的な釉薬の器が多く、昔ながらの益子焼らしい作風を残している窯元だ。「益子焼はぽってりとした、温かみのあるやきもの。洗練されてないかもしれませんが、田舎っぽさがいい味わいを出しています。今は伝統的な窯元だけでなく、若い作家も移住してくるので、濱田庄司の引力は凄いと思います」伝統を受け継ぐ作家としても注目したい七代目である。窯元【道祖土 和田窯】伝説の合田陶器研究所の志を受け継いで伝統と現代を調和させた新ブランドが誕生①焼成はガス窯を使用。②益子の伝統的な釉薬とモダンなデザインが融合した、使い勝手の良い器。③現在は「ギャラリー陶庫」のプロデュースで制作。城内坂通りにある同店で販売している。④窯長の伊藤浩二さんは「作家というより職人です」と語る。伝統的な釉薬6種類を使い現代風の食器を制作伝説的な陶芸家・合田好道と、弟子・和田安雄の志を受け継いだ窯元。伝統的な釉薬6種を使いながら、新しい感性でデザインした器を作陶している。一番人気は青磁の色をした益子青磁。ほかに糠白釉、黒釉、並白釉の3種類の釉薬を水玉柄にしたデザイン、合田好道の代表的な技法を生かした「刷毛目」シリーズも人気がある。窯長の伊藤浩二さんは「伝統的な釉薬を使って、時代に合うものを作る。そのバランスを大事にしています」と話す。窯元【わかさま陶芸】素朴でナチュラル感のある生成りシリーズなど現代人の感性に合った器を作る①工房では若い職人さんが働いている。②若い人の感性に合ったデザインの器が多い。③しのぎの技法を使った壺。④若林健吾さんは当初、公募展向けにざっくりした荒々しい質感のオブジェを作っていたが、制作した器が評判となったため、器の工房を造ったという。益子の土と釉薬を使いスタイリッシュな器を制作若林健吾さんは、九谷焼の技術研修所で研修後、加守田章二への〝憧れ半分〟で益子に移住した。益子の土をブレンドして使用し、釉薬も益子の伝統的な黒釉、糠白釉、益子青磁釉を使っている。そして益子焼の伝統にこだわりつつ端正な造形、きれいな色彩の器を制作。粘土の粗さを生かした素朴でナチュラル感のあるkinari(生成り)シリーズは人気がある。「しのぎや絵を入れて、ハンドメイドの良さが残るような器を目指しています」と若林さんは語る。※こちらは男の隠れ家2018年10月号より一部抜粋しております

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  • 小さな秘密基地を造る裏技。

    秘密基地”と聞いてワクワクするのは子供ばかりではない。大人だってそれは同様だ。ただ大人の場合は、日々の生活の中でそれが「ホッとする」場所になるということ。心身共にリセットして明日からまた頑張ろうといった活力も湧いてくる。そして“秘密基地”は小さい方が良い。ジャストフィットな心地良さに身を委ねてみたい。1. マンションの限られたスペースに造った中2階ロフト風の小さな「こもり部屋」東京都 日髙邸63㎡の2LDKのスペースを全てスケルトン状態にして1LDKに変更。左端が“通り庭”。玄関扉を開けて足を踏み入れると、まずはマンションとは思えない土間空間に驚かされる。さらに足元照明に導かれるように奥へと続く〝通り庭〞風の廊下。「京都の町家や通り庭の雰囲気が好きなので、その要素を取り入れたいとデザイナーに相談したんです。ほかにもリノベーションだからこそ実現できたオリジナルの工夫が色々あります」と話す日髙佳祐さん。黒壁のほの暗い〝通り庭〞を抜けて広がるのは明るいリビングダイング。そこは、訪れるゲスト誰もが思わず声を上げてしまう開放感と空気感に包まれている。アカシアの無垢材の床やカウンターキッチン、そしてリビング横にはロフトを造りつけた壁のない寝室ゾーン。実はこの中空に設置された上段のロフトこそが日髙さんの小さな秘密基地なのだ。一見すると収納スペースのようだが、部屋としての機能を重視し、座ってくつろげるよう天井の高さも考慮。本棚を設置して好きな本をずらりと並べ、ここで読書に耽る時間が何より楽しいと日髙さんは笑顔を見せる。時に飼い猫が寄り添ってゴロリと昼寝をするのも至福のひと時。キッチンに立つ奥さんともすぐに目線を合わせられる距離感も悪くないという。ちなみに愛猫が駆け巡れるようキャットウォークの造りも部屋の随所に施されている。また、ロフト下段のベッドスペースは、リビングよりも床を一段下げてやや深さを持たせた空間に。「洞窟のようにこもれる感じがとても心地良いんですよ(笑)」1LDKの空間はあえて壁などで仕切っていない。しかしそこには、こもる感覚の秘密の場所と、温かな家族の一体感が共存している。2. LDKの片隅の小さなスペースに造った趣味の“モノ”であふれるワークスペース東京都 松丸邸キッチンカウンター越しに見たワークスペース。右側は趣味のコーナー、左側は仕事用のパソコンコーナー。狭い空間を上手く利用。扉を開けた瞬間、どこかのショップ(!?)に迷い込んだかと錯覚するほどのインパクト。古いマンションの外観からは想像できない、ポップで存在感のある空間がそこに広がっていた。念願の土間空間にしたエントランスには、自転車やフィギュア、カラフルなスニーカーなどがずらり。お気に入りのモノを飾るためだけに棚を造り、ガラスケースなどを設置したというが、そのディスプレイセンスは見事だ。そしてそのワクワク感はさらに部屋の中へと続いていき、パソコンを設置したワークスペースにも彩られている。カウンターキッチンの向かいに造ったそこは、仕事と趣味を楽しむ松丸さんのとっておきの秘密基地。90㎝四方のパソコンスペースは体の大きな松丸さんにはちょっと狭そうだが、「座るとなぜか収まりが良くて妙に落ち着くんですよね」と笑顔を見せる。右隣にも机と棚を置き、フィギュアやけん玉コレクションの指定席に。古いパソコンはインテリアのひとつだという。実はこのワークスペースは、浴室とウォークインクローゼットの間を利用したデッドスペース。2つに区切られ、しかも奥行きに段差があるのは構造上の問題なのだ。「でも、この小さな空間の集まりが遊び心をくすぐり、フィギュアなどを飾るにはもってこいなんですよ」3. ひとりの時間をゆっくり楽しむための大人の雰囲気に満ちた静かな隠れ家東京都 T.O 邸小さな窓を南北面に設けたことで、明るさを確保すると同時に入ってくる光も部屋の演出にひと役買っている。築43年の古い二世帯住宅の建て替えに伴い、一部を切り離したことでスペースが空き、その空間を利用して隠れ家的なミニ書斎を造ることができたT.Oさん。設計会社にお願いしたのが「書斎として利用するためにカウンターデスクや本棚、ロフトへの階段など、部屋の統一感を出してほしい」ということだった。さらに、古さと新しい素材を上手く溶け込ませるために塗装には特にこだわったのだと言う。そのため、壁の色は何度もやり直し、ようやく写真に写る深みのあるブルーに落ち着いた。ただし、2世帯住宅を分けたことで理想の個人的スペースを確保できたのは良いのだが、収納スペースが母屋側にあったため、それがほぼ無くなってしまった。そこでこの書斎スペースにロフトを設けて一部を収納スペースに割くことにした。おかげでロフトにテレビを置き、趣味の写真をモニターできるスペースも確保できた。「その際に天井を抜いて露わになった古い梁を活かし、机や本棚、ロフトへの階段も着色して古民家風な雰囲気を出しました」とT.Oさん。ざっくりとした素材感のある雰囲気が好みだったので、床にはウォルナットの無垢材を使用し、カウンターデスクと本棚も床材と統一した仕上げで隠れ家的な空間を目指した。「落ち着けるスペース、非常に快適な空間になりました」。4. ガレージ奥のスペースを仲間との語らいの空間に埼玉県 中島邸ガレージの奥の小さな空間が秘密の隠れ家スペース。のどかな田園風景の中に突如現れるアーリーアメリカンな一戸建て。大工でもある中島一弥さんが自ら手がけた秘密基地は、そのガレージの奥にある。「とにかく車とバイクが大好きで、愛車たちを眺めながらくつろげる場所が欲しかったんです。ホントは自分だけの密かな楽しみのスペースにしようと思ったんですが、仲間たちが集まることも多く、共通の話で盛り上がる語らいの場にもなってますね(笑)」と中島さん。ブルーグレーの木の壁がお洒落な2畳ほどのスペース。真ん中にアンティーク調のストーブを設置し、それを囲むように枡形のウッドテーブルを配した。そして折りたたみ式チェアやランタン、お気に入りのアメリカ雑貨などをセンス良くディスプレイ。居心地は良さそうだ。「キャンプのように火を囲む雰囲気ですね。ここでコーヒーを飲みながら車と共に過ごすのが何より至福の時間なんです」と話す。愛車はボルボ240 、エルカミーノ、ワーゲンバス、ハイラックスキャンピングカーなど6台。バイクはハーレー、アイアンショベルX L C H 、エボリューションなど6台を所有する。「車ありき、ガレージありきで造ったまさに趣味の秘密基地です」5. 趣味に没頭するための空間造りにクールなメタル素材の仕切りが活躍神奈川県 Yoshiki邸エキスパンドメタルの仕切りを施した、アメリカの倉庫街を思わせるクールな雰囲気のワークスペース。空間を広く見せるだけでなく風通しもいいのが特徴。仕事や読書をするなどはもちろん、趣味のDIYなどの作業もここで楽しんでいる。二ューヨークのアパルトマンを思わせるクールなインテリア。まさに男の秘密基地というイメージにふさわしいこの収納&ミニ書斎は、網の目が美しいエキスパンドメタルの仕切りを設置したことで、自分の理想の形を実現した。玄関からネイビーブルーの中扉を開けてリビングダイニングへ。この小さな秘密基地は扉のすぐ右手にある。ほぼスケルトンの状態から室内全体をリノベーション。最初はこの部分には何も造らず、可動式のクローゼットを自分でD I Y しようと考えていたというYoshikiさん。「空間を自由に使えるようにと思ったんですが、ちょっと洒落た遊び心を加えたくて、見せる収納プラス書斎ができないかと設計士さんに相談したんです」と語る。ガラスで仕切る部屋などを設計士に提案してみたものの、ガラスに人が映り込むのが気になる、収納が丸見えになる......などの理由で不採用に。結果、勧められたのが圧迫感のないエキスパンドメタルだった。この素材は風通しも良く、適度に目隠しになる。明るさも確保できるので狭い部屋にはもってこいだった。「見た目の格好良さも気に入りましたね。それに合わせて内部は自分でデスクや棚板をDIYで設置。余っていたリビングの床材を使いましたが、簡単に交換できるようにしたので作業するのにも楽です」収納は天井いっぱいまで使えるように工夫した。見せる収納を意識して、キャンプ道具や雑誌などがきっちりと収まっている。「この空間に合うよう椅子にもこだわり、欲しかったジロフレックスを購入しました。見た目の良さはもちろん、座り心地が抜群。いつまでもこの場所にこもっていたくなる理由はこれにもあります(笑)」※こちらは男の隠れ家2018年3月号より一部抜粋しております

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  • 「飾り」のない世界は味気ない【錺之-KAZARINO-】マネークリップ

    京都で約50年間、仏壇や神社仏閣を「飾る」金具である”錺金具”を作り続けている「錺之-KAZARINO-」。”錺金具”とは、お寺や神社、仏壇仏具、神輿や刀装具などを飾るための金具であり、繊細かつ煌びやかな装飾(彫刻など)が特徴だ。錺金具の役割は、高い装飾性により、取り付けられた建造物の美しさを引き立てること、また建造物の補強や保護の機能も果たす。錺金具の「飾る」という力で人を幸せにしたいという思いから、その技術を使って普段の暮らしの中で楽しめるものを創り出している。自分を「飾る」、空間を「飾る」錺之-KAZARINO-」が作る錺金具。「どちらの「飾る」にも人の自信を生みだすエネルギーや気分をわくわくさせる力がある。「飾る」ことの先にはいつも楽しさや前向きな未来がある。目で楽しみ、実際に使用し、親しみを持ってもらうことで、気持ちを高めたり、自信を生み出す手助けとなればいい」、と語る代表の竹内さん。高級感あふれる金属の艶に錺金具ならではの「飾り」の持つ力で、お客様を自然と笑顔にし、自信を満ちさせていくことが「錺之-KAZARINO」のミッションである。錺之のものづくり錺金具で培われてきた伝統的な技術は廃れることなく、機械生産と組み合わせることで活躍の場を広げる。「錺之-KAZARINO-」は、長年培った伝統的な技術に機械の生産性をかけ合わせた、手仕事×機械仕事のものづくり。正確ながらも手仕事が生み出す風合いを大事にしながら現代の技術も取り入れることで、温かみを感じる上質な品となる。日本の美を感じる煌びやかなマネークリップ男の隠れ家PREMIUMにて取り扱いのあるマネークリップ5種。小さくとも目を引く洗練された逸品。このマネークリップは神社仏閣等を飾る錺金具の技術を基盤に作られた逸品。美しい日本を感じさせる控えめながらも上品な柄に併せて、アクセサリーのような艶やかな輝きも持ち合わせている。単なるお札をまとめる道具ではなく、ファッションの一部として楽しめるだろう。スーツなどのかっちりとしたスタイルにも非常によく合い、スマートで個性的な印象を与えることができる。ビジネスシーンでも違和感のないデザイン。デザインだけではなく機能や素材にもこだわりがある。最大15枚のお札が収納可能だが、本体がとてもスリムな構造のため、ポケットに入れていても膨らまない。挟む部分も太めなので、お札がきっちりと固定されるのだ。クリップの曲線はお札の出し入れをスムーズにするために設計されている。大きな財布を持ち歩く必要性もないため、ふらっと出かける時にもこれがあれば便利だ。リン青銅の経年変化の様子。素材はリン青銅を使用。バネ性に優れているため、マネークリップ特有のゆるみが起こりにくいのも嬉しい点。リン青銅は使い込むことで表面が酸化し、独特な味わいが表れてくる。使用を続けることで自分だけの色艶に育てていく楽しみも生まれるだろう。最初の高級感溢れる光沢を楽しみ、手に馴染んだ頃には自分だけの逸品へと変化する。また、リン青銅は抗菌性があることが認められており 、経年変化により変色しても抗菌効果は持続するといわれている。※銅合金の抗菌性については、2008年3月米国環境保護庁(EPA)により「銅、真鍮、青銅などは人体に有害な致死性のある病原体を殺菌し、公衆衛生に効果がある」と認められており、450種以上の銅合金が抗菌性表示の許可を得ていますマネークリップの閉まり具合が緩くなれば対応してもらえる保証制度が整っているのも魅力のひとつだ。購入者には末永く楽しんでほしいという願いを込めた錺之の計らいである。(保証制度については男の隠れ家PREMIUM SHOPよりお問い合わせください。)錺之-KAZARINO-ではマネークリップだけではなく、ドアスコープカバーやバングル、スマートフォンケースなどを扱っており、どれもが製作者の熱い思いを込めて、こだわってつくられている品である。まずは是非「マネークリップ」を試してみてはいかがだろうか。【商品詳細】商品名:マネークリップ 全5種価格:9,900円(税込) カラー展開:槌目、さざ波、七宝、青梅波、唐草商品の詳細はこちら

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